次期ミッドハイタブレット「Galaxy Tab S10 FE」と「Galaxy Tab S10 FE+」が日本で発売へ!写真は最上位モデルのS10 Ultra

既報通り、Samsung Electronics(以下、Samsung)が展開する「Galaxy」ブランドにおける未発表な次期フラッグシップエントリータブレット「Galaxy Tab S10 FE」シリーズを開発していることが認証機関や公式Webサイトから明らかになっています。同シリーズは通常モデル「Galaxy Tab S10 FE」と上位モデル「Galaxy Tab S10 FE+」、そしてそれらの携帯電話ネットワークに対応したWi-Fi+Cellularモデル「Galaxy Tab S10 FE 5G」および「Galaxy Tab S10 FE+ 5G」がラインナップされると見られています。

型番はGalaxy Tab S10 FEが「SM-X520」、Galaxy Tab S10 FE 5Gが「SM-X526B」や「SM-X528U」など、Galaxy Tab S10 FE+が「SM-X620」、Galaxy Tab S10 FE+ 5Gが「SM-X626B」や「SM-X628U」などとなり、今回、このうちのGalaxy Tab S10 FEおよびGalaxy Tab S10 FE+のWi-FiモデルとなるSM-X520とSM-X620が日本の電気通信事業法に基づく技術基準適合認定認証(いわゆる「技適」)を取得していることが明らかとなりました。

総務省は13日、技術基準適合認定認証を受けた端末機器を取りまとめている「技術基準適合認定等の公示」において「技術基準適合認定等及び技術基準適合自己確認の公示」を更新し、SM-X520が2025年1月17日(金)付、SM-X620が2025年1月21日(火)付でテュフ・ラインランド・ジャパンを通じて通過していることが公表されました。認証番号はSM-X520が「P250001005」、SM-X620が「P250002005」。これにより、Samsungの日本法人であるサムスン電子ジャパンが日本でGalaxy Tab S10 FEとGalaxy Tab S10 FE+を発売する準備を進めていることになります。

また両機種はチップセット(SoC)にSamsung Semiconductor製の最新ミッドハイレンジ向け「Exynos 1580(型番:S5E8855)」を搭載するという噂がありましたが、ベンチマークアプリ「Geekbench」の結果にSM-X520やSM-X626Bなどが登場しており、それぞれMotherboardがExynos 1580を示す「s5e8855」となっているため、この情報がほぼ確実なものとなったと考えられ、さらに内蔵メモリー(RAM)は少なくともGalaxy Tab S10 FEとGalaxy Tab S10 FE+ともに8GBのモデルが用意されているということが判明しています。

その他、海外向けの認証としてGalaxy Tab S10 FEおよびGalaxy Tab S10 FE 5GとなるSM-X520やSM-X526B、SM-X528Uがそれぞれ米連邦通信委員会(FCC)を通過しているほか、これらに加えて「SM-X526E」や「SM-X526N」も合わせてIEC(国際電気標準会議)の電気機器安全規格適合試験制度を運営するIECEEにてフィンランドの認証機関「SGS Fimko」の検査を2025年2月21日(水)付で通過していることが公開されており、さらに通常モデルと上位モデルのレンダリング画像もリークされ、外観のデザインが判明しています。

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Galaxy Tab S10 FEシリーズはSamsungが展開しているGalaxyブランドにおけるフラッグシップタブレット「Galaxy Tab S10」シリーズの廉価モデルで、日本でも販売されている現行機種「Galaxy Tab S9 FE」や「Galaxy Tab S9 FE+」の後継機種となり、未発表な機種なので詳細は不明ですが、Galaxy Tab S9 FEシリーズと同様に価格を抑えたミドルレンジからミドルハイレンジクラスのコストパフォーマンスに優れた機種になると予想されます。

またGalaxy Tab S9 FEシリーズがミドルハイレンジスマートフォン(スマホ)「Galaxy A35 5G」と同じSamsung Semiconductor製SoC「Exynos 1380(型番:S5E8835)」を搭載していますが、Galaxy Tab S10 FEシリーズは新たにExynos 1580(型番:S5E8855)を搭載することになるようで、GeekbenchではGalaxy Tab S9 FEシリーズがCPUのシングルコアで1000前後、マルチコアで3000弱、GPUのOpenCLで3000前後、Vulkanで3100前後のところが、Galaxy Tab S10 FEシリーズではシングルコアで1350前後、マルチコアで3900前後、GPUのVulkanで6900前後と、CPUで30%程度、GPUで120%程度の向上があると予想されます。

一方、画面はGalaxy Tab S10 FEはGalaxy Tab S9 FEと同じく10.9インチサイズとなるようですが、Galaxy Tab S10 FE+は新たにGalaxy Tab S9 FE+の12.4インチサイズから大型化して13.1インチサイズになるといった情報が出ています。その他、バッテリーはIECEEの認証情報からGalaxy Tab S10 FEは3.86V/7760mAhと記載されており、Galaxy Tab S9 FEがスペック上では8000mAhであるため、恐らくGalaxy Tab S10 FEもスペックとしては8000mAhとなりそうです。

ただし、電池パックは新たに開発された「EB-BX526ABY」となることがFCCの資料から判明しています。また急速充電はGalaxy Tab S9 FEと同様に最大45W(4.5A/10V)となるようです。その他、海外メディア「YTECHB」がリークしたレンダリング画像によれば、本体色は両機種ともにGalaxy Tab S10 FEがGrayおよびSilver、Blueの3色が少なくともラインナップされ、RAMは8GBに加えて12GBもあり、内蔵ストレージは128GBもしくは256GBのモデルが販売されるということです。

<Geekbench>
◯Galaxy Tab S10 FE
samsung SM-X520 - Geekbench
◯Galaxy Tab S10 FE+
samsung SM-X626B - Geekbench

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<SGS Fimko>
◯Galaxy Tab S10 FE
FI-63470 | IECEE Certificates

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<FCC>
◯Galaxy Tab S10 FE
A3LSMX520 - OET List Exhibits Report - FCC
A3LSMX526B - OET List Exhibits Report - FCC
A3LSMX528U - OET List Exhibits Report - FCC

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記事執筆:memn0ck


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