ZenFone 8か?ROG Phone 4か?エイスースの次期ハイエンドスマホ「ASUS_I005D」が登場

ASUSTeK Computer(以下、ASUS)の次期ハイエンドスマートフォン(スマホ)の開発コード名「ASUS_I005D*」(*は任意の英字)がベンチマークアプリ「Geekbench」および「HTML5TEST」の結果に登場しています。

Geekbenchでは「ASUS_I005DA」、HTML5TESTでは「ASUS_I005DA」および「ASUS_I005DB」の結果がそれぞれ公式Webサイトに掲載されており、それぞれ未発表の製品であり、最新プラットフォーム「Android 11」を搭載していることが示されています。

またGeekbenchからはMotherboardが「lahaina」となっており、lahainaが先日発表されたQualcomm製チップセット(SoC)「Snapdargon 888 5G Mobile Platform」(以下、Snapdragon 888)の開発コードであるため、Snapdargon 888 5G Mobile Platformを搭載し、内蔵メモリー(RAM)が8GBとなっています。

同社の直近のハイエンド製品における開発コード名はフラッグシップスマホ「ZenFone 7」シリーズが「ASUS_I002D*」、ゲーミングスマホ「ROG Phone 3」が「ASUS_I003D*」となっており、ASUS_I005D*もこれらの次期モデル「ZenFone 8」または「ROG Phone 5」(連番なら次「4」ですが飛ばされるという噂)となる可能性が高いと見られます。

なお、QualcommではSnapdragon 888の発表に際してSonyやSharp、Xiaomi、OPPOなどとともにASUSもSnapdragon 888を採用するメーカーとして名前を挙げており、Snapdragon 888を搭載した製品は2021年第1四半期(1〜3月)から順次発売されるとしています。

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Geekbenchの結果。スコアはシングルコアで1081、マルチコアで3584となっており、ROG Phone 3のシングルコア1000弱、マルチコア3500弱からスコアが向上している

ASUSではスマホ事業の不振によって2018年よりラインナップを絞ってより高付加価値の製品を投入していく計画を継続しており、2019年上期にその路線変更が完了した結果、赤字幅は徐々に減ってきており、そうした中でグローバル市場では2020年はZenFone 7とZenFone 7 Pro、そしてROG Phone 3のハイエンドモデルのみを発売しました。

特にQualcommのSoCにおいてハイエンド向け「Snapdragon 865」のクロックアップ版「Snapdragon 865 Plus」を積極的に採用し、Snapdragon 865 Plusに合わせてZenFone 7シリーズとROG Phone 3を投入する形となりました。

一方でSnapdragon 865 Plusを採用したことによって2019年はZenFone 7シリーズもROG Phone 3も下期に発売となってしまいましたが、このタイミングでベンチマークに登場したことで2021年は上期にハイエンド製品が投入されることになりそうです。

なお、端末情報やUserAgentは利用者が変更することも可能なため、信頼性は必ずしも高くはないものの、HTML5TESTでは中国語(zh-CN)環境で測定していることが示されており、ASUSの製品は中国で開発・製造されているため、開発・製造拠点にてベンチマークが行われた可能性は十分にあると推測されます。

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HTML5TESTの結果。総合スコアは469となっている


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記事執筆:memn0ck


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