新スマホ「iPhone 13 mini」や「iPhone 13」、「iPhone 13 Pro」、「iPhone 13 Pro Max」が登場! |
Appleは14日(現地時間)、オンラインにて発表会「Apple Events - California Streaming」を開催し、新たに5Gに対応したスマートフォン(スマホ)「iPhone 13 mini」および「iPhone 13」、「iPhone 13 Pro」、「iPhone 13 Pro Max」を発表しています。日本を含む1次販売国・地域における発売日は各機種ともに2021年9月24日(金)となっています。
また発売に先立って同社の公式Webストア(公式Webサイト「Apple.com」および公式アプリ「Apple Store」)などにて各機種ともに9月14日(金)21時より予約販売が開始されます。またこれまで通りにAppleの公式Webストアで販売される製品はSIMフリー版となり、それ以外にNTTドコモおよびKDDI・沖縄セルラー電話、ソフトバンク、量販店からも販売される予定です。
価格(金額はすべて税込)はApple公式WebストアではiPhone 13 miniの128GBが86,800円、256GBが98,800円、512GBが122,800円、iPhone 13の128GBが98,800円、256GBが110,800円、512GBが134,800円、iPhone 13 Proの128GBが122,800円、256GBが134,800円、512GBが158,800円、1TBが182,800円、iPhone 13 Pro Maxの128GBが134,800円、256GBが146,800円、512GBが170,800円、1TBが194,800円となっています。
また有償補償サービス「AppleCare+ for iPhone」はiPhone 13 miniおよびiPhone 13における通常プランが18,800円または980円/月(2年間で総額23,520円)、盗難・紛失プランが20,800円または1,050円/月(2年間で総額25,200円)、iPhone 13 ProおよびiPhone 13 Pro Maxにおける通常プランが24,800円または1,250円/月(2年間で総額30,000円)、盗難・紛失プランが26,800円または1,350円/月(2年間で総額32,400円)とのことです。
iPhone 13シリーズはAppleの新しいスマホで、昨年発売された「iPhone 12」シリーズの後継機種で、iPhone 12シリーズと同様にベースモデルで6.1インチサイズのiPhone 12を中心に、その上位モデルのiPhone 13 Proがともに6.1インチサイズ、小型モデルのiPhone 13 miniが5.4インチサイズ、上位の大型モデルのiPhone 13 Pro Maxが6.7インチサイズとなり、すべてのモデルが5Gに対応しています。
日本でもNTTドコモおよびKDDI・沖縄セルラー電話、ソフトバンク、楽天モバイルがiPhone 13シリーズの5Gをサポートすると案内されました。なお、iPhone 12シリーズと同様に日本向けは5GのSub6(NR化した既存の4G用周波数帯を含む)のみで、ミリ波(mmWave)には対応していません。サイズは各機種ともに前機種と高さと幅は同じですが、厚みが共通して7.4mmから7.65mmに増し、質量も増加しています。その分、電池持ちは良くなっているとのこと。
各機種ともに新開発のチップセット(SoC)「Apple A15 Bionic」を搭載していますが、違いとしてはiPhone 13およびiPhone 13 mini(以下、通常モデル)は4コアGPUですが、iPhone 13 ProおよびiPhone 13 Pro Max(以下、上位モデル)は5コアGPUとグラフィック性能が強化されており、リアカメラもiPhone 12シリーズと同様に通常モデルが広角と超広角のデュアル構成、上位モデルは広角と超広角、望遠のトリプル構成に
またiPhone 13 ProおよびiPhone 13 Pro Maxは最大120Hzのアダプティブリフレッシュレートを持つProMotionテクノロジーにも対応しています。外観はiPhone 12シリーズを踏襲しており、側面がフラットなスクエアデザインで、iPhone Xから続く画面上部中央にあるノッチ(切り欠き)がiPhone 12シリーズと比べて幅が20%狭くなっています。
また通常モデルはCeramic Shieldが施されたガラス素材の前面とガラスの背面パネル、アルミニウムのフレームでスターライト、ミッドナイト、ブルー、ピンク、(PRODUCT)REDの5色展開、上位モデルはCeramic Shieldが施されたガラス素材前面とテクスチャードマットガラスの背面パネル、ステンレススチールのフレームでグラファイト、ゴールド、シルバー、シエラブルーの4色展開となっています。
画面は各モデルともにSuper Retina XDRディスプレイで、HDR10+やDolby Vision、True Tone、広色域(P3)、触覚タッチ、コントラスト比200万:1、耐指紋性撥油コーティングに対応し、明るさは通常モデルが最大輝度625nit(標準)および最大輝度1200nit(HDR)、上位モデルが最大輝度800ニト(標準)および最大輝度1200ニト(HDR)となっています。ノッチ部分には約1200万画素CMOS/広角レンズ(F2.2)のTrueDepthカメラを搭載し、顔認証「Face ID」に対応。
製品 | iPhone 13 mini | iPhone 13 | iPhone 13 Pro | iPhone 13 Pro Max |
画面 | 5.4型有機EL 1080×2340ドット 476ppi | 6.1型有機EL 1170×2532ドット 460ppi | 6.1型有機EL 1170×2532ドット 460ppi | 6.7型有機EL 1284×2778ドット 458ppi |
大きさ | 131.5×64.2×7.65mm | 146.7×71.5×7.65mm | 146.7×71.5×7.65mm | 160.8×78.1×7.65mm |
重さ | 140g | 173g | 203g | 238g |
