縦折り型フォルダブルスマホ「nubia Flip 5G NX724J」が技適通過! |
総務省が「技術基準適合証明等を受けた機器の検索」のデータベースを更新し、新たにZTEが「NX724J」(認証番号:204-B00935)の工事設計認証(いわゆる「技適」)を相互承認(MRA)によって2024年2月2日(金)付けでPhoenix Testlabを通じて取得しています。NX724Jはすでに海外にて発表されているフォルダブルスマートフォン(スマホ)「nubia Flip 5G」であることが判明しています。
nubia Flip 5GはZTE傘下のNubia Technologyの製品ですが、日本ではZTEが認証取得などを行っています。またZTEではソフトバンクの携帯電話サービス「Y!mobile」向けにフォルダブルスマホ「Libero Flip(型番:A303ZT)」を納入していますが、nubia Flip 5Gはスペック的にLibero Flipと同等となっています。
そのため、nubia Flip 5GもLibero Flipと同じく日本市場向けにおサイフケータイ(FeliCa)に対応している可能性は高そうです。またnubia Flip 5Gはメーカー型番で認証を取得しているため、従来通りであれば、日本ではオープン市場向けメーカー版(いわゆる「SIMフリーモデル」)として販売されると考えられ、一部のECサイトに一時的に誤掲載されており、そのときには価格が75,020円(税込)と記載されていました。
nubia Flip 5GはZTE傘下のNubia Technologiesが展開するnubiaブランド初のフォルダブルスマホで、同社はこれまでもゲーミングブランド「REDMAGIC」を日本でも展開してきましたが、nubia Flip 5Gが日本でも正式に発売されるとなると、nubiaブランドについても日本で本格的に展開することになりそうです。
メインディスプレイは約6.9インチFHD+(1188×2790ドット)OLED(有機EL)、サブディスプレイは約1.43インチ466×466ドット有機ELで、メインディスプレイは上部中央にパンチホールを配置し、パンチホール部分には約1600万画素CMOS/広角レンズを搭載し、顔認証に対応しており、生体認証として側面指紋センサーも搭載しています。
サイズは開いた状態で約170×76×7.3mm、閉じた状態で約88×76×15.5mm、質量は約214g、本体色はBlackおよびGoldの2色展開。本体の曲がり角度は標準範囲を60~110°で設計しており、この範囲外ではヒンジの角度を適切に保持できない場合があるとのこと。リアカメラは約5000万画素CMOS/広角カメラおよび約200万画素CMOS/被写界深度カメラのデュアル構成に。
主な仕様はQualcomm製チップセット(SoC)「Snapdragon 7 Gen 1 Mobile Platform」および6GB内蔵メモリー(RAM)、128GB内蔵ストレージ、4310mAhバッテリー、急速充電(最大33W)、USB Type-C端子、Wi-Fi 6に対応したIEEE802.11a/b/g/n/ac/ax準拠(2.4および5GHz)の無線LAN、Bluetooth 5.2、NFC Type A/B、位置情報取得(A-GNSS、GPS、GLONASS、Galileo、BDS、QZSSなど)、防滴(IPX2)、防塵(IP4X)。
microSDカードなどの外部ストレージスロットや3.5mmイヤホンマイク端子は非搭載。SIMはnanoSIMカード(4FF)スロットを搭載しており、デュアルSIMデュアルVoLTE(DSDV)をサポート。携帯電話ネットワークの対応周波数帯は販売される国・地域で異なりますが、日本では工事設計認証を取得している5G NR方式のn3およびn28、n77、n78、4G LTE方式のBand 1および3、8、18、19、26、28、41、42、3G W-CDMA方式のBand IおよびIV、VIII、XIXとなっています。なお、工事設計認証では無線LAN(2.4および5、6GHz)やBluetooth(2.4GHz)の周波数帯も取得しています。
記事執筆:memn0ck
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