小さめボディーに高性能を詰め込んだエイスースの新スマホ「Zenfone 9」をさっそくレビュー!

既報通り、ASUS JAPAN(以下、エイスース)が新たに5G対応フラグシップスマートフォン(スマホ)「Zenfone 9(型番:AI2202)」(ASUSTeK Computer製)の日本のオープン市場向け製品を11月4日に発売しました。販路は公式Webショップ「ASUS Store」のほか、Amazon.co.jpやビックカメラ、エディオン、ひかりTVショッピング、Joshin、コジマ、ノジマ、ソフマップ、ヤマダデンキ、ヨドバシカメラといった量販店やECサイトに加え、仮想移動体通信事業者(MVNO)として「IIJmio」や「NifMo」、「LinksMate」などとなっています。

また日本向け製品は内蔵メモリー(RAM)と内蔵ストレージの違いで3つのモデルがあり、価格(金額はすべて税込)はオープンながら希望小売価格および公式Webショップ「ASUS Store」では8GB RAM+128GBストレージモデルが99,800円、8GB RAM+256GBストレージモデルが112,800円、16GB RAM+256GBストレージモデルが129,800円となっています。

なお、本体色は8GB RAM+128GBストレージモデルがミッドナイトブラック(型番:ZF9-BK8S128)およびムーンライトホワイト(型番:ZF9-WH8S128)、スターリーブルー(型番:ZF9-BL8S128)、サンセットレッド(型番:ZF9-RD8S128)の4色、8GB RAM+256GBストレージモデルがミッドナイトブラック(型番:ZF9-BK8S256)およびムーンライトホワイト(型番:ZF9-WH8S256)が2色、16GB RAM+256GBストレージモデルがミッドナイトブラック(型番:ZF9-BK16S256)の1色がラインナップされています。

Zenfone 9は昨年発売された前機種「Zenfone 8」に続いて5.9インチと昨今のスマホとしては比較的小ぶりなサイズながらチップセット(SoC)にはQualcomm製ハイエンド向け「Snapdragon 8 + Gen 1」を採用し、6軸ジンバル機能に対応したメインカメラ、防水・防塵、そして日本向けはおサイフケータイ(FeliCa)にも対応するなどとなっています。

今回、エイスースの「Zenfone」シリーズとしては「ZenFone 5Q」以来の本当に久しぶりに「本体色に赤(サンセットレッド)がある」ということで、運命を感じた筆者はない金を振り絞ってさっそく予約して購入……したものの、延着という赤い神からの焦らしプレイに悩まされましたが、先日、ようやく無事に到着しましたので、今回より前後編に分けてレビューをお送りしようと思います。まずは前編として同梱品やプリインストールアプリの解説などを紹介します。

【同梱品をチェック】

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Zenfone 9と同梱品

それではさっそく開封の儀を行い、中に入っているものをひと通り取り出してみます。内容物としてはZenFone 9本体のほか、USB充電器やUSB Type-Cケーブル、ケース、ユーザーガイド(マニュアル)およびおサイフケータイについての注意書き、ASUSのコールセンターについて書かれた用紙、IMEI番号の記載された紙、SIMピンが入っていました。Zenfone 9は特に画面保護用のフィルムなどは貼られていないため、必要に応じて自身で購入する必要があります。

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同梱のZenfone 9用ケース。TPU製のソフトタイプではなく、プラスチック素材の硬いケースの同梱はちょっと珍しい

同梱のケースはプラスチック製の硬いタイプで、色はムーンライトホワイトのみがホワイトで、他はブラックとなっているため、購入したサンセットレッドではブラックとなっています。なお、余談ですが、これを装着してしまうとせっかくの美しい赤い背面が堪能できないため、別途、クリアタイプのケースを発注しています。また同梱のUSB充電器はちょっと大き目ですが、高速充電対応の十分な性能となっているのは嬉しいところです。

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同梱の充電器は高速充電対応



【ホーム画面とプリインストールアプリ】

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Zenfone 9のホーム画面

続いて初期設定直後のホーム画面やプリインストールアプリを紹介していきます。Zenfone 9のホーム画面は左にある「Google Discover」を含めた全3面で、中央のホーム画面にはGmailやGoogleマップ、ChromeなどのAndroidスマホではお馴染みのGoogle製のアプリがまとめられたフォルダーとエイスースの画像ギャラリーアプリがあるのみで、右のページにはNetflixやFacebookなどのサードパーティー製アプリが個別に置かれていました。

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Zenfone 9のプリインストールアプリ

プリインストールアプリは1つの画面に収まるだけと非常にシンプルで、Google検索やChromeブラウザーなどのGoogle製アプリ、エイスースのスマホ向けにカスタムされたハイレゾ対応オーディオプレイヤー「NePlayer」(ラディウス製)のほか、サードパーティー製アプリとしてはNetFlixやebook(「まんがお得」アプリ)にFacebookがプリインストールされています。

一方、Zenfone 8シリーズまではプリインストールされていた日本語IMEアプリ「ATOK(ATOK for ASUS)」が非搭載となり、Zenfone 9では日本語IMEアプリにはGoogle製「Gboard」がプリセットされています。これはATOKの開発・販売元であるジャストシステムが買い切り版のAndroid向けアプリの開発およびサポート、販売を終了したためですが、これまでもZenfoneシリーズを使っていてATOKに慣れていた人は残念なところです。

ただし、これまでのシリーズ通り、ATOKを引き続き利用したい場合はジャストシステムが提供しているサブスクリプション版のATOKを別途、導入する必要があります。またサポート終了済みなので自己責任になりますが、過去に販売されていた買い切り版のATOKを購入済みの人はGoogle Playストアの購入済みアプリのライブラリーからの導入も一応は可能ではあります。

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Zenfoneシリーズではありませんが、Zenfone 9よりも先にエイスースが発売した日本国内向け「ROG Phone 6」シリーズにもATOK for ASUSがプリインストールされていなかったことからZenfone 9にもATOKは入っていないであろうことが予想されていましたが……(画像は筆者が自前で導入した買い切り版のATOKを導入したところ)



【ちょっぴり嬉しいコラボコンテンツ】

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プリインストールされているコラボ壁紙

またZenfone 9はアニメ「ゆるキャン△」のゲームアプリ「ゆるキャン△つなげるみんなのオールインワン!!」(2022年秋に配信予定)とのコラボがされており、4種類のゆるキャン△コラボの壁紙がプリインストールされています。せっかくならZenfone 9本体もオリジナルコラボモデルを発売して欲しいところですが、こういうちょっとしたオマケ的なコラボコンテンツも嬉しいものです。

というわけで、自腹購入したZenfone 9のレビューの初回は同梱品やホーム画面、プリインストールアプリ、コンテンツの紹介をお届けしました。次回は本機をしばらく実際に使ってみて気が付いた点などを紹介してこうと思います。







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記事執筆:河童丸


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