8.3インチタブレット「Apple iPad mini(第6世代)」が登場! |
Appleは14日(現地時間)、オンラインにて発表会「Apple Events - California Streaming」を開催し、同社のタブレット「iPad」シリーズの小型モデルの新モデル「iPad mini(第6世代)」を発表しています。日本を含む1次販売国・地域では2021年9月24日(金)に発売され、価格はアメリカではWi-Fiモデルが499ドル(約55,000円)から、Wi-Fi+Cellularモデルが649ドル(約71,000円)からとなっています。
すでに同社の公式Webストア(公式Webサイト「Apple.com」および公式アプリ「Apple Store」)では予約販売が開始されており、日本での価格(金額はすべて税込)はWi-Fiモデルは内蔵ストレージが64GBで59,800円、256GBで77,800円、Wi-Fi+Cellularモデルは64GBで77,800円、256GBで95,800円となっています。なお、本体カラーはスペースグレイおよびピンク、パープル、スターライトの4色展開となっています。
補償サービス「Apple Care+ for iPad」は分割払いで450円/月(24ヶ月で総額10,800円)または一括払いで8,800円(2年間)となっているほか、Apple Pencil(第2世代)とSmart Keyboradに対応しています。なお、これまで通り、NTTドコモやKDDI(au)、ソフトバンク(SoftBank)、量販店などでも販売される見込みです。
iPad mini(第6世代)はこれまでの「iPad mini」シリーズと異なり、昨年発売された「iPad Air(第4世代)」のようにディスプレイの回りの縁(ベゼル)が狭くなった“ほぼ全画面デザイン”を採用し、側面指紋センサー「Touch ID」やUSB Type-C端子(USB 3.1 Gen 1およびDisplayPortに対応)、5G対応、そして新しいチップセット(SoC)「Apple A15 Bionic」によって高性能化しています。
ディスプレイは約8.3インチ2266×1488ドットIPS液晶「Liquid Retinaディスプレイ」(約326ppi)を搭載し、広色域ディスプレイ(P3)やTrue Tone、耐指紋性撥油コーティング、フルラミネーション、反射防止コーティング、1.8%の反射率、明るさ500nitに対応しています。またペン入力「Apple Pencil」は第2世代が利用でき、側面に搭載された磁気コネクターで引っ付けることができ、かつ充電可能となっています。なお、専用キーボード端子「Smart Keybord」には非対応です。
サイズは約195.4×134.8×6.3mm、質量はWi-Fiモデルが約293g、Wi-Fi+Cellularモデルが約297gなので、iPad mini 5が約203×134.8×6.1mmおよび約300.5g(Wi-Fiモデル)だったため、小型化・軽量化されています。外部スピーカーはステレオに対応し、音響面では「Dolby Digital(AC-3)」および「Dolby Digital Plus(E-AC-3)」をサポート。マイクも2つ搭載し、通話やビデオ撮影、オーディオ録音のために周囲のノイズを消しつつ、高音質でFaceTimeオーディオを利用可能。
新たに5nm製造プロセスで開発されたApple A15 Bionicは2つの高性能コアと4つの高効率コアのヘキサコアCPUやペンタ(5)コアGPU、16コアのNeural Engineなどを搭載し、CPUで40%、グラフィック性能で80%、ML性能で2倍、ML演算速度で10倍となっているということです。なお、組込型M15コプロセッサーも内蔵。
カメラは前面が約1200万画素CMOS/超広角レンズ(F2.4、画角122°)のウルトラワイドフロントカメラ、背面が約1200万画素CMOS/広角レンズ(F1.8、5P)を搭載し、クアッドLED True ToneフラッシュやFocus Pixelsを使ったオートフォーカス、Live Photos、スマートHDR 3、ノイズリダクション、露出コントロール、バーストモード、4K・60fpsムービーなどに対応。
その他の仕様では、Wi-Fi 6やMIMO、HT80に対応したIEEE802.11a/b/g/n/ac/ax準拠(同時デュアルバンド2.4GHz/5GHz)の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 5.0、電子コンパス、iBeacon、3軸ジャイロセンサー、加速度センサー、気圧センサー、環境光センサーに対応。またWi-Fi+Cellularモデルでは位置情報取得(A-GPS・GLONASS・Galileo・QZSS)に対応。
Wi-Fi+CellularモデルではnanoSIM(4FF)カードスロット(Apple SIMに対応)を1つに加えて「eSIM」に対応しており、日本向けのWii-Fi+Cellularモデルは「A2568」で、対応周波数帯は以下の通り。さらにバッテリー容量は19.3Whで、バッテリー駆動時間はインターネット利用などがWi-Fiで最大10時間、携帯電話データネットワークで最大9時間となっています。OSは最新のiPadOS 15をプリインストール。同梱品はUSB-C充電ケーブル(1m)およびUSB電源アダプター(20W)、SIMピン(Wi-Fi+Cellular版のみ)、マニュアルなどの紙類。
5G NR(バンドn1、n2、n3、n5、n7、n8、n12、n20、n25、n28、n29、n30、n38、n40、n41、n48、n66、n71、n77、n78、n79)4
FDD-LTE(バンド1、2、3、4、5、7、8、11、12、13、14、17、18、19、20、21、25、26、28、29、30、32、66、71)
TD-LTE(バンド34、38、39、40、41、42、46、48)
UMTS/HSPA/HSPA+/DC-HSDPA(850、900、1,700/2,100、1,900、2,100MHz)
記事執筆:memn0ck
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