二つのGALAXY S IIはどう変わった?! |
今年も残り少なくなりました。NTTドコモ2011年冬モデルのうち、早い機種は11月から発売となるようです。デュアルコアや防水、Xi対応など様々な個性をまとった新製品が今月から来年の春まで続々登場となりますが、今回は、サムスン電子製で11~12月発売予定の「GALAXY S II LTE SC-03D」と現行機種である「GALAXY S II SC-02C」の外見や通信速度などの比較レポートを行ってみました。
ベンチマーク比較はこちらを参照してください。
それでは、どのように違うのか見ていきたいと思います。
ディスプレイは800×480ドットと変わらずですが、SC-03Dは4.5インチへと大型化となりました。見た目はあまり変わらないようですが、SC-03Dを操作した後にSC-02Cを操作すると指が4.5インチになれてしまっているのか、画面下へフリックをした際に「メニュー」や「戻る」ボタンまで触ってしまうことがありました。ホームボタンは、横長になっています。
SC-02C(写真=下)に比べてSC-3D(写真=上)は、本体が一回り大きくなり厚みも増してはいるものの、背面の丸みが大きくなっているためフィット感はあがっている。写真の下部が両機種とも最厚となっていますが、SC-03Dのリアカバー付近は9.5mmと比較的薄めとなっている。
とはいえ、SC-02Cを大きいと思った方には更に大きくなったSC-3Dのサイズ感は、好みが分かれそうな部分とも言えるでしょう。
リアカバーを外してみると、カメラとLEDやドコモUIM、microSDのレイアウトが大きく変わっています。SC-03D(写真=左)は、microSDカードは電池を外さなくても抜き差しできるようになったので、電源を落とさす必要がなくなりました。
SC-03Dはワンセグが搭載されていないので、SC-02C(写真=右)の左側にあったワンセグアンテナのスペースにまでバッテリーが広がっています。バッテリーは大容量1850mAhとなっています。
両機種共にデュアルコアCPUを搭載しています。SC-03DのCPUは0.192~1.512GHzで動作するQualcomm製Snapdragon APQ8060、SC-02CのCPUは0.2~1.2GHzで動作するSAMSUNG製Exynos 4210を搭載しています。
ベンチマークではSC-03Dの高速処理に驚きましたが、SC-03Dの特徴でもあるXiの通信速度も気になったので、チェックしてみました。
テストは、Xi接続出来るJR駅付近で行いました。SC-03D(写真=左)は、Xiエリアに入ると自動的にXi接続に切り替わり通知バーのアイコンが「LTE」に切り替わります。Xi接続時にはPing値が64msと低く、下りが約8Mbpsも出ました。同じ場所でSC-02C(写真=右)は、HSDPA接続となりましたがPing値は3倍も遅く、下り約0.3Mbpsしか出ませんでした。
いつも人通りが多くドコモ回線が混雑して重いと思っていたのですが、Xiはまだ接続数が少ないためなのかこれほどの差が出ました。Xi対応機にする価値はありそうです。
最後に、SC-03Dのカメラで壁面を撮ってみたところ、巷で言われている赤カビが発生しました。
※尚、使用したSC-03Dは開発中のテスト機であることを付け加えておきます。
記事執筆:mi2_303
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