新フォルダブルスマホ「motorola razr 40 ultra」が日本でも発売へ!総務省の認証情報に登録

総務省が「高周波利用設備の型式指定・型式確認の公示」おいて「型式指定の型式名・指定番号・製造業者等の氏名又は名称の公示」を更新して「平成29年4月17日~令和5年4月30日」を公開し、このうちの非接触IC機能「NFC(Type F/FeliCa含む)」に関する「誘導式読み書き設備」としてモトローラ・モビリティ・ジャパン(以下、モトローラ)が未発表製品「XT2321-1」を申請したことが掲載されています。

指定番号は「第AC-23015号」。XT2321-1を含む「XT2321-*」はすでに海外ではMotorola Mobility(以下、Motorola)がグローバル向けに発表している新フォルダブルスマートフォン(スマホ)「motorola razr 40 ultra」(北米向けは「motorola rarz+ (2023)」)であるため、モトローラが日本市場にてmotorola razr 40 ultraを発売する準備を進めていることが明らかになりました。

日本ではMotorolaのフォルダブルスマホ「motorola razr」シリーズは2021年3月に「motorola razr 5G」がソフトバンクの携帯電話サービス「SoftBank」版とオープン市場向けメーカー版が発売されましたが、それ以来の投入となりそうです。なお、誘導式読み書き設備は必ずしもFeliCaに対応しているとは限らず、NFC Type A/Bのみでも高周波利用設備に該当する場合は申請が必要となっているので、どちらの可能性もあるかと思われます。

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motorola razr 40 ultraはMotorolaが展開するフォルダブルスマホ「motorola razr」シリーズの最新モデルで、motorola razrシリーズは日本でも2021年3月に「motorola razr 5G(型番:XT2071-4)」がソフトバンクの携帯電話サービス「SoftBank」向けとオープン市場向け(いわゆる「SIMフリーモデル」)が発売されましたが、その後継機種となります。

フォルダブルスマホには主に閉じた状態では普通のスマホサイズで開くとタブレットサイズになるような“横開き型”と開くと普通のスマホサイズで閉じるとコンパクトで持ちやすくなるという“縦開き型”がありますが、motorola razrシリーズはそれぞれ縦開き型となっており、motorola razr 40 ultraも縦開き型で最大かつ最先端のサブディスプレイを搭載したモダンで超小型サイズで持ち歩けるデザインを備えています。

開くと上部中央にパンチホールが配置されたアスペクト比9:22の縦長な約6.9インチFHD+(1080×2640ドット)pOLED(有機EL)メインディスプレイ(約413ppi)、閉じると約3.6インチ1066×1056ドットpOLED(有機EL)サブディスプレイ(約413ppi)が搭載されており、メインディスプレイは折り畳めるLTPOパネル、サブディスプレイはフレキシブルAMOLEDが採用されています。

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パンチホール部分には約3200万画素CMOS(1画素0.7μm、4in1)+広角レンズ(F2.4)のフロントカメラが内蔵され、顔認証に対応しているほか、生体認証としては本体側面に指紋センサーが搭載されています。またリアカメラは以下のデュアル構成で、サブディスプレイを使ってリアカメラをセルフィー(自撮り)に利用したり、友人に自分のポーズのプレビューを表示したりできるため、誰もが写真の画質に満足できるとのこと。

・約1200万画素CMOS(1画素1.4μm、PDAF)+広角レンズ(F1.5、OIS)
・約1300万画素CMOS(1画素1.12μm)+超広角/マクロレンズ(F2.2、画角108°)

外観はスタリッシュなデザインとなっており、特にサイズを最小限に抑えた業界初の2軸トラッキングで構成される新しい再設計されたティアドロップヒンジを採用し、他のフォルダブルスマホと比べて閉じた状態で最も薄くなっているほか、超薄型ガラスを組み合わせることによってメインディスプレイを展開する際に折り目がほとんどなくなり、シームレスな外観と滑らかな感触が得られるようになったとしています。

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本体カラーはInfinite BlackおよびGlacier Blue、PantoneのColor of theYear 2023.3となる大胆な色合いのViva Magentaの3色がラインナップされ、外装パネルはInfinite BlackおよびGlacier Blueではマット仕上げの強化ガラス「Corning Gorilla Glass Victus」、Viva Magentaではフェイクレザー素材が用いられ、側面などのフレームは7000シリーズのアルミニウム素材となっています。

サイズは開いた状態で約170.83×73.95×6.99mm、閉じた状態で約88.42×73.95×15.1mm、質量はInfinite BlackおよびGlacier Blueが約188.5g、Viva Magentaが約184.5g。主な仕様は8GBまたは12GBの内蔵メモリー(RAM)および256GBまたは512GBの内蔵ストレージ、3800mAhバッテリー、急速充電(最大33W)、ワイヤレス充電(最大5W)、USB Type-C端子、、位置情報取得(A-GNSS)、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3、NFC Type A/Bなど。

SIMはnanoSIMカード(4FF)スロットが1つとeSIMのデュアルSIMデュアルVoLTE(DSDV)に対応し、携帯電話ネットワークの対応周波数帯は販売される国・地域によって異なりますが、グローバル版は以下の通り。OSはAndroid 13(MYUI 4.0)がプリインストールされてます。その他の詳細な製品情報は『Motorola、新フォルダブルスマホ「razr 40」と「razr 40 ultra」を発表!Snapdragon 7 Gen 1と8+ Gen 1を搭載。Ultraは日本でも発売へ - S-MAX』をご覧ください。

2G GSM: 850/900/1800/1900MHz
3G CDMA 1X: BC0
3G W-CDMA: Band I/II/IV/V/VIII
4G LTE: Band 1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/26/28/32/34/38/39/40/41/42/43/48/66
5G NR: Band n1/3/5/7/8/20/28/38/41/66/77/78/79


記事執筆:memn0ck


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