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シャープが「AQUOS PHONE 104SH」の説明会を開催! |
シャープは9日、ソフトバンクモバイルから本日24日に発売開始される最新プラットフォーム「Android 4.0(開発コード名:IceCream Sandwich;ICS)」を採用した「AQUOS PHONE 104SH」について報道関係者向けの説明会を開催しました。
当ブログメディア「S-MAX(エスマックス)」でもAQUOS PHONE 104SHの写真および動画レポートを掲載しまし、動作速度がかなり高速ということで話題になっていました。
今回は、この説明会のうちでどのようにしてこのAQUOS PHONE 104SHが開発されたのかといったあたりについて説明会のプレゼンテーションの内容について紹介したいと思います。

■ 開発期間短縮へ
シャープはこれまでに国内No.1の携帯電話メーカーとしてAndroidスマートフォンでも国内で需要の高いおサイフケータイやワンセグ、赤外線、防水・防塵などの機能を含め“全部入り”のスマートフォンの流れを作り、今後もその方針を堅持していくということです。
さらに、Androidの良さを維持しつつ、基本機能である「メール」「電話」「キャリア機能」をきっちり創り上げ、いわゆる基本性能で満足してもらえることが大事だと考え、原点に返って魅力的なスマートフォンの開発にアプローチしたいとのこと。
そんな中で、AQUOS PHONE 104SHでは、国内でもサムスン電子やLGエレクトロニクスなどのグローバルメーカーの躍進が目立っており、グローバルモデルの最新モデルを求めるようなユーザーに向けて「最新のプラットフォーム」「最高のパフォーマンス」「先進の使い勝手とデザイン」という3つの項目を重視したそうです。




また、発売時期も重要だとし、海外開発拠点などと連携したり、技術の蓄積によって開発速度を早めていて、これまではGoogleの“Nexusシリーズ”のようなリードデバイスやAndroidの最新バージョンの登場からAndroid 2.0/2.1では11ヵ月、Android 2.3では半年かかっていたところを、AQUOS PHONE 104SHでは、Android 4.0を初搭載したリードデバイスとなるGALAXY Nexusの登場から約3ヵ月で発売できるようになったということです。


■ 最高のパフォーマンスに向け“ダイレクトトラッキング技術”を利用
特に最高のパフォーマンスについては、いかに快適に操作できるかこだわったとのことで、現状発表されている機種の中では最高の1.5GHzデュアルコアCPUを搭載したTI製チップセット「OMAP4460」を採用。また単純に高速なCPUを搭載したからといって高速に動作するわけではなく、Android 4.0やOMAP4460、さらにはタッチパネルなどの各種部品に合わせて調整(チューニング)を行っているということです。


この調整にシャープ独自のいタッチ操作による指の移動量と指の動きに合わせて画面が反応するまでの時間を数値化した“ダイレクトトラッキング技術”を利用したとのこと。
単純に操作した瞬間に画面を動かすだけでは、指に画面がくっつきすぎて過敏に反応しすぎてしまい快適に操作できず、一方で、描画を間引いて速度を上げるだけだと滑らかな表示にならないため、快適に操作できつつ目で見た時に滑らかな操作が行えるよう徹底的に調整したとのことです。
左の従来の機種と比べ、AQUOS PHONE 104SHのカーブは異なっており、このカーブにこだわりを持って開発したそうです。また、理想のカーブを追求しつつ、今後の機種についてもこのダイレクトトラッキング技術を利用して快適な操作感を実現していく予定だということです。
操作してみると、ホーム画面やブラウザはかなりスムーズで、特に電話帳(連絡先)などを多数登録したときの縦のスクロールの速さは目を見張るものがあります。


■ 先進の使い勝手とデザインを追求
3つめの先進の使い勝手とデザインについても単にAndroid 4.0を搭載しただけではなく、使いやすいユーザーインターフェース(UI)をシャープとして取り組んでいるとのことで、Android 4.0ではロック画面から起動できるのはカメラだけですが、メールや通話の着信履歴もダイレクトに確認できるとのことです。
着信画面も電話なので応答のしやすさを重視し、応答のボタンを大きくしたり、キャリアメールにも対応し、迷惑メールフォルダやフォルダ分け、フォルダ追加といったこれまでフィーチャーフォンで利用できていた機能にも対応しているということです。
さらに、端末本体の設定画面も項目を見直し、カスタマイズ系と機能系を分け、見やすくわかりやすくしているということです。




カメラについては、大幅に手が入れられているということで、画像処理エンジンなどのハードウェアに加えて、ピンチ操作でデジタルズームが利用できたり、Android 4.0の「ゼロシャッターラグ」を取り込んだ「連撮モード」にも対応させているそうです。
本体デザインもディスプレイの周りが非常に狭くて投影面積の70%が画面となっていることで、4.5インチの大画面をアピールし、画面を中心としたデザインをめざしたとのことです。背面も船底のRを取った手に取りやすいカーブとなっており、最薄部8.9mmで持ちやすくなっているそうです。
なお、ドイツIFデザインアワードを受賞していることも紹介されました。


記事執筆:memn0ck
■関連リンク
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