SIMフリーの縦折りフォルダブルスマホ「motorola razr 5G」を紹介!まずは外観など |
既報通り、モトローラ・モビリティ・ジャパン(以下、モトローラ)が5Gに対応したコンパクトに持ち運びが可能な縦折りフォルダブルスマートフォン(スマホ)「motorola razr 5G」(Motorola Mobility製)のSIMフリーモデル(型番:XT2071-4)を日本市場にて2021年3月26日(金)に発売します。
すでに予約販売を実施しており、価格(金額はすべて税込)はオープンながら市場想定価格および公式Webショップ「Moto ストア」では179,799円となっています。販路は他にも量販店やECサイト、仮想移動体通信事業者(MVNO)が取り扱い、ヨドバシカメラやビックカメラ、ひかりTVショッピング、+Style、e-TREND、MVNOではIIJmio、QTmobileから順次発売されます。
またmotorola razr 5Gは日本ではすでに紹介しているようにSoftBankからも発売され、SoftBank版はeSIMに非対応となっているものの、SIMフリー版はnanoSIMカード(4FF)とeSIMに対応してデュアルSIMデュアルVoLTE(DSDV)で利用できます。本体カラーはPolish Graphiteの1色のみで、別途、+Styleでは限定カラーのBlush Goldを日本独占販売します。
そこで今回は発売に先立ってモトローラよりmotorola razr 5GのSIMフリーモデルの新品をお借りしたのでまずはパッケージを開封して同梱品や外観を写真を交えて紹介したいと思います。なお、紹介するのは通常カラーのPolish Graphiteで、外観はSoftBank版も同じとなっているということです。
motorola razr 5GはMotorola Mobility初のフォルダブルスマホ「motorola razr」の後継機種で、同様に折りたたみ型ケータイ(フィーチャーフォン、いわゆる「ガラケー」)のように縦に折りたたむ形状で、内側にアスペクト比9:21の2つに折り畳めるメインディスプレイ、外側にサブディスプレイを搭載したミッドハイレンジクラスのAndroidスマホです。
日本では久しぶりのモトローラからのミッドハイレンジ以上の製品となります。パッケージは独特な縦に長い箱となっており、底面と側面を止めてあるシールを剥がすまたは切って上蓋を上に抜くようにして開けます。開けるとスタンドのような台にmotorola razr 5G本体と付属品が収納された三角錐のケース「アクセサリーポーチ」が縦に収めされています。
motorola razr 5Gのパッケージに含まれている同梱品一覧。なお、スタンドはパッと見ると一瞬スピーカーのような模様があったりして充電台になるのかなとも思いましたが、特にそういった機能はありませんでした
同梱品はmotorola razr 5Gの本体の他にACアダプター(15W Turbo Power対応)およびUSB Type-C ケーブル、3.5mmヘッドセットアダプターケーブル、DENON プレミアムヘッドセット、SIM取り出しピン、アクセサリーポーチ、スタートガイドなどの紙類となっています。なお、SIMフリーモデルでは購入日より12ヶ月間の日本国内保証とのこと。
折りたたんだ状態の正面にはタッチ操作に対応した約2.7インチSVGA(800×600ドット)有機EL(OLED)ディスプレイが搭載され、モトローラでは「クイックビューディスプレイ」と名付けており、折りたたんだ状態でもメッセージの閲覧や送信、ビデオ通話などが利用できるほか、ジェスチャーナビゲーションによってカメラや各種アプリを起動できます。
開くと約6.2インチ876×2142ドット有機EL/P-OLED(約373ppi)のメインディスプレイが現れます。完全に開いた状態でも若干湾曲しており、画面を消した状態では折り目ははっきりとわかり、タッチ操作をしていても曲がっているのが認識できる感じです。一方、画面を付ければ他のフォルダブルスマホと同様に折り目はそこまで気になりません。
またメインディスプレイやヒンジ部は折りたたみ試験を行っており、20万回の折り畳みに耐えられ、1日100回折り畳んでも5年以上使えるとのこと。サイズは開いた状態で約169.2×72.6×7.9mm、閉じた状態で91.7×72.6×16mm、質量は約192g。防水や防塵には対応していませんが、他のモトローラ製品と同様に撥水仕様となっています。
主な仕様はQualcomm製チップセット(SoC)「Snapdragon 765G 5G Mobile Platform」および8GB内蔵メモリー(RAM)、256GB内蔵ストレージ、2800mAhバッテリー、急速充電(最大15W)、USB Type-C端子(USB 3.1)、IEEE802.11a/b/g/n/ac準拠(2.4および5.xGHz)、Bluetooth 5.1、NFC、位置情報取得(A-GPSなど)など。外部ストレージスロットや3.5mmイヤホンマイク端子、おサイフケータイ(FeliCa)、FMラジオ、ワンセグ・フルセグは非搭載。
カメラは開いた状態の背面にメインカメラとサブカメラが搭載され、メインカメラは閉じた状態の裏面にあり、像面位相差オートフォーカス(PDAF)やレーザーオートフォーカス(LAF)、光学手ブレ補正(OIS)に対応した1/2.0型の約4800万画素CMOS(1画素0.8μm)/広角レンズ(F1.7、35mm換算で26mm)および奥行き測定用のToFカメラのデュアル構成です。
メインカメラはポートレートモードやナイトモードなどに対応し、約4800万画素CMOSは4画素を1つにまとめて暗い場所でも明るく撮影できるようになっています。またサブカメラは閉じた状態の正面にあり、約2000万画素CMOS/広角レンズとなっており、クイックビューディスプレイでセルフィーが可能です。細かなカメラ機能については別途改めて紹介する予定です。
携帯電話ネットワークはnanoSIMカード(4FF)が1つを搭載し、対応周波数帯は以下の通り。少なくともSoftBankの5Gには対応しており、その他の各社については別途検証して紹介する予定ですが、対応周波数帯からすれば各社で使えるものと思われます。OSはAndroid 11をプリインストールし、カメラ起動やLEDライト点灯、持ち上げてロック解除、持ち上げて着信音停止などのMotoアクションに対応。
5G:Sub-6GHz n3/n28/n77/n78/n79
4G:LTE B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B12/B13/B17/B18/B19/B20/B26/B28/B34/B38/B39/B40/B41/B42/B46/B66/B71
3G:W-CDMA B1/B2/B4/B5/B6/B8/B19
2G:GSM 850MHz/900MHz/1800MHz/1900MHz
また親切ディスプレイやピークディスプレイといったMotoディスプレイにも対応しており、センサー類は加速度センサーおよび電子コンパス、ジャイロセンサー、気圧センサー、超音波センサー、近接センサー、環境照度センサーを内蔵。気になるところはいくつかあるものの、久しぶりのモトローラの低価格帯以外での製品ということで、価格は高いですが、何とか売れて欲しいところではあります。気になる人はまずは店頭などでチェックしてみて欲しいところです。
nanoSIMカードスロットを引き出したところ。かなりスロットの枠は小さく、はじめてnanoSIMカードを装着するときにはかなり戸惑い、うまく装着できなかったものの、向きなどを把握して慣れれば特に問題はない印象
記事執筆:memn0ck
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