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ソニーの次期フラッグシップスマホ「Xperia 1 VII」と見られるベンチマーク結果が登場!写真は既存機の1 VI |
既報通り、アメリカの連邦通信委員会(Federal Communications Commission:FCC)や台湾の国家通訊伝播委員会(National Communications Commission:NCC)においてSonyの未発表なスマートフォン(スマホ)が認証を通過しました。NCCでは型番が「XQ-FS72」となっており、型番規則から同社が展開する「Xperia」ブランドの2025年モデルとなり、FCCではWi-Fi 7などに対応することからハイエンドモデルとなると見られ、恐らく次期フラッグシップスマホ「Xperia 1 VII」(仮称)になると予想されます。
一方、新たにベンチマークアプリ「Geekbench」における測定結果にこの台湾や中国向けのXQ-FS72やアメリカやカナダ向け「XQ-FS54」が登場しており、スコアはCPUのシングルコアで2967、マルチコアで9017、GPUのVulkanで21786、AIのシングルプレシジョンで546、ハーフプレシジョンで27239、クオンタイズドで60976となっており、Motherboardは「sun」であるため、チップセット(SoC)にはQualcomm製「Snapdragon 8 Elite Mobile Platform」になることが明らかになっています。
ソニーでは近年、Xperiaブランドのスマホにおいておおむねフラッグシップモデル「Xperia 1」シリーズやその小型モデル「Xperia 5」シリーズ、ミッドレンジモデル「Xperia 10」シリーズ、そして日本市場においてはエントリーモデル「Xperia Ace」シリーズを展開しているほか、不定期でプレミアムモデル「Xperia PRO」シリーズを投入しており、昨年はXperia 1 VIと「Xperia 10 VI」の2機種のみが発売されました。
そうしたことから今年も少なくともXperia 1シリーズやXperia 10シリーズの各後継機種としてXperia 1 VIIおよび「Xperia 10 VII」(仮称)は投入されると見られており、中でもこれまでの発売時期を考えると、Xperia 1 VIIやXperia 10 VIIは発売や開発の時期は早いと考えられます。そうした中でXperia 1 VIIと見られる機種がFCCやNCCを通過していましたが、新たにGeekbenchの測定結果にも登場しました。
これにより、Xperia 1 VIIがSnapdragon 8 Elite Mobile Platformを搭載し、少なくとも内蔵メモリー(RAM)は12GBのモデルが用意されていることが判明しました。一方、噂ではExmor-Tカメラを含む約4800万画素CMOS広角カメラおよび約1200万画素CMOS超広角カメラ、約1200万画素CMOS望遠カメラのトリプルリアカメラを搭載し、ディスプレイは再び解像度が4Kに戻され、さらに本体色としてブラックとネイビーグリーンに加え、Xperiaの代表色であるパープルが復活すると言われています。また引き続いて他社が廃止しているmicroSDカードスロットや3.5mmイヤホンマイク端子も搭載されているようです。
その他、XQ-FS**のモデル名は「PM-150*-BV」となり、現時点では「PM-1500-BV」および「PM-1501-BV」、「PM-1502-BV」、「PM-1503-BV」、「PM-1504-BV」、「PM-1505-BV」が存在するとのことなので、これまでのXperia 1シリーズと比べるとモデル数が少なくなると見られます。なお、日本のオープン市場向けメーカー版(いわゆる「SIMフリーモデル」)が投入されるとすると、それぞれ「Xperia 1 VII(型番:XQ-FS44)」となるほか、NTTドコモから発売されるなら「Xperia 1 VII SO-51F」となることなどが予想されます。
記事執筆:memn0ck
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