エイスースの次期ゲーミングシップスマホ「ROG Phone 5」と見られる未発表製品がEEC認証通過!写真はROG Phone 3

ロシアやカザフスタンなどのユーラシア経済連合の管理組織であるユーラシア経済委員会(Eurasian Economic Commission;EEC)は1月27日(現地時間)に未発表のASUSTeK Computer(以下、ASUS)製スマートフォン(スマホ)「ZS673KS」(Notification number: RU0000051432)が1月21日付で認証を取得したことを公開しています。

すでに紹介しているようにSnapdragon 888 5G Mobile Platformを搭載した次期ゲーミングスマホ「ROG Phone 5」(仮称)と見られる「ASUS_I005DA」および「ASUS_I005DB」(ともに開発コード)がベンチマークアプリ「Geekbench」および「HTML5TEST」の結果に登場しており、ROG Phone 5の型番になるのではないかと予想されます。

台湾メディア「Digitimes」では複数の業界関係者からの情報としてROG Phone 5を3〜4月に発売する計画で、例年よりも早い時期にROG Phoneシリーズを投入することでASUSでは不振の携帯電話端末事業を好転させることをめざしているとしています。なお、現行モデルは「ROG Phone 3(型番:ZS661KS)」なので次は「4」ですが、中国や台湾などで縁起が悪い数字ということで飛ばされるという噂です。

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ASUSではスマホ事業の不振によって2018年よりラインナップを絞ってより高付加価値の製品を投入していく計画を継続しており、2019年上期にその路線変更が完了した結果、赤字幅は徐々に減ってきており、そうした中でグローバル市場では2020年は「ZenFone 7」と「ZenFone 7 Pro」、そしてROG Phone 3のハイエンドモデルのみを発売しました。

特にQualcommのSoCにおいてハイエンド向け「Snapdragon 865」のクロックアップ版「Snapdragon 865 Plus」を積極的に採用し、Snapdragon 865 Plusに合わせてZenFone 7シリーズとROG Phone 3を投入する形となりましたが、一方でSnapdragon 865 Plusを採用したためにZenFone 7シリーズもROG Phone 3も下期の発売となってしまいました。

こうしたことから販売台数も伸びなかったようで、2021年は上期にハイエンド製品が投入されることになりそうで、早くからベンチマークに未発表のASUS_I005D*が登場するなどしています。なお、ASUS_I005D*もZS673KSも次期フラッグシップスマホ「ZenFone 8」シリーズという可能性もありますが、今年はROG Phoneシリーズのほうが開発が先行しているという噂もあり、ROG Phone 5なのではないかと比定されています。

EECの認証情報からは特に製品につながる情報はありませんが、仮にZS673KSがROG Phone 5である場合にはディスプレイサイズが6.7インチとなることになり、ROG Phone 3の6.6インチから若干ですが、大型化することになります。また末尾が「KS」であるため、5Gに対応していると推測されます。

ZenFone 7やZenFone 7 Proが6.7インチであり、ZenFone 7とZenFone 7 ProがそれぞれZS670KSとZS671KSなので抜けている「ZS672KS」も存在すると見られ、別記事にてまとめていますが、ZenFone 8がZS672KSとなり、6.7インチとなる可能性も出てきたため、ROG Phone 5とZenFone 8は基本設計が共通化される可能性もありそうです。

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記事執筆:memn0ck


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