マイナンバーカードが健康保険証として利用できるように!

厚生労働省が「マイナンバーカード」の「保険証利用(オンライン資格確認サービス)」を2021年10月20日(水)から本格開始するとお知らせしています。先立って初の「デジタルの日」を迎えた10月10日(日)に東京・虎の門病院にデモンストレーションを実施しました。

これにより、病院や薬局などの医療機関にてマイナンバーカードを健康保険証の代わりに利用できるようになります。利用するにはマイナンバーカードのポータルサイト顔認証付きカードリーダー「マイナポータル」やマイナポータル用端末、顔認証付きカードリーダー、セブン銀行ATMなどで申し込みが必要で、マイナンバーカードを健康保険証として登録します。

対応する病院や薬局などの医療機関ではマイナンバーカードで受付をして顔認証または暗証番号(数字4桁)で本人確認をすることによって保険証提示となります。なお、厚生労働省ではデジタル庁とともにマイナンバーカードの保険証利用を「マイナ受付」として周知していくとしています。

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マイナンバーカードはスマートフォン(スマホ)やパソコン(PC)などによってオンラインで申し込む他に「まちなかの証明写真機」や「郵便」でも申し込め、これまでは身分証(本人確認書類)などとして利用できていましたが、新たに保険証としても利用可能となります。

またマイナンバーカードを保険証として利用する場合、利用する医療機関が顔認証システムを導入していれば、顔認証で本人確認と保険証提示といった受付が自動化されてより素早く行えるようになります。なお、顔認証が導入されていない場合には暗証番号(4桁)での本人確認となるとのこと。

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顔認証は顔認証付きカードリーダーが設置されているので、マイナンバーカードの顔写真とICチップを読み取って本人確認が行われ、薬剤情報や特定健診情報閲覧、限度額適用認定証などに係る同意なども自動的に実施されます。なお、顔認証付きカードリーダーはいくつかの機種があるということです。

またマイナンバーカードを保険証として利用することで、過去に処方された薬や特定健診などの情報を医師や薬剤師に正確に伝えることができるほか、マイナポータルにて自分で閲覧・確認することも可能となります。その他にも限度額以上の一時支払いの手続きが不要になるなど、便利になるとしています。

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申込はマイナポータルで行う場合、カードリーダー機能を備えたスマホやPC(+ICリーダー)に「マイナポイントアプリ」または「マイナポータルAP」といったアプリをインストールし、マイナンバーカードの健康保険証利用の申込を行います。

マイナポータル用端末、顔認証付きカードリーダー、セブン銀行ATMなどの場合はスマホやPCがなくても申し込め、マイナンバーカードと利用者証明用パスワード(4桁)で申込を行います。詳細は https://www.mhlw.go.jp/content/10200000/000577618.pdf をご参照ください。なお、医療費通知情報の閲覧は11月から開始予定となっています。


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記事執筆:memn0ck


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マイナンバーカードの健康保険証利用対応の医療機関・薬局についてのお知らせ(国民向け) | 厚生労働省
マイナンバーカードの保険証利用について(被保険者証利用について)
フォトレポート(マイナンバーカードを健康保険証として利用できる「オンライン資格確認」のデモンストレーション)|厚生労働省