2017年も今日で終わり!年末企画・memn0ck編書いたよー。

今年も1時間のみと本当に残りわずかになりました。ここ数年は特に師走どころか年末年始もあまり感じず、季節感なく新年を迎えそうです。さて、そんな時期にサクッと紹介するこの「年末企画」。

例年に続いて今年も他のライターさんたちに続いて今年の振り返りをしたいと思います。筆者のスマートフォン(スマホ)やタブレットなどのモバイルガジェットの購入数は昨年とほぼ同じ13台で、ここ数年は「1ヶ月に1台」というおおよそのペース通りとなっていますが、他の方と同様に1台当たりの単価は上がってトータルの出費は上がっていそう。

特にSnapdragon 835の出来が良かったのかAndroidのハイエンドは完成度が高い機種が多く4台も購入し、さらにiPhoneもiPhone 8シリーズとiPhone Xが同時発表されたので両方買うといったことでハイエンドスマホの購入が多くなってしまいました。年末に「HUAWEI Mate 10 Pro」も欲しかったものの、これ以上は……。

昨年と比べると、デュアルカメラや各種オートフォーカス、センシング技術、2.5Dラウンドディスプレイなどに加え、新たに縦長ディスプレイによる“ほぼ全画面デザイン”やAI(人工知能)系が追加されスマホ自体の次世代要素がさらに増えたように思えました。というわけで、その辺りも含めいろいろと書いていきたいと思います。

まずは筆者の今年買ったスマホなど、そして復習も兼ねて昨年までの年末企画の記事を紹介しておきます。個人的な点ではメイン機種が昨年の「Galaxy S7 edge SC-02H」から乗り換えられるかといったところが注目でしたが、いろいろ買ったものの、今の時点では移行できていない状況です。

スペック的には当然ながらGalaxy S8+ SC-03JやGalaxy Note8 SC-01Kに乗り換えても問題ないんですけどね……その前の「GALAXY S5 SC-04F」も2年使いましたし、来年こそはといったところでしょうか。

【2017年に購入したスマホ&タブレット】
1. HUAWEI nova lite……なんか安いな
2. Wiko Tommy……日本参入
3. Galaxy S8+ SC-03J……ほぼ全画面欲しい
4. NuAns NEO [Reloaded]……SIMフリーでFeliCa搭載
5. HUAWEI P10……ライカなハイエンド欲しいな
6. iPhone 8……Xあるから安い方で
7. Apple Watch Series 3 (Cellular+GPS)……スマホでしょ?
8. Galaxy Note8 SC-01K……これは買うでしょ!
9. iPhone X……とりあえず買っておかないと
10. Xperia XZ1 Compact SO-02K……ひさびさの小型ハイエンド
11. Mode1 RETRO……いい買い物の日
12. Essential Phone PH-1……技適マークあるのか
13. Simply 603SI……プリペでサクッと

【memn0ckの年末企画】
ITmediaスタッフが選ぶ、2008年の“注目ケータイ”(ライターmemn0ck編):水平分業か垂直統合か――「T-Mobile G1」と「iPhone 3G」の分水嶺 - ITmedia Mobile
ITmediaスタッフが選ぶ、2009年の“注目ケータイ&トピック”(ライターmemn0ck編):FeliCa+オープンプラットフォーム――「ノブレス携帯」から期待する“和洋折衷” - ITmedia Mobile
ITmediaスタッフが選ぶ、2010年の“注目ケータイ&トピック”(ライターmemn0ck編):「iPhoneじゃなくてもいい」と思わせたAndroidの躍進、生活を変えた「b-mobileSIM」 - ITmedia Mobile
【年末企画】2010年のスマートフォンを参加イベントで振り返ってみる~来年もよろしくお願いします(編集長編) - S-MAX
【年末企画】2012年に定着したスマホは?すっかり大型端末に慣れさせられました(編集長・memn0ck編) - S-MAX
【年末企画】2013年にスマホと最もうまく連携したのは?今年は周辺のスマートデバイスなどの勢いが増しつつもうちょっとだった(編集長・memn0ck編) - S-MAX
【年末企画】VoLTE導入や3.5GHz帯割り当てなど5Gに向けて本格的に動き出した2014年!ついでに新料金プランもきて、格安SIMへの流れを押し、サービス面で多様性向上(編集長・memn0ck編) - S-MAX
【年末企画】総務省と秋の空で揺れた2015年!SIMロック解除と技適マークと鶴の一声と――携帯電話税はありまーす?(編集長・memn0ck編) - S-MAX
【年末企画】2016年はPPAP!ウゥン、アッ、ウゥン、アッ……ガラパゴスとグローバルのオーソログを見つめると(編集長・memn0ck編) - S-MAX

【デザイン】

特にインパクトが大きかったのがGalaxy S8シリーズではないかと思います。ほぼ全画面ディスプレイかつ左右両端がラウンドした「Infinity Display」はかなり近未来感がありました。

それまでの機種と比べて明らかに見た目で違いがわかるというのも初期に出た機種ならではだったのかなと思われ、続くGalaxy Note8やiPhone Xの頃にはすでに慣れてしまっていた感がありました。

