docomo向け「Galaxy A54 5G SC-53D」とau向け「Galaxy A54 5G SCG21」がFCC通過!写真はGalaxy A53 5G |
米連邦通信委員会(FCC)は30日(現地時間)、未発表の次期ミッドハイレンジスマートフォン(スマホ)「Galaxy A54 5G(型番:SM-A546*)」(Samsung Electronics製)の日本向け製品が2023年3月9日(木)付けで認証を取得していることを公開しています。FCC IDは「A3LSMA546JPN」。
日本向け製品は公開されている資料から「SC-53D」および「SCG21」になると記載されており、型番規則からそれぞれNTTドコモ版「Galaxy A54 5G SC-53D」およびKDDI・沖縄セルラー電話(au・UQ mobile)版「Galaxy A54 5G SCG21」として「2023年夏モデル」として4月以降に発売される見込みとなります。なお、ハードウェアは共通となっており、ベトナム製とのこと。
Galaxy A54はSamsung Electronicsが展開する「Galaxy」ブランドにおけるミッドレンジモデル「Galaxy A5*」シリーズの次期製品で、日本でも昨年6月にNTTドコモやauから発売された「Galaxy A53 5G」の後継機種となり、10万円を超えるフラッグシップスマホは高すぎるものの、価格も性能も妥協したくない人などに向けた製品となっています。
Galaxy A54はチップセット(SoC)がGalaxy A53 5Gの「Exynos 1280」(型番:s5e8825)から「Exynos 1380」(型番:s5e8835)に変更され、すでにベンチマークアプリ「Geekbench」などにGalaxy A54と見られる「SM-A5460」や「SM-A546V」、「SM-A546Uなどの結果が掲載されており、シングルコアで700〜800、マルチコアで2700〜2800とGalaxy A53 5Gから高性能化していることが判明しています。
Exynos 1380はCPUが2.40GHz Arm Cortex-A78コア×4+2.0GHz Arm Cortex-A55コア×4のオクタコア、GPUが950Hz Arm Mali-G68 MP5のペンタコアに加え、4.9TOPSの性能を備えたNPU搭載のAI Engineを内蔵しているとのこと。またあらたにIEEE802.11ax準拠のWi-Fi 6もサポートしており、実際にFCCを通過した日本向け製品もWi-Fi 6に対応していることが示されています。
さらにこのGeekbenchの結果はハイエンドモデル「Galaxy S20」や「Galaxy S21」などに迫っており、性能がかなり強化されるのではないかと予想されています。また恐らく引き続いて防水・防塵(IP67準拠)に対応しており、日本市場向けはおサイフケータイ(FeliCa)にも対応していると考えられ、OSバージョンアップもGalaxy A53 5Gと同じくハイエンドモデルと同じ4世代が保証されると思われます。
記事執筆:memn0ck
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