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5Gに対応したノートPC「ThinkPad X1 Nano」をチェック! |
既報通り、NTTドコモは6日、オンラインにて「2021-2022冬春 新商品に関する記者説明会」を開催し、5G(第5世代移動通信システム)に対応した薄型軽量の13.0型クラムシェルノートパソコン(PC)「ThinkPad X1 Nano(シンクパッド エックスワン ナノ)」(Lenovo製)を2021年10月6日(水)に発売すると発表した。
ThinkPad X1 Nanoは、昨年12月にレノボ・ジャパンから発表された製品で、5G非対応モデルと5G対応モデルをラインナップしている。このうち5G対応モデルを今回、NTTドコモでも取り扱うことになった。NTTドコモ向けに特別なカスタマイズはされておらず、メーカー製品という扱いのため、製品サポートはNTTドコモでは提供せず、レノボ・ジャパンから提供される。
一方、NTTドコモが取り扱うことでドコモショップや量販店などのNTTドコモ取扱店および公式Webストア「
そのため、NTTドコモのスマートフォン(スマホ)やタブレット製品と同様、契約とセットで購入することもできる。本体の支払い方法も一括払いおよび分割払いを選択できる他に「いつでもカエドキプログラム」に加入して購入することも可能だ。なお、いつでもカエドキプログラムの対象機種となっているので単体での購入もできる。
対応する料金プランは「ギガプラン」(5Gギガホ プレミア、5Gギガライト、ギガホ プレミア、ギガライト、5Gギガホ、ギガホの総称)をはじめ、「5Gデータプラス」「5Gギガホ プレミア」「5Gギガライト」「ahamo(アハモ)」。5Gデータプラスにおいては、同一契約名義で「ギガプラン」契約回線がある場合のみ申込みができ月額1,100円で利用可能。
ドコモオンラインショップにおける販売価格(金額はすべて税込)は239,976円。いつでもカエドキプログラム加入、24回払いで購入して23カ月目に本体を返却する場合は24回目の支払額(残価)が96,360円と設定されているため、分割支払金が6,244円/月×23回となり、実質負担金は143,616円となる。
さらに早期利用特典は1,200円/月となっており、例えば1年使って12カ月目に本体を返却した場合の実質負担金は130,412円となる。
いつでもカエドキプログラムに加入せずに分割支払いを選択すると、分割12回の場合は19,998円/月×12回、分割24回の場合は9,999円/月×24回、分割36回の場合は6,666円/月×36回となる。
そんなThinkPad X1 Nanoについて、NTTドコモの記者説明会の後に開催されたメディア向けタッチ&トライ会場および事前の説明会で実機を試すことができたので、写真を交えながらレポートする。
ThinkPad X1 Nanoは、本体サイズが約207.7(H)×292.8(W)×13.87(D)mm、重量が約939gと、薄型かつ1kg未満の重量でThinkPad史上最軽量のノートPC。ディスプレイは13.0型、解像度は2K(2160×1350)、画面比率は16:10のIPS液晶を搭載している。
OSはWindows 10 Home(64bit)、CPUはインテル Core i5-1130G7、内蔵メモリ(RAM)は16GB (LPDDR4X)、内蔵ストレージ(ROM)は512GBのSSD(PCIe NVMe)を搭載。
キーボードの正面に向かって左側面には、マイクロフォン/ヘッドフォン・コンボ・ジャック、USB Type-C 3.1 Gen 2(Thunderbolt4 対応)を2つ搭載、右側面には電源ボタンを配置している。キーボード面の背面中央にnanoSIMカード(4FF)スロットを備えており、5Gでの通信速度は受信時最大3.3Gbps/送信時最大218Mbps、4G(LTE)での通信速度は受信時最大1.6Gbps/送信時最大75Mbpsとなっている。
Windowsの「設定」から「ネットワークとインターネット」に進むと「携帯電話」の項目がある。この「携帯電話」を選択すると、モバイルネットワークの設定画面に推移する。
また、画面下のタスクバーのネットワークアイコンを選択すると周囲のネットワークが表示され、モバイルネットワークで接続した場合は、上の画像のようにWi-Fiのアイコンとは異なり5本のアンテナピクトが表示される。
本体のスペックとしては5Gおよび4G(LTE)に加え3Gにも対応しているが、5G契約で利用する場合は国内3G通信は利用できないので注意が必要。基本的には5Gと4Gでの利用と考えておいてよいだろう。
ThinkPad史上最軽量というだけあって持ってみた印象は軽量だが、それに加えて薄さも際立っている。片手で簡単に持てるため多少の移動でも負担が少なくありがたい。薄くて軽いだけでなく、MIL規格準拠の品質テストをクリアしているため、耐久性にも優れている。MIL規格対応項目は耐衝撃、耐振動、耐粉塵、高度、太陽放射、可燃性ガス、防湿、温度変化、低温環境、高温環境、海運振動、耐菌の12項目。
バッテリー容量は4170mAh、JEITA2.0による使用時間の測定値は約22.8時間、スリープ状態から瞬時にPCが起動するモダンスタンバイ機能を搭載している。
オーディオ機能はDolby Atmos(ドルビーアトモス)に対応し、ステレオスピーカーを搭載。また、4つの360度集音マイクおよびハイビジョン対応のインカメラを内蔵しており、エンタメコンテンツや動画などのコンテンツ配信が楽しめるのはもちろん、快適なオンライン会議の環境も構築できる。
セキュリティ機能においては、指紋認証と顔認証に対応。Windows Hello 顔認証による顔IDの登録設定をしておくことで、人感センサーと顔認証技術を用いたHuman Presence Detection機能が利用でき、離席および着席時に自動でログオフ/ログインが可能。
タッチ&トライ会場では「マイネットワーク構想」のエリアにThinkPad X1 Nanoの展示コーナーが設けられていた。NTTドコモでは2019年に、5Gの商用サービス開始を見据えた「マイネットワーク構想」を打ち出しており、現在も取り組んでいる。
このマイネットワーク構想とは、5G対応スマホや周辺デバイスを連携し、様々なサービスやソリューションを展開するというもの。5Gにおいては、単にスマホの通信速度が速くなるというだけではなく、多接続、低遅延といった特性を活かし、様々な分野での活用が期待できる。そのため、デバイスの連携やパートナーとの連携を深め、これまで実現できなかった用途、サービス、ソリューションの開発に積極的に取り組んでいく必要がある。
そうした意味でも、今回のメーカー製ノートPCをNTTドコモでも取り扱うのは、マイネットワーク構想における連携デバイス、連携サービスのひとつだといえる。
機種名 | ThinkPad X1 Nano |
サイズ | 約207.7(H)×292.8(W)×13.87(D)mm |
重量 | 約939g |
ディスプレイ | 13.0型(2160×1350) |
OS | Windows 10 Home(64bit) |
CPU | インテル Core i5-1130G7 |
RAM | 16GB(LPDDR4X) |
ROM | SSD 512GB(PCIe NVMe) |
バッテリー容量 | 4170mAh |
使用時間(JEITA 2.0) | 約22.8時間 |
無線LAN | IEEE802.11a/b/g/n(Wi-Fi 4)/ac(Wi-Fi 5)/ax(Wi-Fi 6):2.4GHz/5GHz |
通信 | 5G:受信時最大3.3Gbps/送信時最大218Mbps |
4G:受信時最大1.6Gbps/送信時最大75Mbps | |
UIM | nanoUIM |
Bluetooth | Ver.5.1 |
生体認証 | 指紋/顔 |
メーカー | レノボ・ジャパン合同会社 |
記事執筆:2106bpm(つとむびーぴーえむ)
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