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ドコモのツートップ戦略を担うGALAXY S4とXperia A |
既報の通り、NTTドコモは15日、2013年夏に発売する予定の新モデルや新サービスを発表する「2013年夏モデル新商品・新サービス発表会」を開催し、ソニーモバイルコミュニケーションズ製のAndroidスマートフォン「Xperia A SO-04E」(以下、SO-04E)を発表しました。すでに本日17日より発売を開始しています。
発表会場では実機に触れる機会がありましたので、その外観や機能を写真と動画にて解説したいと思います。
◯主な特長
◯あえてハイエンドにこだわらない堅実な作り
SO-04Eはドコモが打ち出した「ツートップ戦略」の片翼を担う端末であり、サムスンの「GALAXY S4 SC-04E」(以下、SC-04E)と並んで販売価格などで大きく優遇されている端末です。その優遇価格についてはこちらの記事にて詳しく紹介していますが、新規では実質5000円程度、MNPに至っては実質無料と、価格面で大きな魅力があります。
気になるのはその端末性能ですが、実はそれほど高いものではありません。SC-04EがフルHD(1920×1080ドット)の有機ELディスプレイや2600mAhの大容量バッテリー、1.9GHz駆動のクアッドコアCPUなどを採用しているのに対し、本機では4.6インチのHD(1280×720ドット)液晶と2300mAhのバッテリー、1.5GHz駆動のクアッドコアCPUと、スペック上では控えめな数字となっています。
他メーカーの端末と比べても控えめなのではと思う仕様も少なくなく、あえてミドルレンジクラスの性能としてきた背景には、ツートップを両者ともにハイエンドとするよりも、ハイエンドとミドルレンジの端末を並べる事でバランスを取り、消費者により幅の広い選択肢を与える目的があるのではないかと思われます。

ハイエンド仕様にこだわらなかった分、端末としての作りは非常に堅実です。まず、本体を構成するフレームの構造材には高強度を誇るガラス繊維強化ナイロン樹脂を採用しており、軽さと頑丈さの両立を図ると共に、構造材の部品点数を減らすことで本体内部の体積を大きく確保するコアフレーム構造としています。
これによってコスト削減や防水・防塵性能が向上しており、端末としての完成度がより高くなっています。

こだわりはデザイン面にも現れており、最近のスマートフォンの流行でもあるキャップレス防水を採用せず、敢えてキャップ式とすることで側面デザインなどのツライチ感を重視しつつ、防水性能も他メーカーより1ランク上のIPX5および8としています。
またスマートフォンを使用していて常に気になるのは指紋汚れなどですが、本機では本体の塗装をサラサラとしたマット塗装とすることで指紋汚れが目立たない工夫がなされており、またこの塗装と丸みのある筐体デザインのおかげで、非常に持ちやすく手にフィットする触り心地の良い仕上がりとなっている点も、毎日使うスマートフォンだけに重視したいポイントとなっています。
このデザインについては、春モデルのフラッグシップ端末として発売された「Xperia Z SO-02E」が、デザイン性では非常に優れていたにも関わらず、角張ったデザインと大きな筐体サイズが仇となり、手に持った時に手のひらに角が当たって若干使いづらかった点や、ガラス素材やクリアパーツを多用した事によって指紋汚れが酷く目立った点などを、上手く反省材料としているように感じました。








◯一発起動のカメラ機能が使いやすい!
機能面での特徴としては、カメラ機能の充実があります。
従来のスマートフォンではスリープ状態からカメラを起動するには、最低でも電源ボタンもしくはホームボタンを押してロック画面を表示させ、そこからカメラアプリへアクセスする必要がありましたが、本機では本体側面に配置されたシャッターボタンを1秒程度長押しするだけで、スリープ状態からワンアクションでカメラを起動できます。
またカメラ性能も高く、有効約1310万画素(記録約1300万画素)の裏面照射型CMOSセンサーは暗部描写や光量の少ない屋内撮影などでもノイズの少ない写真が撮影でき、さらに動画撮影や連写設定などなどへのアクセスも簡単なUIを採用しているため、誰でも簡単にカメラ機能を使いこなせます。


