新フラッグシップスマホ「ASUS Zenfone 11 Ultra」が登場!

ASUSTeK Computer(以下、ASUS)は14日(現地時間)、オンラインにてグローバル向け発表会「Zenfone 11 Ultra Launch Event | Expand Your Vision」を開催し、同社が展開する「Zenfone」ブランドにおける新しいフラッグシップスマートフォン(スマホ)「Zenfone 11 Ultra(型番:AI2401_H)」を発表しています。台湾や香港などの1次販売国・地域では2024年3月15日(金)に発売され、その他の多くの国・地域にて発表後より予約受付が開始されています。

販売されるモデルは内蔵メモリー(RAM)と内蔵ストレージの違いによって12GB RAM+256GBストレージモデルおよび16GB RAM+512GBストレージモデルがあり、価格は欧州では12GB RAM+256GBストレージモデルが999ユーロ(約162,000円)、16GB RAM+512GBストレージモデルが1,099ユーロ(約178,000円)、ドイツなどの一部の国・地域では発売記念セールが行われており、12GB RAM+256GBストレージモデルが899ユーロ(約146,000円)、16GB RAM+512GBストレージモデルが999ユーロ(約162,000円)となっています。

本体色は各モデルともにEternal BlackおよびMisty Gray、Skyline Blue、Desert Sandの4色が用意されています。なお、発表会などでは日本における販売については案内されませんでしたが、同社の公式Webサイト内にあるZenfone 11 Ultraの特設Webページでは各国の販売拠点が掲載されており、その中に「Japan」についても「Coming Soon」と記載されているため、これまでの同社の販売展開を鑑みても従来通りにZenfone 11 Ultraも日本で発売される計画だと見られます。

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Zenfone 11 UltraはASUSが展開しているZenfoneブランドにおける新フラッグシップスマホで、Zenfoneとしては「ZenFone 3 Ultra」以来の久しぶりの“Ultra”を冠する大画面スマホとなり、ここ最近のZenfoneと同様にSnapdragon 8シリーズを搭載したハイエンドモデルとなります。一方、Zenfoneでは2021年に発売された「Zenfone 8」シリーズから小型モデルを中心に展開し、2022年に発売された「Zenfone 9」や2023年に発売された「Zenfone 10」は小型モデルのみでしたが、今年は大型モデルが投入されることになりました。

ROG Phone 8シリーズとベースは同じで、主な仕様は共通となっており、チップセット(SoC)にはQualcomm製「Snapdragon 8 Gen 3 Mobile Platform」を搭載しており、急速充電(最大65W)やQi(Version 1.3)に準拠したワイヤレス充電(最大15W)などに対応するほか、ROG Phone 8シリーズは同シリーズ初の防水・防塵(IP68)に対応していますが、Zenfone 11 Ultraも同様に防水・防塵(IP68)に対応しています。ただし、ゲーミング的な背面が光るなどの要素は省かれ、その分だけ薄型・軽量化され、サイズは約163.8×76.8×8.9mm、質量は約225gとなっています。

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画面は上部中央にパンチホールが配置されたアスペクト比9:20の縦長な約6.78インチFHD+(1080×2400ドット)LTPO Flexible AMOLED(有機EL)ディスプレイを搭載し、パネルはSamsung Diplay製を採用しており、可変リフレッシュレート1〜120Hz(ゲーミング時のみ最大144Hz)や明るさ最大2500nits、DCI-P3 107.37%、sRGB 145.65%、NTSC 103.16%、HDR10、Amazon HDR、Youtube HDRをサポートしており、パンチホール部分には約3200万画素CMOS(1/3.2型、1画素0.7μm、RGBW、4in1)+広角レンズ(F2.5、焦点距離22mm相当)のフロントカメラが内蔵されています。

また顔認証に対応しているほか、生体認証として画面内指紋センサーも搭載しており、画面占有率は94%に達し、画面はCorning製の強化ガラス「Gorilla Glass Victus 2」で覆われているとのこと。背面パネルはマット仕上げとなっており、各本体色は世界中の風景からインスピレーションを得たとし、人気のクラシックなSkyline BlueとEternal Blackはスカンジナビアの青い昼空と黒い夜空から、新しいMisty GreyとDesert Sandはそれぞれ霧のかかった朝と息を呑むような砂丘から着想を得ているということです。さらに背面に鏡面仕上げのASUSの30周年記念ロゴが施されており、高級感と最高の持ち心地を実現しているとしています。

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リアカメラは以下のトリプルカメラで、メインカメラはSony製センサー「IMX890」を採用し、Zenfone 10やZenfone 9のコンセプトを引き継いでメインカメラは「6-Axis Hybrid Gimbal Stabilizer 3.0」や「Super HyperSteady Video Stabilization」に対応しており、写真や動画の撮影が手ブレや被写体ブレのない状態を維持できるため、手軽にプロ品質の撮影を簡単に撮影できるようになります。さらに新たにAIポートレートビデオモードなどのAIを利用したカメラ撮影機能が強化されているとのこと。

