ノイキャンや外音取り込みなどを搭載したワイヤレスヘッドホン「SuperEQ S1」を試す!(モデル:有里彩さん、撮影:筆者)

中国に拠点を置くオーディオメーカー「OneOdio(ワンオディオ)」が販売中の「SuperEQ S1(スーパーイーキュー エスワン)」は、アクティブノイズキャンセリング(ANC)や外音取り込みモードを搭載しながら、連続再生40時間を超える長時間利用が可能なワイヤレスヘッドホンだ。

取り扱いは「OneOdio Japan公式サイト」や大手Webストア「Amazon.co.jp」などで、本記事執筆時点の価格(金額はすべて税込)は、公式サイトでは4,399円、Amazon.co.jpでは5,999円だが2021年10月12日(火)まで800円引きのクーポンを配布しており適用した場合5,199円で購入できる。

今回は、メーカーから提供いただいたSuperEQ S1を試してみたので、製品の概要や仕様、同梱品チェックの他、操作方法、音質、使用感などをレビューする。

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OneOdio Japan公式サイト トップ

2015年に設立されたOneOdioは、ワイヤレスイヤホンやワイヤレスヘッドホンなどのワイヤレス製品を中心に製造および販売を手がけている。高品質なヘッドホンを手ごろな価格で提供したいという理念の基、プロフェッショナル向け製品から一般向けの製品までラインナップしており、いずれも手に取りやすいリーズナブルな価格で提供している。

今回紹介するSuperEQ S1は、一般向け製品にラインナップされるANC対応のワイヤレスヘッドホンだ。Amazon.co.jpでの取り扱い開始日は2021年4月10日となっており、今年発売された既存モデルだ。

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個装箱正面(画像=左)、個装箱裏面(画像=右)


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個装箱を持ったところ


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上蓋を開けたところ

明るいイメージの個装箱は、裏面に製品の特長や仕様、同梱品などが記載されているが、すべて英語での表記となっている。箱のサイズとしてはやや厚みがあるもののコンパクトな印象だ。個装箱正面に向かって手前の側面を引き出して、上方向に開ける。蓋を開けると「SuperEQ」のロゴが目に飛び込んでくるが、これはキャリーポーチだ。

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同梱品一式

ヘッドホン本体以外の付属品は、
・キャリーポーチ
・microUSBケーブル
・3.5mmAUXケーブル(オーディオケーブル)
・航空機用アダプタ
・User Manual(取扱説明書)
・FAQ Quick Guide(FAQクイックガイド)
・WARNINGS/CAUTIONS(警告/注意:安全ガイド)
・Warranty Card(保証書)
これらが同梱する。

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キャリーポーチ表面(画像=左)、キャリーポーチ裏面(画像=右)


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キャリーポーチの内面


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キャリーポーチにヘッドホンを収納した状態

キャリーポーチはとても手触りの良い巾着で、ヘッドホンを折りたたんだ状態で収納できる。ヘッドホンだけでなく付属のケーブルや用紙類をまとめて入れることも可能なゆとりのあるサイズ感だ。

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左から3.5mmオーディオケーブル、microUSBケーブル、航空機用アダプタ


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付属のmicroUSBケーブルを接続して充電しているところ

スマートフォン(スマホ)やパソコン(PC)、音楽プレーヤーとヘッドホンをケーブルで接続できる3.5mmオーディオケーブルやヘッドホンを充電するためのmicroUSBケーブル、航空機内でヘッドホンを利用したい場合に役立つ航空機用変換アダプタを同梱している。

先端部分を含まずケーブルだけの長さを測ったところ、3.5mmオーディオケーブルの長さは1.2m弱、microUSBケーブルの長さは20cm弱だった。3.5mmオーディオケーブルは余裕のある長さだが、microUSBケーブルは短めだ。また、USB Type-Cではない点も注意したほうがいいだろう。なお、充電するためのACアダプタは同梱していないため、別途用意する必要がある。

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FAQクイックガイドの表面


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FAQクイックガイドの裏面


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安全ガイドの表面


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安全ガイド裏面の日本語表記部分

FAQクイックガイドと安全ガイドはどちらもコンパクトに折りたたまれた1枚ものの用紙。FAQクイックガイドはすべて英語表記となっており、安全ガイドは「EN」(英語)、「DE」(ドイツ語)、「JP」(日本語)の3言語で表記されている。