本体サイズは約67(幅)×131(高さ)×10.5(厚さ)mm、重量は141g。OSにはAndroid 4.1(開発コード名:Jelly Bean)を採用していますが、8月から9月頃にAndroid 4.2(開発コード名:Jelly Bean)にバージョンアップを予定しています。
マシンスペックは抑えつつも本体剛性や防水性能では妥協せず、デザイン性や持ちやすさにこだわった作りは非常に好感が持てます。当然ながら性能を抑えていると言っても十分過ぎるほどに高性能であり、もはやミドルレンジ端末だからと言って使い勝手でユーザーに妥協を求めるような端末ではありません。
ひたすらにハイエンドを求める層には不満が出るかもしれませんが、そういった消費者はごく一部であり、多くの消費者は使いやすさと価格の安さを求めます。本機はそういった層に対して、非常に強い訴求力を持った端末であると感じました。
まずは店頭などで本機を手に取り、その質感の高さや手に馴染むデザイン性などを実感していただけたらと思います。
◯主な仕様
■関連リンク
・エスマックス(S-MAX)
・エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
・S-MAX - Facebookページ
・docomo Xperia(TM) A SO-04E | 製品 | NTTドコモ
・Xperia™ A SO-04E | ソニーモバイルコミュニケーションズ
◯あえてハイエンドにこだわらない堅実な作り
SO-04Eはドコモが打ち出した「ツートップ戦略」の片翼を担う端末であり、サムスンの「GALAXY S4 SC-04E」(以下、SC-04E)と並んで販売価格などで大きく優遇されている端末です。その優遇価格についてはこちらの記事にて詳しく紹介していますが、新規では実質5000円程度、MNPに至っては実質無料と、価格面で大きな魅力があります。
気になるのはその端末性能ですが、実はそれほど高いものではありません。SC-04EがフルHD(1920×1080ドット)の有機ELディスプレイや2600mAhの大容量バッテリー、1.9GHz駆動のクアッドコアCPUなどを採用しているのに対し、本機では4.6インチのHD(1280×720ドット)液晶と2300mAhのバッテリー、1.5GHz駆動のクアッドコアCPUと、スペック上では控えめな数字となっています。
他メーカーの端末と比べても控えめなのではと思う仕様も少なくなく、あえてミドルレンジクラスの性能としてきた背景には、ツートップを両者ともにハイエンドとするよりも、ハイエンドとミドルレンジの端末を並べる事でバランスを取り、消費者により幅の広い選択肢を与える目的があるのではないかと思われます。

誰もがハイエンドを求める訳ではない
ハイエンド仕様にこだわらなかった分、端末としての作りは非常に堅実です。まず、本体を構成するフレームの構造材には高強度を誇るガラス繊維強化ナイロン樹脂を採用しており、軽さと頑丈さの両立を図ると共に、構造材の部品点数を減らすことで本体内部の体積を大きく確保するコアフレーム構造としています。
これによってコスト削減や防水・防塵性能が向上しており、端末としての完成度がより高くなっています。

筐体の強度向上とコスト削減を両立するコアフレーム構造
こだわりはデザイン面にも現れており、最近のスマートフォンの流行でもあるキャップレス防水を採用せず、敢えてキャップ式とすることで側面デザインなどのツライチ感を重視しつつ、防水性能も他メーカーより1ランク上のIPX5および8としています。
またスマートフォンを使用していて常に気になるのは指紋汚れなどですが、本機では本体の塗装をサラサラとしたマット塗装とすることで指紋汚れが目立たない工夫がなされており、またこの塗装と丸みのある筐体デザインのおかげで、非常に持ちやすく手にフィットする触り心地の良い仕上がりとなっている点も、毎日使うスマートフォンだけに重視したいポイントとなっています。
このデザインについては、春モデルのフラッグシップ端末として発売された「Xperia Z SO-02E」が、デザイン性では非常に優れていたにも関わらず、角張ったデザインと大きな筐体サイズが仇となり、手に持った時に手のひらに角が当たって若干使いづらかった点や、ガラス素材やクリアパーツを多用した事によって指紋汚れが酷く目立った点などを、上手く反省材料としているように感じました。