SoC | Apple A15 Bionic | |||
ストレージ | 128GB 256GB 512GB | 128GB 256GB 512GB 1TB | ||
外装 | Ceramic Shield ガラス アルミニウム | Ceramic Shield テクスチャードマットガラス ステンレススチール | ||
本体色 | スターライト ミッドナイト ブルー ピンク (PRODUCT)RED | グラファイト ゴールド シルバー シエラブルー | ||
防水・防塵 | IP68 | IP68 | IP68 | IP68 |
FeliCa | ○ | ○ | ○ | ○ |
MagSafe(最大15W) | ○ | ○ | ○ | ○ |
ワイヤレス充電(最大7.5W) | ○ | ○ | ○ | ○ |
ビデオ再生 | 最大17時間 | 最大19時間 | 最大22時間 | 最大25時間 |
ビデオ再生(ストリーミング) | 最大13時間 | 最大15時間 | 最大20時間 | 最大25時間 |
オーディオ再生 | 最大55時間 | 最大75時間 | 最大75時間 | 最大95時間 |
Apple A15 Bionicは5nmプロセスで製造され、150億のトランジスターを内蔵し、他のスマホよりも50%高速な6コアCPU(高性能な2コア+省電力な4コア)、通常モデルは4コアGPUで30%高速なグラフィック性能となり、16コアNE(Neural Engine)やMLアクセラレーターを搭載して15兆8千億回/秒の処理が可能となっています。
リアカメラは上述通り、通常モデルはデュアル構成、上位モデルはトリプル構成+LiDARセンサーとなっており、仕様は以下の通り。これにより、各モデルともに光学0.5倍ズーム相当のウルトラワイド撮影や進化したボケ効果と深度コントロールが使えるポートレートモード、6つのエフェクトを備えたポートレートライティング、サファイアクリスタル製レンズカバー、Deep Fusion、スマートHDR 4などに対応し、上位モデルは光学3倍ズーム相当に対応します。さらに上位モデルは「Apple ProRAW」をサポートしています。
○iPhone 13 miniおよびiPhone 13
・約1200万画素CMOS/広角レンズ(F1.6、焦点距離26mm相当、7P、OIS、100%フォーカスピクセル)
・約1200万画素CMOS/超広角レンズ(F2.4、焦点距離13mm相当、5P、画角120°)
○iPhone 13 ProおよびiPhone 13 Pro Max
・約1200万画素CMOS/広角レンズ(F1.5、焦点距離26mm相当、7P、OIS、100%フォーカスピクセル)
・約1200万画素CMOS/超広角レンズ(F1.8、焦点距離13mm相当、6P、画角120°)
・約1200万画素CMOS/望遠レンズ(F2.8、焦点距離78mm相当、6P、OIS、フォーカスピクセル)
また新たにセンサーサイズが大きくなり、iPhone 12シリーズではiPhone 12 Pro Maxだけでしたが、iPhone 13シリーズではiPhone 13 Pro Maxだけでなく他の3機種もメインの広角カメラにはセンサーシフト光学式手ぶれ補正(OIS)を採用し、通常モデルはiPhone 12 Pro Maxと同じ1画素1.7μmになって前機種よりも47%も明るくノイズの少ない撮影ができ、上位モデルはさらに大きな1画素1.9μmになってiPhone 12 Pro Maxと比べて1.5倍明るくなるなどと暗所性能が向上し、ナイトモードはより明るく綺麗に撮影できるようになっています。
通信面では2x2 MIMOやWi-Fi 6に対応したIEEE802.11a/b/g/n/ac/ax準拠(2.4および5.xGHz)の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 5.0、空間認識のための超広帯域チップ(UWB)、リーダーモード対応NFC、FeliCa、位置情報(GPS、GLONASS、Galileo、QZSS、BeiDou)、iBeaconマイクロロケーション、5Gおよび4x4 MIMOとLAAに対応したギガビットLTE、VoLTEの携帯電話ネットワークなど。5Gの最大通信速度は販売される国・地域によって異なるものの、Sub6で最大3.5Gbps、ミリ波で最大4.0Gbpsをサポートするとのこと。
センサーは電子コンパスおよび磁力計、Face ID、気圧計、3軸ジャイロ、加速度センサー、近接センサー、環境光センサー、磁力計、アクセサリー識別NFCを内蔵。SIMカードはnanoSIMカード(4FF)とeSIMを搭載し、デュアルSIMかつデュアルeSIMに対応。なお、日本で販売されるiPhone 13 miniは「A2626」、iPhone 13は「A2631」、iPhone 13 Proは「A2636」、iPhone 13 Pro Maxは「A2641」で対応周波数帯は同じで以下の通り。
5G NR(バンドn1、n2、n3、n5、n7、n8、n12、n20、n25、n28、n29、n30、n38、n40、n41、n48、n66、n71、n77、n78、n79)
FDD-LTE(バンド1、2、3、4、5、7、8、11、12、13、14、17、18、19、20、21、25、26、28、29、30、32、66、71)
TD-LTE(バンド34、38、39、40、41、42、46、48)
CDMA EV-DO Rev. A(800、1,900MHz)
UMTS/HSPA+/DC-HSDPA(850、900、1,700/2,100、1,900、2,100MHz)
GSM/EDGE(850、900、1,800、1,900MHz)
各製品ともに最新のiOS 15がプリインストールされ、付属品はiPhone 12シリーズから環境に配慮してイヤホンや電源アダプターが同梱されなくなり、USB-C - Lightningケーブルとマニュアルなどの各類のみとなっていて、パッケージはかなり高さが低くなっています。その他、2030年までに気候変動影響をゼロにし、今回初めてレアアースや磁石を100%リサイクルを行うということです。
記事執筆:memn0ck
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