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保証書表面(画像=左)、保証書裏面(画像=右)

Warranty Card(保証書)の表面にはアフターサービスについて案内されており、製品が気に入らなかったり問題があったりした場合のサービスとして、
1. 30 days of free return shipping(30日間の無料返品配送)
2. Get a new product for your reasons(あなたの理由で新製品を入手する)
3. Solve the problem at any time(いつでも問題を解決します)
これらが記載されている。

また、裏面は保証などについて案内されている。公式サイトへ登録することで、
・2年間保証
・以下のいずれかのギフトオプションを獲得
A. One Headphone or Earphone(ヘッドホンまたはイヤホン1つ)
B. Headphone Carry Pouch(ヘッドホンキャリーポーチ)
C. 40% Off Coupon (Next purchase)(次回購入時に利用できる40%引きのクーポン)
*Amazon US,UK,DE,JP only(※Amazon US、UK、DE、JPのみ)
これらの特典を得ることができる。

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取扱説明書の表紙


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取扱説明書の1ページ


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取扱説明書の2~3ページ(画像=上)、6~7ページ(画像=下)


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取扱説明書の8~9ページ(画像=上)、12~13ページ(画像=下)

取扱説明書は全16ページに渡って製品の仕様や操作方法などが記載されている。製品の仕様や製品概要(各部名称)ステータスインジケータ(LEDランプの状態)、各項目のタイトルは日本語で表記されているがそれ以外は英語表記。各種ボタン操作も英語表記だが、文章レベルではなく単語レベルなので、それほど難しくはないだろう。

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折りたたんだ状態のヘッドホン


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開いた状態のヘッドホン正面

ここからはヘッドホンをみていこう。本体の重量は約287g、本体カラーはブラックとホワイトの2色展開。今回紹介しているカラーはホワイトだ。Bluetoothはバージョン5.0、コーデックはAACとSBCに対応する。周波数応答はBluetooth接続時で20Hz-20KHz、オーディオケーブル接続時で16Hz-40KHzとなっており、オーディオケーブル接続時はハイレゾに対応している。

スピ一カ一直径は40mm、スピーカー定格入力電力は20mW、スピーカー最大入力電力は40mW、ANC起動時における騒音低減の深さは28~33dBとなっている。

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右側のイヤーカップ側面に搭載されているボタンとLEDインジケータ


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右側のイヤーカップ側面に搭載されているボタンや端子類

右側のイヤーカップ側面にボタンや端子類がまとめられている。各操作ボタンは複数の操作が割り当てられている。

●電源ボタン
電源OFF状態で2秒長押し…電源ON
電源OFF状態で5秒長押し…電源ON→ペアリングモード起動
電源ON状態で3秒長押し…電源OFF
電源ON状態で1回短押し…再生/一時停止

通話時1回短押し…着信応答/終話
通話時2回短押し…別の着信に応答/通話切り替え
着信時2秒間長押し…応答拒否

●曲送り/ボリュームアップボタン
1回短押し…ボリュームを1段階アップ(音楽再生時、通話時共通)
2秒間長押し…曲送り

●曲戻し/ボリュームダウン
1回短押し…ボリュームを1段階ダウン(音楽再生時、通話時共通)
2秒間長押し…曲戻し

●ANCボタン
1回短押し…ANCモード/外音取り込みモードの切り替え
2秒間長押し…ノイズキャンセリングOFF(標準モード)

こうしてまとめてみると覚えきれないほど機能が割り当てられているように見えなくもないが、実際に操作してみるとそれほど多いとは感じない。電源ボタンは基本的に、電源ON/OFFと再生/一時停止の切り替えで使う程度だ。とはいえ、電源OFFから5秒間長押しでペアリングモードが起動するのは結構便利で、複数の機器と接続していて機器との接続エラーが起きたり、別の機器と切り替えたりする際に便利だ。

さらに、新たに別の機器と接続する際にもスムーズに操作できる。要するに、簡単にペアリングモードを起動できることで、既にペアリングしている機器との接続を一旦切ることができるため便利ということだ。

ANCボタンは1回押す毎に「Noise cancelling on(ノイズキャンセリング オン)」と「Ambient sound on(アンビエントサウンド オン)」のアナウンスが流れて切り替えることができる。

