新フォルダブルスマホ「motorola razr 40 ultra」が工事設計認証を取得!日本で発売へ |
総務省が「技術基準適合証明等を受けた機器の検索」のデータベースを更新し、新たにMotorola Mobility(以下、Motorola)が「XT2321-1」(認証番号:202-JKM020)の相互承認(MRA)による工事設計認証(いわゆる「技適」)を2023年3月18日(土)付けでCTC advancedによって取得しています。
XT2321-1は海外で発表されている最新フォルダブルスマートフォン(スマホ)「motorola razr 40 ultra(型番:XT2303-*)」(中国向けは「moto razr 40 ultra」、北米向けは「motorola razr+ (2023)」)の型番であることがわかっており、Motorolaが展開するフォルダブルスマホ「motorola razr」ファミリーにおける最新モデル「motorola razr 40」シリーズの上位機で、チップセット(SoC)にQualcomm製「Snapdragon 8+ Gen 1 Mobile Platform」を搭載したハイエンドスマホとなります。
またXT2321-1はすでに紹介しているように総務省が公開している「高周波利用設備の型式指定・型式確認の公示」おける非接触IC機能「NFC(Type F/FeliCa含む)」に関する「誘導式読み書き設備」として登録されており、Motorolaの日本法人であるモトローラ・モビリティ・ジャパン(以下、モトローラ)が日本でmotorola edge 40を発売する準備を進めていることが明らかになっていました。
今回、そんなXT2321-1がさらに工事設計認証を取得したことも明らかとなったため、より日本で発売される可能性が高まった上、日本で利用できる携帯電話ネットワークの対応周波数帯が判明し、5Gではグローバル版でも対応していることがわかっていましたが、改めてNTTドコモが利用しているn79(4.5GHz帯)にも対応することになりました。
モトローラでは一昨年に同社のフォルダブルスマホのmotorola razrファミリーとしては日本初の「motorola razr 5G」を発売しましたが、再び日本でもフォルダブルスマホを投入することになりそうです。なお、motorola razr 40 ultraの日本向け製品は現時点ではオープン市場向けメーカー版(いわゆる「SIMフリーモデル」)として販売されると見られます。
motorola razr 40 ultraはMotorolaが展開するフォルダブルスマホ「motorola razr」シリーズの最新モデルで、motorola razrシリーズは日本でも2021年3月に「motorola razr 5G(型番:XT2071-4)」がソフトバンクの携帯電話サービス「SoftBank」向けとオープン市場向け(いわゆる「SIMフリーモデル」)が発売されましたが、その後継機種となります。
フォルダブルスマホには主に閉じた状態では普通のスマホサイズで開くとタブレットサイズになるような“横開き型”と開くと普通のスマホサイズで閉じるとコンパクトで持ちやすくなるという“縦開き型”がありますが、motorola razrシリーズはそれぞれ縦開き型となっており、motorola razr 40 ultraも縦開き型で最大かつ最先端のサブディスプレイを搭載したモダンで超小型サイズで持ち歩けるデザインを備えています。
開くと上部中央にパンチホールが配置されたアスペクト比9:22の縦長な約6.9インチFHD+(1080×2640ドット)pOLED(有機EL)メインディスプレイ(約413ppi)、閉じると約3.6インチ1066×1056ドットpOLED(有機EL)サブディスプレイ(約413ppi)が搭載されており、メインディスプレイは折り畳めるLTPOパネル、サブディスプレイはフレキシブルAMOLEDが採用されています。
パンチホール部分には約3200万画素CMOS(1画素0.7μm、4in1)+広角レンズ(F2.4)のフロントカメラが内蔵され、顔認証に対応しているほか、生体認証としては本体側面に指紋センサーが搭載されています。またリアカメラは以下のデュアル構成で、サブディスプレイを使ってリアカメラをセルフィー(自撮り)に利用したり、友人に自分のポーズのプレビューを表示したりできるため、誰もが写真の画質に満足できるとのこと。
・約1200万画素CMOS(1画素1.4μm、PDAF)+広角レンズ(F1.5、OIS)
・約1300万画素CMOS(1画素1.12μm)+超広角/マクロレンズ(F2.2、画角108°)
外観はスタリッシュなデザインとなっており、特にサイズを最小限に抑えた業界初の2軸トラッキングで構成される新しい再設計されたティアドロップヒンジを採用し、他のフォルダブルスマホと比べて閉じた状態で最も薄くなっているほか、超薄型ガラスを組み合わせることによってメインディスプレイを展開する際に折り目がほとんどなくなり、シームレスな外観と滑らかな感触が得られるようになったとしています。
