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新ミッドレンジスマホ「motorola edge 40 neo」が登場! |
Lenovo傘下のMotorola Mobility(以下、Motorola)は14日(現地時間)、同社が展開する「motorola edge」シリーズにおける新しいグローバル向けミッドレンジスマートフォン(スマホ)「motorola edge 40 neo(型番:XT2307-*)」を発表しています。欧州にて数日以内に発売されるほか、インドや南米、アジア太平洋地域の一部市場でも今後数週間以内に展開されるとのことで、価格は欧州では399ユーロ(約63,000円)となっています。
またmotorola edge 40 neoは防水・防塵(IP68準拠)に対応しており、同社がPANTONE(以下、パントーン)と複数年に渡るパートナーシップに基づいてパントーンによって厳選された本体色として「PANTONE Caneel Bay」および「PANTONE Black Beauty」、「PANTONE Soothing Sea」の3色がラインナップされています。
なお、現時点で日本への投入については明らかにされていませんが、すでに紹介しているようにmotorola edge 40 neoとなるXT2307-3が日本向けの電波法に基づく工事設計認証(いわゆる「技適」)を取得しているため、日本でもオープン市場向けメーカー版(いわゆる「SIMフリーモデル」)か何かしらの形で販売されることになりそうです。
motorola edge 40 neoはMotorolaが展開するmotorola edgeシリーズにおける最新機種「motorola edge 40」ファミリーの廉価モデルで、前述通りにパントーンカラーを採用したトレンドカラーと薄型でエレガントなスタイリシュデザインのミッドレンジスマホとなっており、IP68等級の防水・防塵を備えているため、1.5mの深さの水に最長30分間浸漬にも耐えられるようになっています。
本体色のPANTONE Caneel Bayはブルー系のトーンで非常に快適なシリコン素材によるビーガンレザー仕上げが特徴で、深い黒のトーンのPANTONE Black Beautyと明るいシアンの色合いなPANTONE Soothing Seaの鮮やかな2色はマットなガラス仕上げのアクリル(PMMA:メタクリル酸メチルエステル)素材が採用されており、3色ともに魅力的なカラーリングを通じて個性を刺激して本物らしさを醸し出しているということです。
画面は上部中央にパンチホールを配置したアスペクト比9:20の約6.55インチFHD+(1080×2400ドット)pOLED/AMOLED(有機EL)「エンドレスエッジディスプレイ」(約402ppi)を搭載し、最大144Hzリフレッシュレートや最大360Hzタッチサンプリングレート、10bitカラー表示、HDR10+、DCI-P3、ピーク輝度1300nits、SGS Blue Light Reduction、SGS Motion Blur Reductionをサポートしています。
また画面占有率は90.20%に達しており、かなり画面の周りの縁(ベゼル)は狭く、画面は強化ガラス「Gorilla Glass 3」(Corning製)で覆われ、パンチホール部分には約3200万画素CMOS(1画素0.7μm、4in1)/広角レンズ(F2.4)のフロントカメラが内蔵され、サイズと質量はPANTONE Caneel Bayが約159.63×71.99×7.89mmと約172g、PANTONE Black BeautyおよびPANTONE Soothing Seaが約159.63×71.99×7.79mmと約170gとなっています。
生体認証としては顔認証のほか、画面内指紋センサーに対応。チップセット(SoC)にはMediaTek製「Dimensity 7030」を搭載し、CPUは2.5GHz Arm Cortex-A78コア×2+2.0GHz Arm Cortex-A55コア×6のオクタコア、GPUはArm Mali-G610 MC3に加え、AI処理用チップとしてMediaTek APU 550も備えています。内蔵メモリー(RAM)は12GB LPDDR5、内蔵ストレージは256GB uMCPとなっています。
リアカメラは以下のデュアル構成で、メインとなる広角カメラは1/1.5型センサーによって前機種「motorola edge 30 neo」よりも40%大きなピクセルを使用しているため、より多くの光を取り込んで昼夜を問わず画質が向上して鮮やかな写真を撮影可能となっているほか、すべてのピクセルでフォーカスが調整できる技術「Omni-directional PDAF」に対応していることによって前機種よりも16倍高速な低照度パフォーマンスとなり、オートナイトビジョンが改善されているとのこと。
・約5000万画素CMOS(1画素1.0μm、4in1)/広角レンズ(F1.8、OIS)
・約1300万画素CMOS(1画素1.12μm)/超広角レンズ(F2.2、画角120°)
電池持ちも大容量5000mAバッテリーを搭載しており、急速充電「68W TurboPower」によってわずか15分で0%から50%まで充電可能で、最大36時間の連続使用時間となっているため、電池残量を気にせずに使えるようになっているとのこと。その他の仕様はUSB Type-C端子(USB 2.0)およびデュアルステレオスピーカー、Dolby Atmos、マイク×2で、3.5mmイヤホン端子やmicroSDカードなどの外部ストレージスロットは非搭載。
OSはAndroid 13をプリインストールし、セキュリティー機能としてThinkShield for mobileやMoto Secureに対応。通信面ではWi-Fi 6Eに対応したIEEE802.11a/b/g/n/ac/ax準拠(2.4GHz、5GHz、6GHz)の無線LAN、Bluetooth 5.3、NFCに対応し、SIMはnanoSIMカード(4FF)スロットが1つとeSIMによるデュアルSIMで、携帯電話ネットワークの対応周波数帯は販売される国・地域によって異なるものの、欧州向けは以下の通り。
5G NR: n1/2/3/5/7/8/20/28/38/40/41/66/77/77 HPUE/78/78 HPUE
4G LTE: Band 1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/26/28/32/38/38 HPUE/39/40/41/41 HPUE/42/43/48/66
3G W-CDMA: Band 1/2/4/5/8/19
2G GSM: Band 2/3/5/8
なお、以前に紹介したときには技適の情報を公開している総務省のデータベース「技術基準適合証明等を受けた機器の検索」には登録されえていませんでしたが、現在は登録されて確認できるようになっており、日本で利用できる携帯電話ネットワークの対応周波数帯は5G NR方式のn1およびn3、n28、n41、n77、n78、4G LTE方式のBand 1および3、8、18、19、26、28、39、30、41(A-XGPやWiMAX 2+含む)、42、3G W-CDMA方式のBand IおよびVIIIとなっており、Wi-Fi 6Eにも対応しています。
センサー類は近接センサーおよび環境光センサー、加速度センサー、地磁気センサー(電子コンパス)、ジャイロスコープ、Sarセンサー、センサーHubに対応。位置情報はA-GNSS(GPSおよびGlonass、Galileoなど)やLTEPP、SUPLに対応。同梱品はACアダプター(68W対応)やUSB Type-C to USB Type-Cケーブル、SIMツール、保護ケース、保証書や簡易取扱説明書などの紙類となっています。
記事執筆:memn0ck
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・Motorola's Official Global Blog | Meet the new motorola edge 40 neo, with PANTONE™ Colors, IP68 & enhanced camera system
・Water Resistant Smartphones | motorola edge 40 neo | motorola ROE
・総務省 電波利用ホームページ | 技術基準適合証明等を受けた機器の検索 | XT2307-3
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