スタンダードスマホ「SHARP AQUOS sense5G」のメーカー版「SH-M17」がAndroid 12に!

シャープは21日、昨年3月に発売した5G対応スタンダードスマートフォン(スマホ)「AQUOS sense5G SH-M17」に対して最新プラットフォーム「Android 12」へのOSバージョンアップを含めたソフトウェア更新の提供を2022年2月21日(月)に提供開始したとお知らせしています。

更新はスマホ本体のみで無線LAN(Wi-Fi)または携帯電話回線(5G/4G/3G)によるネットワーク経由(OTA)で行う方法が用意されており、更新ファイルサイズは明らかにされていませんが、携帯電話回線を利用した場合の通信料は有料となるため、Wi-Fiでの実施が推奨されています。

更新後のビルド番号は「02.00.00」。主な更新内容は以下の通りとなっているほか、他のスマホやフィーチャーフォンからのデータ取り込みは引き続き利用できるものの、「データ引継」の「SDカードにデータ保存」機能は廃止されているなどしているため、公式Webサポートの「OSアップデート(ver.12) – よくあるご質問」も合わせてご参照ください。

1)AQUOSトリックがリニューアルしました
2)Playトリガーで起動できるアプリを増やせるようになりました
3)ロックフォトシャッフルでお気に入りの画像だけを選べるようになりました
4)本体を「置いたとき」のシーンに合わせた新機能「Bright Keep」が追加されました
・ホーム画面では早めに暗くする
 スマホを使い終わってホーム画面のまま置いたとき、画面が通常よりも早めに薄暗くなることで、画面の電池消費を抑えます。
・ホーム画面以外では表示をキープ
 カレンダー・メモやニュースなどの画面で端末を置いて、見ながら別の作業をするときに画面OFFしてしまうことを防ぎます。
5)ゲーミングメニューに新機能が追加されました
・画面端の誤操作を防止
 タッチに反応しない範囲を指定できる「エッジコントロール」を新規搭載、意図しないタップによる誤操作を防止します。
・検索機能の改善
 検索結果とゲームを簡単に行き来できるフローティングボタンを追加、検索機能がより使いやすくなりました。
6)Smart home HUBが追加されました
7)簡易留守録がより使いやすくなりました
8)Android 12の新機能
・デザイン刷新
・プライバシーの強化(マイクまたはカメラの使用中アイコン、およその位置情報)
・ユーザビリティーの向上(スクロール スクリーンショット、さらに輝度を下げる)


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AQUOS sense5G SH-M17はシャープのスタンダードモデル「AQUOS sense」シリーズにおける2020年モデル「AQUOS sense5G」のメーカー版で、AQUOS senseシリーズとして初の5G対応機種となっており、優れた処理能力を誇る5G対応の高性能チップセット(SoC)であるQualcomm製「Snapdragon 690 5G mobile platform」を搭載して5G対応ながらも価格を抑えたコストパフォーマンスの高い製品です。

主な仕様は約5.8インチFHD+(1080×2280ドット)IGZO液晶4GB内蔵メモリー(RAM)、64GB内蔵ストレージ、microSDXCカードスロット、4570mAhバッテリー、USB Type-C端子、3.5mmイヤホンマイク端子、、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.1、約800万画素CMOSフロントカメラ、顔認証、指紋センサーなど。リアカメラは以下のトリプル構成を搭載。

・1/2.8型の約1200万画素裏面照射型CMOS/広角カメラ(F2.0、画角83°、焦点距離24mm相当)、電子式手ブレ補正
・1/2.8型の約1200万画素裏面照射型CMOS/超広角カメラ(F2.4、画角121°、焦点距離18mm相当)、電子式手ブレ補正
・1/4.0型の約800万画素裏面照射型CMOS/望遠カメラ(F2.4、画角45°、焦点距離53mm)、電子式手ブレ補正

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サイズは約148×71×8.9mm、質量は約178gで、防水(IPX5/IPX8)や防塵(IP6X)に加え、米軍が採用する「MIL-STD-810H」規格19項目の耐衝撃性能に対応したアルミユニボディーを採用してます。またおサイフケータイ(FeliCa)やFMラジオ(ラジスマ対応)に対応し、ワンセグやフルセグは非対応。

本体色は通常カラーがライトカッパーおよびオリーブシルバー、ブラックの3色展開。5GはNR方式におけるNSAおよびSAをサポートし、周波数帯としてはSub6に対応しており、4G(LTE方式)やsXGPにも対応し、SIMはnanoSIMカード(4FF)スロットとeSIMに対応し、携帯電話ネットワークの対応周波数帯は以下の通り。その他の詳細な製品情報は以下の記事をご覧ください。

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発売時にはAndroid 11をプリインストールしていましたが、新たに最新のAndroid 12が提供開始されました。なお、シャープではAQUOS sense5G SH-M17に「Android 12 Developer Preview Program for AQUOS sense5G」を提供したこともあり、Android 12の同社初の提供製品となりました。

OSアップデートを行うと元のバージョンに戻すことはできません。注意事項、変更内容をよくご確認のうえ実施してください。
OSアップデートを実施する前に、端末本体に保存されたデータをバックアップすることをおすすめします。バックアップの方法の詳細については、取扱説明書をご確認ください。
アプリケーションによってはAndroid™ のバージョンが変更されると正常に動作しない場合があります。OSアップデートを行ってもお客様がインストールしたアプリは消去されませんが、動作については保証外です。
ご利用中のホームアプリによっては、OSアップデートの実施によりアイコン配置が変更になる場合があります。
OSアップデートを開始してから終了するまでは、進行状況を時々確認するようにしてください。




記事執筆:memn0ck


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