秒で食いついた一目惚れスピーカーをレビュー! |
40代のおっさんなのにかわいいものについつい反応してしまう筆者が見つけたかわいいデジタルグッズを紹介していく「#おっさんが見つけたかわいいガジェット」をはじめてみたいと思う。第1回目の今回は「sanag(サナグ)」のワイヤレススピーカー「X6S」だ。
Bluetoothでスマートフォン(スマホ)やパソコン(PC)と接続できる円柱型の小さなスピーカーだ。筆者は、執筆作業中もイヤホンで音楽を聴くことが中心のため、正直なところスピーカーを利用する機会はほぼないし、スピーカーへの興味を抱くこともほとんどない。
10代だった青春時代はコンポ(コンポーネントステレオ)の大音量で音楽を聴いていたため、大きなスピーカーに憧れを抱いていた時期もあったが、おっさんになった現在ではPCやスマホ中心の生活の中でコンポで音楽を聴くという習慣はなくなり、イヤホンで音楽を聴くことが当たり前となってしまった。
そんな筆者が、今さら小型のワイヤレススピーカーを購入するなんて思ってもみなかったが、ある日何気なく見ていた大手Webストア「Amazon.co.jp」で、衝撃的な製品を見つけてしまった。
それが今回紹介する「X6S」だ。とにかく色がかわいい!それだけで即行ポチってしまったのだ。まさに一目惚れで購入した製品だが、届いてみると思いのほかできる子だったので開封レポートだけでなく、操作方法や使用感をレビューしていく。
本体カラーがどう見ても「色:白」ではないが、商品画像の「水色とピンクのグラデーション」カラーに心を奪われ即ポチした。購入時はセール商品のため通常よりは若干安くなっており、その代わりに1アカウント1台の購入制限が設けられていた。商品紹介で2台同時に利用できるという説明もあったため、色違いで2台購入。2台合わせても送料および税込で4,130円という低価格なのも購入の決め手になった。
個装箱もリボンが付いたかわいいギフトボックス仕様となっており早速テンションが上がった。個装箱底面にはスピーカーの仕様が中国語、英語、日本語の3カ国語で記載されているが、文字がそれほど大きくないのと薄い色なのでかなり見えにくい印象。いっそのこと無地でよかったのではないかと感じた。
個装箱の蓋は上に引き上げるタイプで、開けた瞬間に見えるスピーカーの上部が既にかわいくて悶絶した。サラサラとした手触りのよい袋からスピーカー本体を取り出すとさらに悶絶した。かわいすぎて困る!
悶絶しながら内容物一式を並べてみた。スピーカーのサイズがあるためそれなりの大きさの個装箱だが、付属品は小物ばかりだった。すべての内容物は、以下の通り。
・スピーカー(X6S)本体
・ストラップ
・microUSBケーブル
・3.5mmオーディオケーブル
・SIMピン
・ユーザーマニュアル
もっとも不思議だったのはSIMピンだ。あえてSIMピンと書いたが、実は「ストラップ紐通しピン」なのだ。ちなみに手持ちのスマホで試したところ問題なくSIMカードスロットを取り出すことができたので、SIMピンとして使うことも可能だ。
ユーザーマニュアルは、中国語、英語、日本語の3カ国語で記載された1枚ものの用紙で、「商品保証」には日本語で返品、交換、修理対応および連絡方法が記載されている。メーカー保証は1年(12カ月)。また、ユーザーマニュアル記載の注意事項として、日本国内での利用において「FMラジオ」機能は非対応となっている。
サラサラとした手触りのよい質感で、色合いも手触りも優しくかわいい印象だ。眺めているだけでも触っているだけでも癒される。ひとつ気になったのは、グラデーションのほうのスピーカーの色合いが商品ページとは異なっていた点だ。前述のように「水色とピンクのグラデーション」だと思って購入したが、実物は「ライトグリーンとオレンジのグラデーション」だった。
正直なところ開封した瞬間は「えっ?」と思ったが、グラデーションなのには違いないし、これはこれでアリかなと自分を納得させつつも、水色とピンクのグラデーションは見たかったという想いも残った。一方で、ライトグリーンやオレンジが好きな人には、かなり刺さる色合いかもしれない。
本体背面上部にはストラップホール、下部の上段には操作ボタン、下段に各種インターフェースが搭載されている。
操作ボタンの詳細は以下の通り。
・電源ボタン…長押しで電源ON/OFF、短押しでTFモード
・ー(マイナス)ボタン…長押しで音量を下げる、短押しで曲戻り
・再生ボタン…短押しで再生/一時停止(着信時:短押しで受話/終話、長押しで拒否)
・+(プラス)ボタン…長押しで音量を上げる、短押しで曲送り
電源を入れると自動的にペアリングモードになるので、スマホやPCのBluetooth設定画面から「X6S」を選択してペア設定をする。ペアリング操作はかなり簡単だ。ちなみに、2台の場合でもどちらも「X6S」という名称でBluetooth設定画面に表示され、どちらも接続できた。
