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東京・大阪・名古屋と行われてきたセッションも福岡が最後

8月28日、Androidのアプリ開発者を対象としたイベント『SHARP Androidアプリ開発 テクニカルセッション』はついに最終日程の福岡での開催となりました。

ちょうどAndroidアプリ開発の勉強を始めたばかりである筆者が、無謀にも申し込んで参加してきましたので、その様子を簡単に紹介します。

第一部では、シャープ様からIS01/LYNX SH-10Bの開発スタッフの方々がいらっしゃり、実際に行ったカスタマイズの内容や拡張APIに関する解説、またアンドロイダーの“中の人”によるアプリ開発についての注意点の紹介などが行われました。

以下は講演内容の抜粋です。

(シャープ:白石様)
・シャープはGoogleと力を合わせて日本市場でのAndroid端末の普及に努めたい
・Androidのオープン性に賛同し、その進化に協力していきたい
・IS01/LYNXでは横画面表示を基本としている

(シャープ:重田様)
・Androidの更なる発展を目指し、Androidを国内で更に盛り上げたい
・開発者がワクワクするような環境づくりも行っていきたい
・開発者のアイデアをモノづくりに生かし求められるメーカーを目指す

(アンドロイダーの中の人)
・システムフォントとしてモリサワフォントを使用しているため、DroidSansを前提に制作したアプリでは文字ズレが発生する場合もある
・余裕を持ったレイアウト構成が重要
・IS01とLYNXではホーム画面をはじめ一部環境が異なっており、アプリやウィジェットの挙動が異なる場合がある。
・IS01とLYNXではIMEI規則が異なるため、IMEIを使用したアプリでは注意が必要

このほかにもさまざまなお話がありました。

休憩を挟み、第二部では実際にIS01やLYNXを使用してアプリの検証などのタッチ&トライを実施。

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筆者も事前に構築しておいた環境を用いてサンプルプログラムを走らせてみたり、実際に拡張APIを利用してアプリを改造することを試みてみました。

この様な試み自体がシャープ様としてもこれまでにあまり例がないことで、Androidに対して非常に力が入っていることを伺えます。

第一部の内容はUstreamで配信されており、録画もされていましたので、興味のある方はご覧になってください。

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発表の様子を閲覧できるUstreamによるムービー

記事執筆:Highmount

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