一方で個人的には白系の本体カラーが好きなのでその点ではGalaxy S8シリーズもGalaxy Note8も白系はなく、iPhone Xのシルバーも前面はスペースグレイと同じなのはちょっと残念なところ。そんなこともあり、ついついEssensial Phoneが背面がホワイトなので買ってしまったり。

そういった意味では「AQUOS R compact」も良いのではと思いつつ、自分の中の優先度をまとめると大画面なハイエンドモデルではないのでとなったりしています。来年はさらに縦長画面搭載機種が増えそうですし、白系が出るのを期待してみたいところです。

【コンテンツ】

そもそも縦長画面が導入された大きな目的が映像コンテンツに合わせて……ということでした。映画などのより縦と横の長さに差があるものは見やすくなっていますし、同じ横幅なら画面サイズを縦に伸ばすことができ、Webや電子書籍などでもより大きな画面で閲覧できるようになっています。HDR対応機種も増えました。

またSNSでもこれまでの写真(静止画)から動画が増えてきていますが、現状ではスマホのカメラの縦横比(アスペクト比)は標準では16:9や4:3のままで、さらに2:1(18:9)以上の設定がないのは惜しいところでしょうか。

今年は「Xperia XZ Premium」などで導入された動画が映えるスーパースローモーションなどもスマホで撮れるようになっていますし、今後はセンサーサイズも含めて縦長(横長)に撮れるようになってくるのかもしれません。

撮影面では「V30」シリーズではAIを利用してズームさせると焦点のあった被写体にずっと寄っていく機能なども導入されており、画像や動画のAI利用はさらに進みそうです。

今年はスマートスピーカーが流行り、筆者も「Google Home Mini」や「Amazon Echo Dot」、「LINE Clova WAVE」を購入しましたが、いまいちAIとしての機能は活かしきれていないだけにこれらの画像や動画へのAIの応用は実用面で期待が持てます。

一方で既存のアプリやゲームでは一度に表示できるエリアが変わったことでレイアウトが間延びしたり、最適化されていないと感じるものがあったり、そもそもiPhone Xについては対応していないと上下が切れた状態で表示されるようになっています。

今でもまだ対応してないアプリがちらほらあるのでできるだけ早く対応して欲しいところですし、来年以降はより縦長に最適化されたアプリのユーザーインターフェース(UI)も出てきそうです。

【操作性】

縦長にしたところですでに多くのAndroidでは画面内にホームボタンなどのナビゲーションボタンを表示するようになっているため、基本的には変わらないのですが、これまでハードウェアキーを搭載していたGalaxyやiPhoneは別なわけです。

実際にGalaxy S8シリーズ以降では「最新フラッグシップスマホ「Galaxy S8」と「Galaxy S8+」で変わった操作方法をまとめて紹介!スクリーンショット撮影やカメラのクイック起動、ダイレクトアクセスなど【レビュー】 - S-MAX」、iPhone Xでは「話題の次世代スマホ「iPhone X」は使い方が大きく変わった!ホーム画面表示やアプリ切替、通知・コントロールセンター表示、Siri、電源オフ、強制再起動などをまとめて紹介 - S-MAX」というように大きく操作方法が変わりました。

特に筆者は目が不自由で、ちょうと年末企画を書いてない2011年後半以降はなかなか不便ですが、ユーザー補助機能を多用しており、GalaxyとiPhoneでホームキー3回押しがどうなるのか気になるところでした。結果としてはGalaxy S8シリーズやGalaxy Note8では電源キーと音量上下キーの同時押し、iPhone Xではサイドキーの3回押しとなりました。

それぞれホームキー3回押しと比べると押しにくくなったように思われますが、なんとかハードウェアキーでの操作は継承され、移行しても良いかなという感じではあります。実際、Galaxy S8+もGalaxy Note8もiPhone Xもこれまで通り使えていますし。

まー、私はAndroidならAndroid 6.x(開発コード名:Marshmallow)以降であれば基本的に白黒反転機能は標準搭載されており、Android 7.x(開発コード名:Nougat)以降であればステータスエリアに白黒反転ボタンを設置できるのでそれでも良いのですが、さらに不自由な人を考えるとこの変更は大きいのではないかと思われます。

全体的な操作方法についても特にiPhone Xについてはホームボタン自体がなくなってしまいましたが、操作方法がわかればすぐに慣れて問題なく操作できるようになると思えましたし、恐らくiOS 12でさらにホームボタンがない機種における操作方法は良くなっていくのではないかと期待しています。

【来年もよろしくお願いします!】

さて、昨年はなんて書いていたのかなと思って読んでみると、爆発はもう忘れていいですね!?来年は年明け早々に楽天が名乗りを上げそうな1.7GHz帯と3.4GHz帯の周波数帯追加割当の受付などもあり、5G(第5世代移動通信システム)もさらに話題になることも多くなりそうです。

そろそろ事業者間のVoLTEも実現して欲しいところですが、さてはて。一方で製品としてはWindows on Armも出てきますし、Snapdragon 845も引き続いて良さそうなので、いろいろと楽しみにしています!では、良いお年を!!

記事執筆:memn0ck


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