Optimus it L-05Dを写真と動画で紹介! |
既報通り、NTTドコモは16日、今夏に発売する予定の新モデルや新しく開始するサービスなどを発表する「2012年夏モデル 新商品・新サービス発表会」を開催し、高速データ通信規格LTEによるサービス「Xi(クロッシィ)」対応のAndroid 4.0(開発コード名:IceCream Sandwich;ICS)を搭載したスマートフォン「Optimus it L-05D」(LGエレクトロニクス製)が発表されました。発売時期は2012年6月~7月を予定しています。
Optimus it L-05DはXiや1.5GHzデュアルコアCPUやおサイフケータイ(Felica)、ワンセグ、赤外線通信、防水(IPX5およびIPX7準拠)と注目機能はほぼすべて網羅していながら、今夏モデルの中では4.0インチディスプレイを搭載することで比較的コンパクトなモデルになっているのが特徴です。
今回はそんなOptimus it L-05Dについて発表会場にて実機の展示がありましたので写真および動画で紹介したいと思います。
Optimus it L-05Dの特徴。ピンクやパープルといったスマートフォンでは珍しいカラーバリエーションもあるのも魅力です。
サイズは、大きさが約124×62×9.9mm、質量が約135g。ボディーカラーは、White(ホワイト)やPink(ピンク)、Black(ブラック)、Purple(パープル)の4色が用意されています。
ディスプレイは4.0インチワイドVGA(480×800ドット)の高レスポンスで高視野角な1677万色表示のIPS液晶で、ホーム画面の反応速度が昨夏モデル「Optimus bright L-07C」が0.29秒だったのに対し、ほぼ半分の0.17秒に向上しているとのことです。
前面の様子。4.0インチディスプレイで最近の狭額モデルと比べると上下のベゼルは広いように思われます。
ディスプレイの下には静電式の物理キーが搭載されており、左からバックキー、ホームキー、メニューキーとなっています。Android 4.0から採用されていたタスクキーはホームキーの長押しで対応しています。また、ディスプレイの上にはインカメラとして有効約30万画素CMOSカメラが搭載されており、自分撮りやビデオチャットなどに利用できるようになっています。
ディスプレイの下には3つの静電式キーが搭載されています。
チップセットには、GSM(900/1800/1900MHz)/W-CDMA(800/2100MHz)/LTE(2100MHz)に対応し、次世代デュアルコアCPU「Snapdragon S4」を内蔵したQualcomm製「MSM8960」を採用。最高周波数は1.5GHzです。カメラは背面に有効約820万画素CMOSを搭載しています。
裏面にはカメラの他にカメラ用LEDライトやFelicaマーク、モノラルスピーカーが搭載されています。
背面の様子。LG ElectronicsやOptimusといったロゴが見えます
リアカバーを外すと電池パックやmicroSIM(miniUSIM)カードスロット、microSD/microSDHCカード(最大32GB)スロットなどが見えます。電池パックは容量が1650mAhの「L18」リチウムイオン電池で、脱着式です。
連続通話時間は約350分(3GおよびGSM)、連続待受時間は約260時間(LTE)および約350時間(3G)、約250時間(GSM)です。
なお、バッテリーが2個同梱されており、さらに、専用のバッテリーチャージャー(充電器)が付属するとのことです。
リアカバーを外したところ。防水機構になっているのがわかります。なお、防塵には対応していません。
本体メモリーは、作業用(RAM)に1GB、保存用(ROM)に8GBを搭載しています。無線LAN(IEEE802.11b/g/n準拠)やBluetooth 4.0、GPS、加速度センサー、地磁気センサーなどにも対応。LG On-Screen PhoneやWi-Fiダイレクト、USBおよびWi-Fiテザリング(最大8台)、DLNA(DTCP-IP非対応)も利用可能です。ただし、NOTTV、おくだけ充電などには非対応となっています。
左側面には音量上下キーが配置されており、右側面には上端にワンセグ用ロッドアンテナが収納されています。
左側面の様子。側面にはラインが入っているのがわかります。
右側面の様子。若干下部に向かって膨らみがあるデザインとなっています。
ワンセグ用ロッドアンテナを伸ばしてみたところです。
本体上部側面には3.5mmイヤホンマイク端子や電源キーが搭載されており、下部側面にはmicroUSB端子が搭載されています。microUSB端子は防水端末ながらカバーがないキャップレスとなっていて、抜き差ししやすくなっているのも特徴です。推奨はされていませんが、多少軽く水に濡れた状態くらいならそのままmicroUSBケーブルを接続しても問題は起きないという。
また、HDMI端子は独立したものありませんが、microUSB端子と共通のMHLに対応しており、別売りまたは市販のMHLケーブルを利用すれば、microUSB端子からHDMI出力を行うことができます。
本体上部側面の様子。
本体下部側面の様子。
ソフトウェア面でもAndroid 4.0を採用している以外にも、文字入力においてソフト十字キーや絵文字クイック、デコメ絵文字の自動更新などといった新機能に対応。その他、Style-Naviや緊急速報「エリアメール」、災害用キット、Polaris Officeなどをプリインストールしています。
初期ホームアプリはドコモ共通の「docomo PALETTE UI」を採用しています。
ストレージは保存用(ROM)に8GBを搭載していますが、空き容量は開発機では5.51GBとなっていました。
OSはAndroid 4.0.4を採用しています。
メインターゲットは20代男女で、サブターゲットは10代後半および30代以上の男女としています。ターゲットポイントとしては、スマートフォンに興味はあるが使いこなせるか自信がない人やコンパクトでおサイフケータイなどの国内需要の高い機能「3+1」に対応している機種が欲しい人といったところとなるそうです。
価格も各種割引サービスを適用した実質化価格が1万円半ば程度に抑えられるようですし、大きすぎるスマートフォンはちょっと……という人には人気が出そうなモデルとなっています。
LGエレクトロニクスではOptimus it L-05Dは日本市場向けに開発した独自モデルで、グローバル市場への展開については現在のところ予定はないという。
最後に、本機を実際に動作させている動画をご用意しましたので、よろしければご覧ください。
なお、本記事に使用した端末は、開発機のため製品版と異なる場合がありますのでご了承ください。
記事執筆:S-MAX編集部/写真提供:2106bpm
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