楽天モバイルが楽天回線のエリアマップを11月5時点のデータに更新!

楽天モバイルは6日、同社が移動体通信事業者(MNO)として自社回線(以下、楽天回線)を構築して提供している携帯電話サービス「Rakuten UN-LIMIT VI」( https://network.mobile.rakuten.co.jp/ )において新たに山形県鶴岡市や茨城県東海村、愛媛県今治市、広島県東広島市などの15道県35地域を楽天回線エリアに追加したとお知らせしています。

また合わせて同社の公式Webサイトにて公開している4Gおよび5Gのサービスエリアマップ( https://network.mobile.rakuten.co.jp/area/ )を更新し、4Gでは新たにサービスエリアマップは2021年11月5日のデータとなっており、これまで「現在」と「2021年12月末」および「2022年2月以降」の対応予定エリアとなっていましたが、これが「現在」と「2022年1月末」および「2021年3月以降」の対応予定エリアとなっています。


楽天モバイルでは楽天回線による正式サービス「Rakuten UN-LIMIT」を昨年4月に開始し、楽天回線エリアにおけるデータ通信は使い放題、専用アプリ「Rakuten Link」での音声通話・SMSも無料で月額3,278円(金額はすべて税込)で使え、さらに今年4月からは新料金のRakuten UN-LIMIT VIにアップグレードされ、1GB以下なら月額0円(無料)、3GB以下ならげ月額1,078円、20GB以下なら月額2,178円、使い放題で月額3,278円となっています。

さらにRakuten UN-LIMIT VIではRakuten Linkでの音声通話・SMSはカウントフリーとなるため、月1GB以下の月額0円でも音声通話・SMSは使い放題となるとのこと。なお、楽天回線エリア以外ではパートナー(au)回線のローミングサービスにて月5GBまでは追加料金なしで高速データ通信が使え、月5GBを超えても最大1Mbpsで利用できます。

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茨城県東海村の11月5日時点のRakuten UN-LIMIT VIの4Gエリア

そんなRakuten UN-LIMIT VIですが、当面の最大の課題は楽天回線エリアの拡大となっており、MNO参入のために総務省に提出した新規開設計画を5年前倒ししてエリア拡大を行っています。そうした中で最近は比較的頻繁に楽天回線のエリアマップが更新されており、今回も前回の11月6日(10月14日時点)から1ヶ月弱とぶりでの更新となりました。今回の新たに追加された地域は以下の通り。

・北海道岩見沢市
・北海道砂川市
・北海道南幌町
・北海道上砂川町
・岩手県北上市
・岩手県滝沢市
・山形県鶴岡市
・山形県新庄市
・山形県山辺町
・山形県中山町
・山形県庄内町
・福島県喜多方市
・福島県会津美里町
・茨城県東海村
・福井県あわら市
・長野県小布施町
・和歌山県有田市
・和歌山県湯浅町
・鳥取県湯梨浜町
・岡山県津山市
・岡山県奈義町
・広島県東広島市
・愛媛県今治市
・愛媛県東温市
・福岡県志免町
・福岡県大木町
・長崎県時津町
・鹿児島県鹿屋市
・鹿児島県枕崎市
・鹿児島県阿久根市
・鹿児島県出水市
・鹿児島県いちき串木野市
・鹿児島県南さつま市
・鹿児島県大崎町
・鹿児島県肝付町

※記載のエリアでも楽天回線エリアに該当しない場合があるとのこと。

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茨城県東海村における11月5日時点の2022年1月末のRakuten UN-LIMIT VIの4Gエリア対応予定


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茨城県東海村における11月5日時点の2022年3月以降のRakuten UN-LIMIT VIの4Gエリア対応予定

なお、すでに紹介しているように昨年後半から今夏に人口カバー率96%を目標としていましたが、世界的な半導体不足などの影響によってこれを断念し、現在は来春96%超えを目標としています。ただし、同社ではすでに契約締結済基地局を含む見込み人口カバー率はすでに96%を達成しており、半導体供給の不足が解消次第達成の見込みだとしているほか、9月末時点で人口カバー率94.3%に達していることを明らかにしています。

その他、Rakuten UN-LIMIT VIではローミングによるパートナー(au)回線エリアについては2026年3月31日までは「東京23区、名古屋市、大阪市および局所的なトラヒック混雑エリアを除く全国エリア」および「地下鉄、地下街、トンネル、屋内施設や観光名所等の一部」で使えるものの、都道府県ごとに楽天回線エリアの人口カバー率が70%を上回った時点でKDDIとの協議をもってローミング提供の継続・終了が決定されます。

すでに東京都や大阪府、愛知県、奈良県、宮城県、埼玉県、千葉県、神奈川県、新潟県、静岡県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、広島県、愛媛県、福岡県、北海道、青森県、秋田県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、富山県、石川県、福井県、長野県、岐阜県、三重県、鳥取県、岡山県、山口県、徳島県、香川県、佐賀県、熊本県、大分県、宮崎県、沖縄県の一部で順次、KDDIによるローミング提供が終了しています。

また原則として一部地域を除いて東京都は2021年3月末に楽天回線に切り替え済みなほか、千葉県と神奈川県は2022年3月末、埼玉県および茨城県、栃木県、群馬県、富山県、石川県、愛知県、滋賀県、大阪府、兵庫県は2023年3月末にかけて切り替え予定となっています。さらに地下鉄や地下街などについてもauローミングが順次終了しているということです。



記事執筆:memn0ck


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