ソフトバンクが宮古島と石垣島における携帯電話サービスの通信品質改善対策を実施! |
ソフトバンクが提供している携帯電話サービスにおいて沖縄県の宮古島および石垣島の対象エリアにおける通信品質改善の対策を今年8月までに実施したとお知らせしています。これにより、携帯電話サービス「SoftBak」および「Y!mobile」、「LINEMO」、ソフトバンク回線の仮想移動体通信事業者(MVNO)において宮古島および石垣島の対象エリアの通信品質が改善したとのこと。
対象エリアは宮古島では伊良部字(池間添、伊良部、国仲、仲地、長浜)および上野字(新里、上野、野原、宮国)、城辺字(新城、下里添、友利、西里添、比嘉、保良)、下地字(上地、嘉手苅、川満、洲鎌、与那覇)、平良字(大浦、久貝、下里、荷川取、西里、西仲宗根、東仲宗根、松原)、石垣島では新川、石垣、伊原間、大川、大浜、登野城、平得、真栄里、宮良、新栄町、浜崎町1・2・3丁目、美崎町、八島町1・2丁目、南ぬ浜町となっています。
ソフトバンクでは宮古島や石垣島において通信品質に関して不満なく利用している契約者が他の地域に比べて少ないことがわかったとし、これらの契約者から回答されたアンケート結果なども踏まえて通信品質改善の取り組みを実施したということです。なお、ソフトバンクではKDDIや西日本電信電話(以下、NTT西日本)などの協力のもとで2023年度に沖縄本島と石垣島、宮古島、久米島を結ぶ大容量光海底ケーブルの整備を完了させていました。
これにより、宮古島・石垣島における携帯電話ネットワークの各基地局と新たに整備した海底ケーブルの間の伝送路の帯域を徐々に拡大する作業「基地局アクセス回線の広帯域化」を行い、宮古島・石垣島での5Gなどの高速・大容量通信の展開を推進しており、宮古島・石垣島でのIoTやAIなどを活用した産業の多様化や南海トラフ地震などによる大規模災害への備えて地域社会の活性化をめざしているということです。
日本全国津々浦々で通信サービスを利用するためにはスマートフォン(スマホ)などの携帯電話と直接信号のやり取りを行う基地局だけでなく、基地局とコア設備(ネットワークの中核を担う通信センター)の間でデータ送受信を行うための通信ネットワークも重要な役割を担っており、これまでは沖縄本島と海で隔たりがある宮古島や石垣島などの離島地域では本島と同等のネットワークを構築できていなかったとのこと。
沖縄本島との間の伝送路、つまり海底ケーブルの利用可能なネットワーク帯域の幅が狭く、一度に送信できるデータ量が制限されるため、高速で大容量の通信を行うことが困難な状況でした。そこでソフトバンクでは2021年4月からKDDIやNTT西日本などとともに沖縄本島と石垣島、宮古島、久米島を結ぶ大容量光海底ケーブルの整備を実施し、2023年度に完了させ、この新たな大容量光海底ケーブルによって宮古島・石垣島における伝送路の帯域を徐々に拡大しているということです。
記事執筆:memn0ck
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