しかし、2台ともスマホやPCとペアリングしておくとスピーカーどうしの接続ができないので、2台同時に使う場合はどちらか片方のスピーカーだけをスマホやPCとペア設定しておいたほうがよい。つまり、2台同時利用の場合でもスマホやPCとペア設定するのは1台でよいということだ。
スピーカーどうしを接続する方法は、2台同時に電源をONにして、どちらか1台の電源ボタンを2回押すと通知音が出るに従って自動接続し合う。LEDランプの点滅や通知音で接続が確認できるが、2台が接続されているかどうかは音楽を再生して確認する必要がある。
2台同時使用の手順をまとめると、
・1台を接続機器(スマホやPCなど)とBluetoothのペア設定をする
・一旦電源をOFFにする
・2台のスピーカーを同時に電源ONにする
・どちらか1台のスピーカーの電源ボタンを2回押す
・通知音が鳴り2台のスピーカーの接続が完了
・接続機器(スマホやPCなど)で音楽を再生して2台とも音声が出ているか確認する
といった具合になる。
音量調節は-と+ボタンでできるが、長押しなのでいいタイミングでボタンを離さないといけないという謎のスキルが身に付く。スピーカー側の音量と接続機器側の音量は別のようなので、スピーカーの音量調節でMAXになっていても接続機器(今回はスマホ)側の音量調整でさらに音量を調節することができた。
各種インターフェースの詳細は以下の通り。
・TFカード(microSDカード)スロット
・LEDランプ
・microUSB端子
・マイク
・3.5mmAUX入力端子
馴染みのないTF(Trans Flash)カードという表記がユーザーマニュアルにはあったが、ほぼ同等のものがmicroSDカードにあたる。ユーザーマニュアルではmicroSDカードの表記はないが、Amazon.co.jpの商品ページではmicroSDカードに対応しているとの記載もあるので、基本的にはTFカード、microSDカードのどちらも対応しているようだ。
音楽データ(MP3)を保存したmicroSDカードをセットしたところ、自動で音楽が再生された。本体に保存領域はないが、最大32GBまでのmicroSDカードに対応しているため、お気に入りの音楽をmicroSDカードに入れておけばいつでも聴くことができる。単にスピーカーとしてではなく音楽プレーヤーとしても使えるのだ。
ちなみに、microSDカードでの音楽再生時はスピーカー2台同時での音楽再生には対応しない。仮にスピーカーが2台接続中であっても、microSDカードをセットすると切断され1台のスピーカーからしか音声は流れないので注意しよう。
3.5mmAUX入力端子についても同様で、オーディオケーブル(AUXケーブル)を接続するとスピーカー2台同時再生はできない。つまり、音楽プレーヤーとなるデバイス(スマホやPCなど)とBluetooth接続しているときのみ、2台のスピーカーから同時に再生することが可能ということだ。
なお、この3.5mmAUX入力端子はスマホやPCなど音楽再生機器とケーブル接続して音楽再生ができるものであって、イヤホンジャックではない。Bluetoothの接続がわからない人でもケーブルを接続して使うことがきるということだ。
充電用の端子はUSB Type-CではなくmicroUSBだ。もしかしたら数年前に発売された製品かな?と思ったが、Amazon.co.jpにおける商品ページの「Amazon.co.jpでの取り扱い開始日」は、グラデーションカラーが2021年5月7日、ピンクが2021年3月4日と記載があるため、製品自体は古いものではなさそうだ。ちなみに、個装箱裏面の生産日表記は2021年4月と記載されていたので、生産中のモデルでもあるようだ。
LEDランプは電源ONで青ランプが点滅する。点滅している間はペアリングモードで、ペア設定が完了すると青ランプが点灯に移行する。充電すると赤ランプが点灯する。なお、内蔵バッテリーの容量は1200mAh。
音質に関しては、このくらいのサイズ相応、価格相応といったところだろうか。2つのスピーカーを両耳に当てて聴くと低音もしっかりと聴こえるため、決して品質は悪くはないようだが、その辺にポンと置いて聴く分には、めちゃめちゃ音がいいという印象はなかった。ただし、音量は大きめにできるため、例えばスマホやノートPCの内蔵スピーカーでは音量が足りないといった場合にはよいだろう。
また、IP45の防水および防塵性能に対応しているため、水回りやアウトドアでも安心して利用できるだろう。一目惚れで機能面はほとんど気にせず購入したというのもあるが、予想以上にできる子だったので、かわいいもの好きにはぜひおすすめしたい製品だ。
最後に、開封およびスマホとのペア設定や音楽再生などを試した動画を紹介する。
SANAG
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Shenzhen DIDO Technology Co.,Ltd.
記事執筆:2106bpm(つとむびーぴーえむ)
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車のホルダーに入れて、音楽を聴いています(*μ_μ)♪