カラーバリエーションはWhite、Black、Pink、Mintの4色

背面のマットな質感がサラサラとして気持ちよく、手に馴染みやすい

ホームボタンなどはオンスクリーンキーとなっており、完全にガラス1枚

本体下面。マイクがある。丸みのある形状がよく分かる

本体左側面。充電端子とmicroUSB端子を備える

本体上面。イヤホンジャックとワンセグアンテナを備える

本体右側面。カメラボタン、音量調整ボタン、電源ボタンが並ぶ

SIMスロットとmicroSDスロットにはバッテリーを外してアクセスする
◯一発起動のカメラ機能が使いやすい!
機能面での特徴としては、カメラ機能の充実があります。
従来のスマートフォンではスリープ状態からカメラを起動するには、最低でも電源ボタンもしくはホームボタンを押してロック画面を表示させ、そこからカメラアプリへアクセスする必要がありましたが、本機では本体側面に配置されたシャッターボタンを1秒程度長押しするだけで、スリープ状態からワンアクションでカメラを起動できます。
またカメラ性能も高く、有効約1310万画素(記録約1300万画素)の裏面照射型CMOSセンサーは暗部描写や光量の少ない屋内撮影などでもノイズの少ない写真が撮影でき、さらに動画撮影や連写設定などなどへのアクセスも簡単なUIを採用しているため、誰でも簡単にカメラ機能を使いこなせます。

クイック起動が気持ち良いカメラボタン

撮像素子には裏面照射型CMOSセンサー「Exmor RS for mobile」を搭載
カメラ機能の作り込みがSO-04Eの特徴
本体サイズは約67(幅)×131(高さ)×10.5(厚さ)mm、重量は141g。OSにはAndroid 4.1(開発コード名:Jelly Bean)を採用していますが、8月から9月頃にAndroid 4.2(開発コード名:Jelly Bean)にバージョンアップを予定しています。
マシンスペックは抑えつつも本体剛性や防水性能では妥協せず、デザイン性や持ちやすさにこだわった作りは非常に好感が持てます。当然ながら性能を抑えていると言っても十分過ぎるほどに高性能であり、もはやミドルレンジ端末だからと言って使い勝手でユーザーに妥協を求めるような端末ではありません。
ひたすらにハイエンドを求める層には不満が出るかもしれませんが、そういった消費者はごく一部であり、多くの消費者は使いやすさと価格の安さを求めます。本機はそういった層に対して、非常に強い訴求力を持った端末であると感じました。
まずは店頭などで本機を手に取り、その質感の高さや手に馴染むデザイン性などを実感していただけたらと思います。
◯主な仕様
寸法 (高さ×幅×厚さ:mm) | 約131×67×10.5 |
質量(g) | 約141 |
3G連続待受時間(静止時[自動])(時間) | 約420 |
LTE連続待受時間(静止時[自動])(時間) | 約390 |
GSM連続待受時間(静止時[自動])(時間) | 約360 |
連続通話時間(3G/GSM)(分) | 約630/約570 |
連続テレビ電話時間(分) | - |
モバキャス連続視聴時間(分) | - |
メインディスプレイ (サイズ、ドット数[横×縦 通称] 種類、発色数) | 約4.6インチ 1280×720 HD TFT液晶 1677万色 |
サブディスプレイ (サイズ、ドット数[横×縦]、種類、発色数) | - |
バッテリー容量 | 2300mAh |
ROM/RAM | 32GB/2GB |
外部メモリー (最大対応容量) | microSD (2GB) microSDHC (32GB) microSDXC (64GB) |
外側カメラ機能 (撮像素子種類、有効画素数/記録画素数) | 裏面照射型CMOS 約1310万画素/約1300万画素 |
内側カメラ機能 (撮像素子種類、有効画素数/記録画素数) | CMOS 約31万画素/約31万画素 |
CPU (チップ名/クロック) | APQ8064/1.5GHz クアッドコア |
OS | Android 4.1 (※8~9月にAndroid 4.2へ バージョンアップ予定) |
「Xi」(クロッシィ)(LTE) | 100Mbps/37.5Mbps |
FOMAハイスピード (HSDPA/HSUPA) | 14Mbps/5.7Mbps |
Wi-Fi(無線LAN) (Wi-Fiテザリング同時接続台数) | ○ (10台) |
防水/防塵 | ○/○ (IPX5、8/IP5X) |
色 | ホワイト、ブラック ピンク、ミント |
記事執筆:あるかでぃあ
■関連リンク
・エスマックス(S-MAX)
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