ANC対応の他製品では、ANC→外音取り込み→いずれもOFF状態の標準モードと3つのモードが順に切り替わる仕様はよくあるが、ANC製品を好んで購入・利用している時点で標準モードを利用することはあまりないと思っていたため、切り替えではなく2秒間長押しという別操作でノイズキャンセリング系の機能をOFFにできるのはとても効率の良い仕様だと感じた。

なお、Noise cancelling onはANCモード、Ambient sound onは外音取り込みモード(Transparency Mode)、Noise cancelling offは標準モード(Nomal Mode)のことを指している。

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装着時3つの操作ボタン


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装着時のANCボタン操作

上側に位置する3つの操作ボタンはデザイン的につながっており、指の感覚だけでどのボタンか認識するにはわかりにくい。実際に操作してみたところ、中央のボタンを押しているつもりでも下のボタンを押してしまうことが度々あり、3つのボタンを瞬時に的確に操作することは難しいと感じた。

一方、ANCボタンは単独で設置されているため認識しやすく、ボタンの大きさや位置的にも押しやすいと感じた。上の写真のように親指で操作すると安定してボタンを押すことができる。

操作ボタンは全体的に押したときの「カチカチ」音が安っぽい印象を受ける。イヤーカップのクッション部分はチープさをまったく感じないが、操作ボタン周りはプラスチッキーで、ボタンを押した際に大きめで軽い音がする。

本体価格が比較的安価だということを考慮すれば許容できなくはないが、3つの操作ボタンの操作性向上とカチカチ音は今後の製品で改善を期待したい。

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充電中のLEDインジケータ

LEDインジケータは、充電以外にも以下のように点滅や点灯をして状態を知らせてくれる。()内はガイド音声。
・白いランプが2秒間点灯…電源ON(Power on)
・赤いランプが2秒回点灯…電源OFF(Power off)
・赤と白のランプが交互に点滅…ペアリングモード(Paring)
・5秒毎に白いランプが1回点滅…スタンバイモード
・5秒毎に赤いランプが1回点滅…バッテリー残量が少ない(Battery level low)
・赤いランプが点灯…充電中
・白いランプが点灯…充電完了
・白と赤のランプが交互に速く点滅…ペアリングタイムアウト→5分後に自動的に電源OFF

なお、充電中は強制的に電源がOFFになるため、充電しながら利用することはできない。

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Windows 10のBluetooth設定の「デバイスを追加する」画面

Windows PCでは「設定」→「デバイス」→「Bluetoothとその他のデバイス」→「Bluetooth またはその他のデバイスを追加する」→「Bluetooth マウス、キーボード、ペン、オーディオ、またはその他の種類の Bluetooth デバイス」を選択し「SuperEQ S1 オーディオ」が表示されたらクリック(タップ)する。次の画面で「接続」を選択して正常に接続できれば「完了」をクリック(タップ)すればペア設定が完了する。

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Androidスマホ(シャオミのMIUI 12)のBluetooth設定画面

AndroidスマホもBluetoothをONにした状態で、Bluetoothの設定画面に進み表示される「SuperEQ S1」を選択してペア設定を完了することで、すぐに音楽が聴ける。

ペアリングが完了し、かつ接続している状態では、PC・スマホのどちらでもヘッドホンのバッテリー残量がパーセンテージで表示される。筆者がこのSuperEQ S1を使いはじめてまず最初に驚いた点がバッテリーの持ち時間だ。

普段からバッテリー残量を細かくチェックしているわけではないが、ヘッドホンをPCやスマホと接続/切断する際にBluetoothの設定画面を表示させることが度々あるのだが、そこでなにげなく見えるバッテリー残量に驚いたのだ。

製品が到着してから1度も充電せずに、4~5時間ほどは使ったかと思うがその時点でバッテリー残量が90%と表示されていた。これまでに数々のワイヤレスイヤホンをレビューしてきており、普段使いもそうしたワイヤレスイヤホンを使っていたというのもあるが、あまりにもバッテリー残量が減らない。

もちろん、ワイヤレスイヤホンに比較すればワイヤレスヘッドホンのほうがサイズも大きく、内蔵バッテリーの容量も大きいため、長持ちするのは当然だ。それにしてもだ。それにしてもSuperEQ S1のバッテリーの持ちは長時間だ。

カタログスペック上は、Bluetooth接続およびANC利用で最大40時間、Bluetooth接続のみで最大45時間、ANC利用のみで最大50時間とやはり長時間利用が可能だ。それでありながら充電時間は約2時間という点も見逃せない。

