S-MAX

コラム

秋吉 健のArcaic Singularity:「スマホ」は好きでも「電話」は嫌い?インターネットとSNSの普及が生んだ連絡手段のパラダイムシフトを考える【コラム】


携帯電話の「電話」機能について考えてみた!

先日電車に乗っている時、車内に携帯電話の着信音が鳴り響いたことがありました。音の出どころは年配の男性のポケットのあたり。10秒ほども鳴り続けたあたりでようやく男性が気が付き電話に出ると、「あーすまん、今電車の中でな、気が付かんかったわ」と悪びれる様子もなく、また「電車の中だから後で掛け直す」ということもなく、普通に電話を続けていました。

かつては「携帯電話の電磁波が体に悪影響を与える」という理由から電車内での通話や通信を禁じていた鉄道会社の方針は、電磁波の影響が軽微であるという観点から「周囲の利用客の迷惑にならないように」というマナーへと変化していきましたが、今でもそういったマナーをあまり気にせず通話している人は時々見かけます。

みなさんは電話というテクノロジーについて、どういった印象を持っているでしょうか。便利な仕事道具?煩わしいもの?人との大切な繋がり?その利用シーンや状況次第で様々なイメージを持つのではないかと思います。感性の原点からテクノロジーの特異点を俯瞰する「Arcaic Singularity」。今回はそんな「電話」にまつわるお話を少ししたいと思います。

続きを読む

秋吉 健のArcaic Singularity:電気自動車は自動運転の夢を見るか。変革期へ突入した自動車の現在と未来を考える【コラム】


テクノロジーの視点からクルマの未来と問題点を考えてみた!

米国の民間宇宙開発ベンチャー、スペース・エクスプロレーション・テクノロジーズ(以下、スペースX)は日本時間7日未明、自動車メーカー・テスラのスポーツカー「ロードスター」を宇宙へ打ち上げました。

……これだけを書くとまるでどこかの出来の悪いフェイクニュースのようですが、笑うなかれ事実なのです。スペースXとテスラの創設者であるイーロン・マスク氏の突拍子もない発想やその大胆さ、そして実行力は常にIT業界やテクノロジーの分野で驚きを与えてくれますが、今回は自社のロケット開発力の高さをアピールするため、同じく自社の電気自動車(EV)を実験台として使用したのです。

本来であればここでロケットの技術解説などを延々と書き綴るべきなのでしょうが、今回は残念ながらロケットではなく自動車のお話です。世界の自動車業界が一気にEVやハイブリッド自動車(HV)へと舵を切り始めたきっかけを作ったのもテスラであり、誰もが最初はイーロン・マスク氏の大言壮語だとばかり思っていたものが圧倒的な行動力と実行力によって次々と実現させていったことが大きな要因となったのは間違いないでしょう。

感性の原点からテクノロジーの特異点を俯瞰する「Arcaic Singularity」。今回はそんな次世代自動車の未来と現実を考えてみたいと思います。

続きを読む

秋吉 健のArcaic Singularity:iPhoneはSIMフリー版でも実質格安スマホ?拡大の一途をたどる中古携帯電話市場の現状とそのメリットを前向きに考えてみる【コラム】


中古携帯電話市場を詳しく知っておくと“おトク”なことがあるかも?

みなさんは「中古」のスマートフォン(スマホ)などを購入したことがありますでしょうか。筆者の場合、メインで使用する製品などはほとんどが新品購入ですが、中古でしか手に入らない古いスマホや携帯端末をコレクション的に購入することはよくあり、そのために秋葉原を放浪することがあります(目的もなくうろついていることはもっとよくありますが)。

スマホに限らず、古くはフィーチャーフォン(従来型携帯電話)が「ガラケー」と呼ばれていた時代から携帯電話の中古市場というものは一応存在していましたが、その市場が大きく成長したのは間違いなくスマホが流行り始めてからでしょう。もっと正確に言うならば、携帯電話の0円販売に代表されるような、多額のインセンティブによって価格の補填を行う販売方式が禁止されて以降です。

販売価格の上昇に加え、年々高度化する端末の性能に合わせるように価格も高騰していったのですから、「こんなに高いのなら中古でもいい」と考える人が増えてくるのは必然と言えます。

感性の原点からテクノロジーの特異点を俯瞰する「Arcaic Singularity」。今回はそんな中古市場の現在の流れやメリットとデメリット、そして高額ブランドとして認識されている「あの端末」は本当に高いのか、といったところまでをつらつらとお話してみたいと思います。

続きを読む

秋吉 健のArcaic Singularity:MVNOはキャズムを超えたのか。その普及速度とトラブル件数から今後のMVNOの在り方を考える【コラム】


格安SIMはもう限界?MVNOの現状とこれからを考える

みなさんは仮想移動体通信事業者(MVNO)のサービスを使ったことがありますでしょうか。かくいう筆者は現在、以前に紹介したようにケイ・オプティコムが運営するMVNOサービス「mineo」を利用していますが、その利用までにはかなりの勉強と情報収集、そして何より「勇気」が必要でした。

