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今春イチオシのスマートフォンかも!

既報の通り、NTTドコモは22日、2013年春に発売する予定の新モデル「2013年春モデル新商品・新サービス発表会」を行い、Android 4.1(Jelly Bean)を搭載するスマートフォン「ELUGA X P-02E」(パナソニックモバイルコミュニケーションズ製)を発表しました。既にドコモショップにおいて予約受付中で、30日に発売予定です。

5.0インチのフルHD(1080×1920ドット)液晶とクアッドコアCPUを、幅約68ミリ・薄さ9.9ミリのラウンドフォルム筐体に詰め込んだハイスペックモデルです。バッテリーの非接触充電「おくだけ充電」にも対応しています。モバキャス(NOTTV)チューナーや決済機能にも対応したNFC機能を搭載するなど、スペック的にも競合他社に遜色のない機能を有しています。

22日の発表会では、開発中の実機が展示されていたので、写真を交えて紹介していきます。

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カラーはBlue Green(左)とBlack(右)

筐体はBlue GreenとBlackの2色展開。NEXTシリーズだけあって、バリエーションが少なめです。Blue Greenは光沢付き、Blackは光沢なし加工です。もしも指紋の跡が気になる、というのであればBlackがお勧めです。個人的にはWhiteがあると良かったのかなー、と思ったりします。


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物理キーが“復活”!

正面で一番注目すべき点は、昨夏モデルでは無くなっていた物理ボタンによるシステムキーが復活しています。配列は、「戻る」、「ホーム」、「メニュー」となっています。昨夏モデルの「ELUGA V P-06D」や「ELUGA power P-07D」ではAndroid 4.0のガイドライン通り、正面のシステムキーは画面に表示していたのですが、「『物理ボタンがどうしても欲しい』という要望が多数寄せられた」(説明員)ということで復活したようです。また、「フルHD液晶の画面を全ての場面で活かせて、他端末との大きな差別化要素にもなる」(説明員)という狙いもあるようです。


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左側面

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右側面

左側面には何も配置されていません。右側面にはワンセグ・モバキャス用アンテナが上部に、ちょっと下寄りに電源ボタンとボリュームボタンが配置されています。


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本体上部

本体上部には、ワンセグ・モバキャス用アンテナ、マイクロUSB端子(MHL出力端子兼用)、イヤホンマイク端子があります。マイクロUSB端子はパッキン付きのふたで保護されています。イヤホンマイク端子はキャップレス防水に対応しています。


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ワンセグ・モバキャス用のアンテナ

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卓上ホルダにはモバキャス用補助アンテナも

本体にはワンセグやモバキャスの受信に使うアンテナが付いています。これで充分な感度を得られるそうですが、屋内でモバキャスの受信感度を高めるためにマイクロUSB端子に接続して使うロッドアンテナも標準で付いてきます。このロッドアンテナは、付属品の卓上ホルダに収納することもできます。


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バッテリーは2320mAh。Qiの充電コイルは本体側に

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添付の充電パッド。Qi規格に準拠していないので、ロゴなし


充電用パッドと卓上ホルダは合体可能!

P-02EはQi(チー)規格に準拠した「おくだけ充電」に対応しています。本機の場合、本体側に充電用コイルを装備しています。これによって、電池パックの価格を抑えることができます。予備のパックが欲しい場合は、嬉しいかもしれません。パック単体での充電はできませんが……。

おくだけ充電用の充電パッドも付属しています。ただし、こちらは可動コイルを搭載していないことなど、Qi規格から逸れている部分があるため、Qiロゴは付いていません。このパッドは、先述の卓上ホルダと組み合わせて使うことができて、本体を横置きした状態で充電しながら写真や動画・テレビを楽しめるように工夫されています。

電池パックの容量は2320mAhで、スペックにあわせて大容量化を図っています。おくだけ充電だと、充電に少し時間がかかってしまいます。充電を急ぎたい場合は、「ACアダプタ04」など、急速充電に対応したACアダプタをマイクロUSB端子に接続して充電することもできます。


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OSはAndroid 4.1.2。通知画面もOSの変更に伴い新しく

OSはAndroid 4.1.2(Jelly Bean)を採用しています。それに伴う変化で一番分かりやすいのが通知画面のデザイン変更と機能拡充。メーカー独自にECOモードの設定ボタンとトグルスイッチも用意しているので、より便利です。

上のスクリーンショットをご覧頂くと分かると思うのですが、P-02Eは無線LAN(Wi-Fi)を介して画像を伝送する「Miracast」に対応しています。対応のテレビや受信機を用意すれば、本体に直接ケーブルを接続することなくNOTTVの映像などを大画面に表示できます。ただし、Miracastは通常の無線LANによるデータ通信とは排他になっていることには注意したいです。


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ホームアプリは3種類プリインストール

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メーカー独自の「ケータイモード」(左)と「フィットメニュー」(右)

ホームアプリは、ドコモオリジナルの「docomo Palette UI」と、メーカーオリジナルの「ケータイモード」と「フィットメニュー」の3種類がプリインストールされています。Palette UIは冬モデル以降のものと共通です。見所は、メーカーオリジナルの2つのホームアプリです。

ケータイモードは、その名の通り、フィーチャーフォン(ケータイ)の操作感をタッチパネル上で再現することで、フィーチャーフォンから乗り換えたユーザーにとってより“直感的”に操作できるように、と配慮しています。例えば、画面を左にフリックすると着信履歴が、右にフリックすると発信履歴が表示されます。また、画面を下方向からフリックすると電話帳が、上方向からフリックすると通知画面が表示されるようになっています。メニューボタンを押すと、フィーチャーフォンと同様に機能別のメニューが並んでいます。フィーチャーフォンに慣れきっているユーザーには本当にお勧めのホームアプリです。

フィットメニューは、メーカーが以前から訴求してきた「ワンハンドスイスイ」を体現しているホームアプリで、片手で操作しやすいことに主眼を置いています。ドロワー(アプリ一覧)画面は、一般もホームアプリだと全画面に表示しますが、フィットメニューでは画面の半分少々までに表示され、片手で届く範囲内に収められています。スマートフォンが大画面化したからこそ、このような配慮は嬉しいところです。

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カメラのインターフェースも片手操作に配慮

カメラのインターフェースも「ワンハンドスイスイ」を目指したのか、片手操作で困らないように、原則として横持ちのときには右側、縦持ちのときは下側に集中配置しています。「ケータイは片手で困らず操作できるからスマート!」と言ってきた筆者としては、ここまでスマートフォンの片手操作を便利にしようという工夫を凝らされると、グッとくるものがあります。


発売が近いこともあり、多くのドコモショップでは実機が展示されているはずです。気になる方は是非触りにいってみてください!

記事執筆:Sho INOUE(せう)


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