もちろん他社製品でも同程度の長時間利用ができるヘッドホンは存在するが、例えばソニー製の最新モデル「ワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホン WH-1000XM4」はノイズキャンセリングONの連続再生時間が最大30時間、ノイズキャンセリングOFFの連続再生時間が最大38時間と、どちらも30時間台となっている。

同じくソニー製の「ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット WH-H910N」でもノイズキャンセリングONの連続再生時間が最大35時間、ノイズキャンセリングOFFの連続再生時間が最大45時間と、こちらはノイズキャンセリングOFFの場合は同等ではあるものの、ノイズキャンセリングONの場合はやはり30時間台となっている。

また、以前レビューしたSTATUS(ステータス)の「FLAGSHIP ANC(フラッグシップ エーエヌシー)」も連続利用時間は最大35時間と、こちらも30時間台だった。

こうして比較してみると、BluetoothとANCを併用して最大40時間の利用が可能な点は、SuperEQ S1の大きな魅力といえるだろう。

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イヤーカップとヘッドバンドの接続部分


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わずかに駆動する

イヤーカップは回転しないが、ヘッドバンドとの接続部分はやや駆動し、装着する人の頭部や耳元の形状にフィットしやすい仕様になっている。

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イヤーカップのクッション部分


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イヤーカップのクッション部分を拡大


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イヤーカップの内側

イヤーカップのクッション部分は低反発の柔らかい素材で、耳元にフィットしやすく密閉感が得られる形状となっている。実際に長時間利用しても耳元はほとんど疲れない。一方で、ヘッドバンド部分、特に頭のてっぺんに当たる部分のクッションは薄めで、押さえられているように感じ、長時間装着していると疲れを感じた。人によっては髪型もペタンと押さえつけられた跡が残ってしまうかもしれないため、長時間装着する際は注意したほうがいいかもしれない。

イヤーカップの内側は「L」と「R」が大きく記載されており、白地に赤い文字ということもあり、とてもわかりやすい。中のスピーカー部が透けて見えていることは気になったが、じっくり見ることがなければ特に気にすることはないだろう。

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スマホとヘッドホンを有線接続した状態

前述の通り、3.5mmオーディオケーブルで接続した場合はハイレゾに対応しているため、より高音質で楽しむことができる。ヘッドホンの電源がOFFの状態でオーディオケーブルを接続すると自動で電源がONになり、電源ONの状態でオーディオケーブルを抜くと自動で電源OFFになる。

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バンド側面の「BE YOUNG」と「BE FREE」のロゴ

SuperEQ S1には個装箱裏面やヘッドホンのバンド部分にも記載されているように「BE YOUNG, BE FREE」というコピーが付けられている。若者層をメインターゲットにした製品のようで、本体のカラーやデザイン、価格帯などからもそうした点がうかがえる。

製品の特長をまとめると
・低音もしっかりと再生される
・ANCおよび外音取り込み機能に対応
・Bluetooth 5.0でのワイヤレス接続
・3.5mmオーディオケーブルによるハイレゾ対応
・最大値で40~50時間の連続利用が可能なバッテリー持ち
・4千円台から5千円台で購入可能
これらがあげられる。デザインの好みはあるにせよ、ボタン周りのプラスチック感を除けば、全体的に満足度の高い製品だ。

最後に、SuperEQ S1の同梱品や製品外観、操作方法などのチェックや実際に使ってみた感想を話した動画を紹介する。



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撮影協力:有里彩さん


【SuperEQ S1の主な仕様】
製品名SuperEQ S1
メーカーOneOdio
重量約287g
スピ一カ一直径40mm
スピーカー定格入力電力20mW
スピーカー最大入力電力40mW
Bluetooth5.0
コーデックAAC/SBC
周波数応答Bluetooth接続時:20Hz-20KHz
AUXケーブル接続時:16Hz-40KHz
ANC対応:騒音低減の深さ 28~33dB
外音取り込み対応
ハイレゾAUXケーブル接続時のみ対応
再生可能時間ANC+BT:最大40時間
BT:最大45時間
ANC:最大50時間
充電時間約2時間
カラーブラック、ホワイト
同梱品ヘッドホン本体
キャリーポーチ
microUSBケーブル
3.5mmAUXケーブル
航空機用アダプタ
User Manual、FAQ Quick Guide
WARNINGS/CAUTIONS
Warranty Card










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