・約5000万画素CMOS(1/1.56型、1画素1.0μm、PDAF、4in1)+広角レンズ(F1.9、焦点距離23.8mm相当、6軸シンバル、OIS)
・約1300万画素CMOS(1/3.0型、1画素1.12μm)+超広角レンズ(F2.2、焦点距離12.7mm、画角120°)
・約3200万画素CMOS(1/3.2型、1画素0.7μm、PDAF)+望遠レンズ(F2.4、焦点距離65.3mm相当、光学3倍ズーム、OIS)

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音響面ではDiracによってチューニングされたデュアルステレオスピーカーを搭載するほか、デュアルマイクによるノイズ除去技術「ASUS Noise Reduction Technology」やOZO Audioによる3D録音技術「3D surround-sound recording」に対応し、ハイレゾ音源も利用可能で、3.5mmイヤホンマイク端子も搭載しています。また外部接続・充電端子はUSB Type-C端子となっており、同梱品にはACアダプターは付属していませんが、USB-C to USB-CケーブルやSIM取り出しピン、専用ケース、簡易説明書などの紙類が付属しています。

バッテリー容量は5500mAと大容量となっており、電池持ちが最大26.5%向上しているほか、連続使用時間は最大26時間となっているとのこと。またさまざまな機能においてAIが導入され、例えば、音声通話をリアルタイムでテキスト化して翻訳してくれる「AI Call Translator」や録音中やすでに録音してある既存の音声ファイルから「レコーダー」アプリを使ってリアルタイムの文字起こしができる「AI Transcript」、6つの異なるスタイルに基づいてパーソナライズされた壁紙を簡単に作成できる「AI Wallpaper」などが利用できるようになっているということです。

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さらに「ASUS GlideX」を使えば、スマホからパソコン(PC)などの他の製品の画面にアプリをミラーリングしたり、簡単にファイル転送をしたり、ビデオ会議をしたりでき、生産性向上アプリ「Phone Link」ではドラッグ&ドロップによるファイル転送、PCからのテキストメッセージ送信、通話管理、通知のカスタマイズを可能にし、スマホとPCとの間でのユーザー体験(UX)を再定義して比類のない利便性と効率性を実現しているとしています。OSはAndroid 14をプリインストール。

その他の仕様ではWi-Fi 7に対応したIEEE802.11a/b/g/n/ac/ax/be準拠(2.4および5、6GHz)の無線LAN、Wi-Fi Direct、Bluetooth 5.4、NFC、位置情報取得(デュアルバンドA-GNSS:GPS、Glonass、Galileo、BDS、QZSS、NavIC)、加速度センサー、近接センサー、環境光センサー、ホールセンサー、ジャイロセンサー、電子コンパスなど。なお、RAMはLPDDR5X、内蔵ストレージはUFS4.0となっているとのこと。SIMはnanoSIMカード(4FF)スロットが2つのデュアルSIMデュアルVoLTE(DSDV)に対応しており、携帯電話ネットワークの対応周波数帯は販売される国・地域によって異なり、以下の2つのSKUが案内されています。

WW version:
5G SA&NSA: n1 / n2 / n3 / n5 / n7 / n8 / n12 / n18 / n20 / n25 / n26 / n28 / n38 / n40 / n41 / n48 / n66 / n77 / n78 / n79
4G FDD-LTE: B1 / B2 / B3 / B4 / B5 / B7 / B8 / B12 / B17 / B18 / B19 / B20 / B25 / B26 / B28 / B32 / B66
4G TDD-LTE: B34 / B38 / B39 / B40 / B41 / B42 / B43 / B48
WCDMA: 800 / 850 / 900 / 1700 / 1900 / 2100MHz
GSM: 850 / 900 / 1800 / 1900MHz

US version:
5G SA&NSA: n1 / n2 / n3 / n5 / n7 / n8 / n12 / n18 / n20 / n25 / n26 / n29 / n30 / n38 / n40 / n41 / n48 / n66 / n71 / n77 / n78 / n79
4G FDD-LTE: B1 / B2 / B3 / B4 / B5 / B7 / B8 / B12 / B17 / B18 / B19 / B20 / B25 / B26 / B29 / B30 / B32 / B66 / B71
4G TDD-LTE: B34 / B38 / B39 / B40 / B41 / B42 / B43 / B48
WCDMA: 800 / 850 / 900 / 1700 / 1900 / 2100MHz
GSM: 850 / 900 / 1800 / 1900MHz

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その他、他のメーカーと同様にASUSでもサステナビリティーに注力しており、のフレームは環境に優しい100%リサイクルされたアルミニウムで作られており、ディスプレイも5分の1以上がリサイクルされたガラスで構成され、本体やケーブルの包装も紙を使用することによってパッケージに使用するプラスチックの94%削減にも成功し、ASUSではより循環型サプライチェーンに1歩近づいたとしています。



















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記事執筆:memn0ck


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