それまでNTTドコモやauといった大手携帯電話会社の移動体通信事業者(MNO)サービスしか使ったことがなかったが故に、知識不足から「ちゃんと通信できるんだろうか」や「不都合などないんだろうか」と根拠のない不安ばかりが先行していたのです。

なお、その利用までの奮闘は過去に連載企画として詳しく掲載させていただきました。

過去記事:iPhone 7は欲しいが月額料金をもっと安く抑えたい! MVNO初心者によるMNOからの乗り換え体験記 第1回:料金検討からSIMフリー版を手に入れた【レポート】

過去記事:iPhone 7をローコストに運用しよう!MVNO初心者によるMNOからの乗り換え体験記 第2回:iPhone 7のレビューからMVNO契約まで【レポート】

過去記事:事前準備は整った、後は回線を繋ぐだけ!MVNO初心者によるMNOからの乗り換え体験記 第3回:mineoの開通からAPN設定、専用アプリ導入まで【レポート】

実際にMVNOを使い始めてみるとその不安のほとんどが杞憂だったわけですが、しかしそれはモバイルギークとして、そしてモバイル系ライターとしての基礎知識があったからという前提もあります。

もし筆者にそのような基礎知識がなかったとしたらMVNOを契約するのはもっと遅れていたように思えます。恐らくこういった不安は筆者だけのものではないでしょう。もしくは、気軽にMVNOにしてみたものの知識不足からトラブルを起こしてしまった人も少なからずいるのではないでしょうか。

感性の原点からテクノロジーの特異点を俯瞰する「Arcaic Singularity」。今回はMVNO利用に関連するトラブルとその傾向、そしてこれからのMVNOの在り方などを考えます。

続きを読む

秋吉 健のArcaic Singularity:監視社会は果たしてディストピアなのか。IoT技術が支える未来と社会の在り方を考える【コラム】


監視社会は是か非か。IoT技術がもたらす未来とは……。

「フィンチ、どうやらあの坊やは少々厄介事に首を突っ込んでいるようだ。」ジョンは耳に装着した超小型の無線機に触れると小さくそうつぶやき、ターゲットとなった人物が表示された手元のスマートフォン(スマホ)を操作した。するとターゲットが持つスマホとBluetoothペアリングが開始され、会話の内容が盗聴できるようになった――。

これは2011年からアメリカで放映されていたTVドラマシリーズ「パーソン・オブ・インタレスト」の冒頭によくある一幕です。同ドラマでは「マシン」と呼ばれる人工知能システム(AI)がニューヨーク中の防犯カメラ情報を取得して犯罪を「予知」し、犯罪を食い止めようとする主人公たちへその犯罪に関わる人物の「番号」を教える、という流れでストーリーが進みます。

ドラマの紹介をしたい訳ではないのでここでは割愛しますが(とても面白いのでオススメです!)、AIによる監視社会という近未来像を、単なるSFではなく現実社会で起きている問題に絡めながらシナリオ化したという点で、観るものに得も言われぬ不気味さと深い考察を与えてくれたことは間違いありません。

話を現実の日本へ戻しましょう。現在の日本ではIoT(Internet of Things=モノのインターネット)があらゆる産業界の大きなブームとなりつつあります。IoTと言ってもまだまだピンとこない人も多いかと思いますが、早い話が「ありとあらゆるものにセンサーを付けて情報を可視化する」ことです。例えばオフィスビルの利用者をWi-Fiタグや防犯カメラで把握し空調を適切にコントロールすることでビルの管理コストを削減したり、物流倉庫の商品1つ1つにRFタグを取り付けることで管理を効率化することなどが挙げられます。

こういったIoT技術を使った効率化がブームとなる一方で、生活の中にありとあらゆるセンサーが配置されることについて懸念を示す声も少なからずあります。防犯カメラによるプライバシーの侵害などは最も分かりやすい例ですが、例えばネットの利用履歴やGPS情報などのライフログから生活支援を行うようなAIアシスタントの存在すらも、ともすればプライバシー情報の収集行為だと批判されかねません。

果たしてさまざまなセンサーに囲まれたIoT社会はディストピアとしての「監視社会」となってしまうのでしょうか。感性の原点からテクノロジーの特異点を俯瞰する「Arcaic Singularity」。今回はそんなIoT技術の目指す未来や監視社会がもたらすメリットやデメリットについて考察したいと思います。

続きを読む
最新記事
QRコード
QRコード
LINE読者登録QRコード
LINE読者登録QRコード
検索

特集
月別アーカイブ

Twitterもチェックtwitter_logo

このサイトについて
スマートフォンを中心としたモバイル全般の使い方やニュース、レビューなどを提供しています。

執筆は「K-MAX」メンバーを中心に行っていますが、タレコミ、S-MAX(エスマックス)に寄稿したいというご要望も受け付けていますので、興味をもっていただけましたら、お気軽にご連絡ください。

S-MAX編集部(連絡先:s-max【at】kmax-biz.com)
記事一覧 / Twitter:@smaxjp

編集長・ライター:memn0ck
記事一覧 / Twitter:@memn0ck

>>詳しくはこちらへ

ライター執筆者は以下を参照ください。