docomoが来年4月1日よりMNP転出料を完全撤廃!

NTTドコモは18日、同社の携帯電話サービスから他事業者へ乗り換える際に設定している携帯電話番号持ち運び制度(MNP)の際にかかる携帯電話番号ポータビリティ手数料(いわゆる「MNP転出料」)について2021年4月1日(木)に廃止して0円にすると発表しています。

MNP手数料は総務省の有識者会議においてWeb受付時無料化の方向性が示されていましたが、今回、NTTドコモではWeb窓口(My docomo)に加え、店頭(ドコモショップなど)や電話窓口(ドコモインフォメーションセンター)においても廃止することにしたということです。

また今月12月3日に発表された新料金プラン「ahamo」について当初、サービス開始時には既存のギガプランなどの料金プランから移行する場合に他社へのMNPと同様の手続きが必要で、2021年5月よりMNPの手続きなしのプラン変更で簡単に手続きできる予定としていましたが、サービス開始時からMNPの手続きなしのプラン変更が可能になると案内しています。

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MNP転出料についてはすでに総務省が示した「アクション・プラン」に基づいてソフトバンクが2021年春よりWeb窓口「My SoftBank」および「My Y!mobile」だけでなく、店頭(ソフトバンクショップやワイモバイルショップなど)やコールセンターを含むすべての受け付け窓口において撤廃することを発表していました。

今回、NTTドコモでもこれに続いて2021年4月1日に同様にオンラインだけでなく、店頭およびコールセンターでも撤廃されます。これにより、2021年4月1日以降にMNP予約番号を取得してMNPした場合には携帯電話番号ポータビリティ手数料がかかりません。なお、総務省のではWeb受付時は原則無料、店頭でも1,000円以下へ減額の方向性が打ち出されていました。

窓口現在2021年4月1日以降
Web窓口(My docomo)3,000円(税抜)0円※3
店頭(ドコモショップ)
コールセンター
(ドコモインフォメーションセンター)
※1 携帯電話番号ポータビリティ手数料は3,000円(税抜)。2019年9月30日までに提供している料金プランを契約の場合の手数料は2,000円(税抜)。
※2 2021年3月中に提供開始予定のahamo契約の場合については今回の廃止前においても携帯電話番号ポータビリティ手数料はかかりません。
※3 2021年4月1日以降にMNP予約番号を取得し、MNPを利用してNTTドコモを解約された場合。2021年3月31日(水)までにMNP予約番号を取得し、2021年4月1日(木)以降にMNPを利用してドコモを解約された場合は3,000円(税抜)の携帯電話番号ポータビリティ手数料がかかります。

またNTTドコモの既存の利用者が2021年3月に提供予定のahamoへ移行する場合についても当初は2021年5月まではMNP手続きが必要で、それらに関わる手数料は請求しないとしていましたが、当初の発表を変更してサービス開始時からMNP手続きの必要なくプラン変更が可能になるということです。

なお、プラン変更であってもドコモショップなどの店頭では受付せず、専用Webサイト( https://www.ahamobile.jp/ )経由で変更する形となりますが、dアカウントを利用して簡単に移行できるということです。なお、NTTドコモでは今回の変更についてシステム変更の都合がついたためとしています。



記事執筆:memn0ck


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