本体カラーはInfinite BlackおよびGlacier Blue、PantoneのColor of theYear 2023.3となる大胆な色合いのViva Magentaの3色がラインナップされ、外装パネルはInfinite BlackおよびGlacier Blueではマット仕上げの強化ガラス「Corning Gorilla Glass Victus」、Viva Magentaではフェイクレザー素材が用いられ、側面などのフレームは7000シリーズのアルミニウム素材となっています。
サイズは開いた状態で約170.83×73.95×6.99mm、閉じた状態で約88.42×73.95×15.1mm、質量はInfinite BlackおよびGlacier Blueが約188.5g、Viva Magentaが約184.5g。主な仕様は8GBまたは12GBの内蔵メモリー(RAM)および256GBまたは512GBの内蔵ストレージ、3800mAhバッテリー、急速充電(最大33W)、ワイヤレス充電(最大5W)、USB Type-C端子、、位置情報取得(A-GNSS)、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3、NFC Type A/Bなど。
SIMはnanoSIMカード(4FF)スロットが1つとeSIMのデュアルSIMデュアルVoLTE(DSDV)に対応し、携帯電話ネットワークの対応周波数帯は販売される国・地域によって異なりますが、グローバル版は以下の通りで、工事設計認証では5G NR方式のn1およびn3、n8、n28、n41、n77、n78、n79、4G LTE方式のBand 1および3、8、18、19、26,28、39,41(AXGP方式含む)、42、3G W-CDMA方式のBand IおよびVIIIとなっています。
またOSはAndroid 13(MYUI 4.0)がプリインストールされてます。その他の詳細な製品情報は『Motorola、新フォルダブルスマホ「razr 40」と「razr 40 ultra」を発表!Snapdragon 7 Gen 1と8+ Gen 1を搭載。Ultraは日本でも発売へ - S-MAX』をご覧ください。motorola razr 40 ultraはすでに海外では販売が開始されており、質感などもかなり良いようなので日本で発売されるのは非常に楽しみです。できれば日本向け製品についても早めに発表されることを期待したいところです。
2G GSM: 850/900/1800/1900MHz
3G CDMA 1X: BC0
3G W-CDMA: Band I/II/IV/V/VIII
4G LTE: Band 1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/26/28/32/34/38/39/40/41/42/43/48/66
5G NR: Band n1/3/5/7/8/20/28/38/41/66/77/78/79
改めてさわりにきた moto razr 40 Ultra pic.twitter.com/fe5ZIe4bGI
— Yasuhiro Yamane/山根康宏 (@hkyamane) June 17, 2023
外画面でブラウザ起動してYouTube
— Yasuhiro Yamane/山根康宏 (@hkyamane) June 17, 2023
動画見てるけど、でかいのは正義&もう縦折り最高~ pic.twitter.com/nIo622zKbT
赤モデルにはパントーン。製品の仕上がりは95点つけられるかなと。ただ防水無いのやっぱり不安。でもかっこいいから大切に使えばいいんじゃないかな moto razr 40 ultra pic.twitter.com/TvR7qE46MQ
— Yasuhiro Yamane/山根康宏 (@hkyamane) June 17, 2023
RAZRをrazrで。これやらんとなー pic.twitter.com/QRkRc3Xex2
— Yasuhiro Yamane/山根康宏 (@hkyamane) June 17, 2023
昨日触ったモトローラrazr 40 Ultraの動画をアップ。ざっくりですが約9分になりました。動画編集していてかなり欲しくなってきたw
— Yasuhiro Yamane/山根康宏 (@hkyamane) June 18, 2023
moto razr 40 Ultraを速攻タッチ、大型外ディスプレイは最高 https://t.co/WjPS5ehjfg @YouTubeより
記事執筆:memn0ck
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