840873f8.jpg

第3世代Snapdragonの実力は!?

本日、NTTドコモから発売された裸眼3D液晶とツインカメラを搭載し、3Dを“撮る”“観る”ことができるAndroid 2.3(開発コード名:Gingerbread)を搭載したスマートフォン「AQUOS PHONE SH-12C」(シャープ製)。国内では、初のCPUに第2世代Snapdragonである「QUALCOMM MSM8255T 1.4GHz」を搭載しています。

海外では、主にハイスペックモデルとして、GALAXY SII SC-02CのようなデュアルコアCPUを搭載したモデルが多くラインナップされていますが、シャープは、国内向けAndroidスマートフォンにこの1.4GHzの第3世代Snapdragonを採用してきました。

今回は、AQUOS PHONE SH-12Cでベンチマークアプリ「Quadrant Standard Edition」を利用して、その実力を試すととともに、各社の2011年夏モデルにおけるAndroid搭載スマートフォンの搭載チップセットやCPUクロックをまとめてみましたので、紹介していきたいと思います。




AQUOS PHONE SH-12Cのベンチマーク結果は、トータルで1503となりました。これは、MSM8255 1GHzを搭載した「Xperia arc SO-01C」が1500程度と同じくらいだったり、海外版のGALAXY SIIが3000オーバーだったりするのと比べると低くなっています。

ただし、AQUOS PHONE SH-12Cは、画面の解像度がqHD(540×960ドット)と、Xperia arcやGALAXY SIIよりも高精細となっていますので、その辺りも影響するのかもしれません。

実際に、操作してみた感じも、「GALAXY SII SC-02C」と比べるとやはり見劣りします。とはいえ、2010年秋冬モデルの「LYNX 3D SH-03C」と比べれば、圧倒的に快適ですし、Xperia arcと比べてもそれほど遜色はないかと思います。

以下に、2011年夏モデルにおける各社のAndroid搭載スマートフォンのチップセットとCPUクロック、コア数をまとめてみました。実際は、画面解像度やOSバージョン(今回はみな横並びのAndroid 2.3ですが)、ホームアプリの違いなどによって操作の快適性は異なりますが、少しは、動作の快適性の目安になればと思います。

NTTドコモ
製品名チップセットクロック数コア数
Xperia acro SO-02CMSM82551GHz1
MEDIAS WP N-06CMSM82551GHz1
GALAXY S II SC-02CS5PC2101.2GHz2
Optimus bright L-07COMAP36301GHz1
AQUOS PHONE SH-12CMSM82551.4GHz1
AQUOS PHONE f SH-13CMSM82551GHz1
F-12CMSM82551GHz1
P-07COMAP36301GHz1


au by KDDI
製品名チップセットクロック数コア数
INFOBAR A01MSM86551.4GHz1
Xperia acro IS11SMSM86551GHz1
G'zOne IS11CAMSM86551GHz1
AQUOS PHONE IS11SHMSM86551.4GHz1
AQUOS PHONE IS12SHMSM86551.4GHz1
REGZA Phone IS11TMSM86551.4GHz(検討中)1


ソフトバンクモバイル
製品名チップセットクロック数コア数
AQUOS PHONE 006SHMSM82551.4GHz1
AQUOS PHONE 007SHMSM82551GHz1


記事執筆:memn0ck


■関連リンク
エスマックス(S-MAX)
エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter