オッポの未発表製品が総務省の非接触IC設備認証に登録!画像はグローバル向けのOPPO A79 5G |
総務省が「高周波利用設備の型式指定・型式確認の公示」おいて「型式指定の型式名・指定番号・製造業者等の氏名又は名称の公示」を2023年12月27日(水)に更新して「平成29年4月17日~令和5年11月30日」を公開し、このうちの非接触IC機能「NFC(Type F/FeliCa含む)」に関する「誘導式読み書き設備」としてオウガ・ジャパンが未発表製品「A303OP」および「CPH2557」を申請したことが掲載されています。指定番号はA303OPが「第AC-23078号」、CPH2557が「第AC-23077号」。
型番規則からA303OPはソフトバンク(携帯電話サービス「SoftBank」および「Y!mobile」)版、CPH2557はオープン市場向けメーカー版(いわゆる「SIMフリー」製品)であることが推察でき、CPH2557はすでに海外にてエントリースマートフォン(スマホ)「OPPO A79 5G」として発表されているほか、Googleがコンテンツ配信マーケット「Google Play ストア」に対応する製品を掲載している「Supported devices - Google Play Help - Google Support」にこれらのA303OPやCPH2557がOPPO A79 5Gであると記載されています。
なお、誘導式読み書き設備は必ずしもFeliCaに対応しているとは限らず、NFC Type A/Bのみでも高周波利用設備に該当する場合は申請が必要となっているので、どちらの可能性もあるかと思われますが、過去の製品からするとOPPO A79 5Gは対応していない可能性が高いと考えられます。
A303OPおよびCPH2557となるOPPO A79 5Gはオウガ・ジャパンが展開する「OPPO」ブランドにおけるエントリーからミッドレンジクラスのOPPO Aシリーズの最新機種で、エントリーモデルながらも最大33Wの急速充電「SUPERVOOC」に対応した大容量5000mAhバッテリーを搭載して電池持ちが良いほか、新たに「OPPO Glowing Feather Design」を採用し、背面パネルがエレガントな羽をイメージしたダイヤモンドのようにキラキラと光りが変化するようになっています。
ディスプレイは上部中央にパンチホールを配置したアスペクト比9:20の約6.72インチFHD+(1080×2400ドット)液晶(約391ppi)を搭載し、リフレッシュレートは最大90Hz、タッチサンプリングレートは最大180Hz、8bitカラー(1670万色表示)、輝度最大680nits、色域NTSC 96%に対応し、画面の周りの縁(ベゼル)は狭く画面占有率が91.4%に達しています。パンチホール部分には約800万画素CMOS/広角レンズ(F2.0、画角80°、4P)のフロントカメラが内蔵され、顔認証に対応するほか、生体認証としては側面指紋センサーも搭載しています。
また画面はTunghsu Optoelectronic製強化ガラス「Panda Glass」によって二重に覆われていて傷つきにくく割れにくくなっており、生活防水(IPX4)に対応しているとのこと。本体色はMystery BlackおよびGlowing Green、Dazzling Purpleの3色展開で、サイズは約165.6×76.0×7.99mm(Dazzling Purpleは約8.04mm)、質量は約193g。リアカメラは以下のデュアル構成で、さらに赤外線(IR)フォーカスセンサーも搭載し、ナイトモードやポートレートモード、プロモード、タイムラプス撮影、パノラマ撮影などに対応。
・約5000万画素CMOS/広角レンズ(F1.8、画角77°、5P、AF)
・約200万画素CMOS/モノクロデプスカメラ(F2.4、画角89°、3P)
主な仕様はMediaTek製チップセット(SoC)「Dimensity 700(MT6833)」(オクタコアCPU「2.2GHz Arm Cortex-A76×2+2.0GHz Arm Cortex-A55×6」、950MHz Arm Mali-G57 MC2 GPU)および4GBまたは8GB内蔵メモリー(RAM)、128GBまたは256GB内蔵ストレージ、microSDXCカードスロット、USB Type-C端子(USB 2.0)、3.5mmイヤホンマイク端子、NFC Type A/B、FMラジオ、位置情報取得(A-GPS、BDS、GLONASS、Galileo、QZSS)。なお、RAMはLPDDR4X(デュアル16bitチャンネル2133MHz)、内蔵ストレージはUFS 2.2(2Lanes HS-Gear3)となっています。
音響面では音量が大きいウルトラリニアデュアルスピーカーを搭載し、Dirac 3.0の優れた自動オーディオ最適化技術によって耳障りなノイズが抑制され、最適なステレオサウンドが提供されます。通信面ではIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠(2.4および5.xGHz)の無線LAN(Wi-Fi)やBluetooth 5.3 LEに対応するほか、SIMはmicroSDカードスロットとは別にnanoSIMカード(4FF)スロットが2つのあるトリプルスロットで、DSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)に対応し、携帯電話ネットワークの対応周波数帯は販売される国・地域によって異なっており、以下のバージョンがあるとのこと。
[Version 1]
GSM: 900/1800/1900/850MHz
WCDMA: Bands 1/2/4/5/6/8/19
LTE FDD: Bands 1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28/66
LTE TDD: Bands 38/39/40/41
5G NR: n1/n3/n5/n7/n8/n20/n28/n38/n40/n41/n66/n77/n78
[Version 2]
GSM: 900/1800MHz
WCDMA: Bands 1/5/8
LTE FDD: Bands 1/3/5/8/28B
LTE TDD: Bands 40/41
5G NR: n1/n3/n28B/n40/n41/n77/n78
[Version 3]
GSM: 900/1800/1900/850MHz
WCDMA: Bands 1/2/4/5/6/8/19
LTE FDD: Bands 1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/26/28
LTE TDD: Bands 38/39/40/41/42
5G NR: n1/n3/n28/n41/n77/n78
センサー類は環境光センサーや近接センサー、地磁気センサ、ジャイロセンサー、重力センサー、歩数計センサーに対応。OSはAndroid 13ベースの独自ユーザーインターフェイス(UI)「ColorOS 13.1」をプリインストールし、RAM拡張機能などが利用できます。連続通話時間は約1560分、連続動画再生時間は約14時間で、30分で51%まで充電可能。付属品はUSB ACアダプターやUSB Type-Cケーブル、SIMピン、保護ケース、安全ガイドおよびクイックガイドなどの紙類。
記事執筆:memn0ck
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