バッテリーを気にせず使えるロングライフ設計が魅力! |
既報の通り、KDDIおよび沖縄セルラーは2日、高速通信規格「LTE(FDD-LTE)」による下り最大150Mbpsのデータ通信サービス「4G LTE」に対応した、シャープ製Androidスマートフォン「AQUOS PHONE SERIE SHL23」(以下、SHL23)を発表しました。2013年10月下旬以降に発売する予定となっています。
同日、都内で開催された「au 発表会 2013 Winter」の展示会場において、開発機が実機展示されていたSHL23を試すことができましたので、写真と動画で紹介したいと思います。
SHL23は、シャープの「AQUOS PHONE」ブランドのスマートフォンであり、同社が得意とする省電力液晶「IGZO(イグゾー)」液晶を搭載するなど、“シャープ”らしい設計が随所に見られます。
IGZO液晶は省電力性に優れており、ことバッテリーライフに不安がつきまとうスマートフォンにおいてはその効果が期待されていますが、シャープではさらにここへ大容量バッテリーと省電力アプリを組み合わせることで、高い省電力性能を引き出すことに成功しています。
本体サイズは約70(W)×140(H)×9.2(D)mm(暫定値)となっており、比較的薄型の筐体を採用していますが、バッテリー容量は3000mAhと妥協がありません。少しでも長くスマートフォンを使いたいという方や、頻繁な充電がわずらわしいという方にはベストな選択肢となり得る機種です。ただし、バッテリーは取り外しできないタイプとなっていますので、ご注意ください。
ディスプレイは、解像度460ppiの4.8インチフルHD(1080×1920ドット)IGZO液晶を搭載しており、大画面を望むユーザーにも納得のサイズとなっています。これまでの明るさや色合いなどで色調整できるほか、蛍光灯や電球色、直射日光といった周囲の環境によって画質を調整する「ユースフィットモード」などに対応します。また、ディスプレイを覆うガラスには、Corning製「Gorilla Glass 3」が採用されています。
さらに、本体幅70mmという点は若干大きめの印象がありますが、片手操作などをする上でも妥協の範囲内です。シャープが同じく今冬にソフトバンクモバイルから発売する「AQUOS PHONE Xx 302SH」のような狭額縁タイプであれば、なおサイズダウンが図れ、印象が良かったようにも思えます。
背面や側面のデザインは非常にシンプルで、光沢のある塗装が施されています。その塗装からブラックモデルなどはかなり指紋が目立ちますが、説明員によれば、スマートフォンユーザーの大半がカバーケースを取り付けてしまうため、指紋が目立つデメリットよりも、透明なケースに入れた場合の見た目の良さを重視したとのこと。
確かにスマートフォンを裸のまま利用する人は意外と少なく、実際は何かしらのカバーケースを付けているので、実用面を考慮したデザイン設計だと言えます。
物理キーは電源キーのみとなっており、音量調節キーなどは端末前面にタッチパネルで配置された。物理キーを極力廃した理由について、説明員は「カバーケースを付けることを前提としているため、物理キーが側面に多数あると開口部が増え、ケースデザインも悪くなるので物理キーを極力減らした」と説明していました。
実際、SHL23用の純正アクセサリーもカバーケースを付けて使用することを前提としており、純正カバーケースが用意されるほか、卓上充電スタンドなども純正カバーケースを付けたまま使用することができるようになっています。
この他、面白い機能として本体左右にセンサーが組み込まれており、手に持つだけで電源が入る「グリップマジック」と呼ばれる機構を搭載。電源キーを押すことなく起動できるほか、カバンなどから取り出した瞬間に電源が入っているという利便性を追求しています。
また実用性という点では液晶面のガラスパネルにコーニング社のゴリラガラス3を採用しており、非常に割れにくく傷にも強くなっています。説明員によればスマートフォン修理の大半が液晶面のガラスの破損だということで、この問題に対する解答としての採用のようです。
性能面では、チップセットにQualcomm製の2.2GHz駆動クアッドコアCPUを内蔵する「MSM8974」を搭載、内部ストレージが32GB、内蔵メモリー(RAM)が2GB、最大64GBまでのmicroSDXCを外部ストレージとして利用できるなど、妥協のないハイエンド仕様になっています。
また、カメラについてもF1.9の明るいレンズを採用した約1630万画素のCMOSセンサーを採用するなど、従来機から順当な向上が見られます。
端末デザインや機能面では特出した独自性をあまり感じないため、個性的な他社の端末などに埋もれがちなSHL23ですが、ロングライフバッテリーという強みは1つのアピールポイントになりそうです。各社の端末性能が横並びとなっている今だからこそ、こういった基本的な部分での強化が見直されるべきなのかもしれません。
最後に、開発機を操作しているところをムービーで紹介しておきます。
▶ S-MAX:SHARP製「AQUOS PHONE SERIE SHL23」ファーストインプレッション - YouTube
◯主な仕様
■関連リンク
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IGZO液晶は省電力性に優れており、ことバッテリーライフに不安がつきまとうスマートフォンにおいてはその効果が期待されていますが、シャープではさらにここへ大容量バッテリーと省電力アプリを組み合わせることで、高い省電力性能を引き出すことに成功しています。
本体サイズは約70(W)×140(H)×9.2(D)mm(暫定値)となっており、比較的薄型の筐体を採用していますが、バッテリー容量は3000mAhと妥協がありません。少しでも長くスマートフォンを使いたいという方や、頻繁な充電がわずらわしいという方にはベストな選択肢となり得る機種です。ただし、バッテリーは取り外しできないタイプとなっていますので、ご注意ください。
液晶の発色も十分美しく視野角も広いです。
ディスプレイは、解像度460ppiの4.8インチフルHD(1080×1920ドット)IGZO液晶を搭載しており、大画面を望むユーザーにも納得のサイズとなっています。これまでの明るさや色合いなどで色調整できるほか、蛍光灯や電球色、直射日光といった周囲の環境によって画質を調整する「ユースフィットモード」などに対応します。また、ディスプレイを覆うガラスには、Corning製「Gorilla Glass 3」が採用されています。
さらに、本体幅70mmという点は若干大きめの印象がありますが、片手操作などをする上でも妥協の範囲内です。シャープが同じく今冬にソフトバンクモバイルから発売する「AQUOS PHONE Xx 302SH」のような狭額縁タイプであれば、なおサイズダウンが図れ、印象が良かったようにも思えます。
背面や側面のデザインは非常にシンプルで、光沢のある塗装が施されています。その塗装からブラックモデルなどはかなり指紋が目立ちますが、説明員によれば、スマートフォンユーザーの大半がカバーケースを取り付けてしまうため、指紋が目立つデメリットよりも、透明なケースに入れた場合の見た目の良さを重視したとのこと。
確かにスマートフォンを裸のまま利用する人は意外と少なく、実際は何かしらのカバーケースを付けているので、実用面を考慮したデザイン設計だと言えます。
背面。ツライチのフラットなデザインでカメラがあるのみです。
上面。イヤホンジャックとmicroSD・microSIMカードスロット、さらにフルセグ(地上デジタルテレビ)用アンテナがあります。au向けAQUOS PHONEとしてははじめてフルセグに対応しました。
底面。マイクとmicroUSB端子があります。
左側面。充電スタンド用充電端子があります。
右側面。電源キーがあります。
物理キーは電源キーのみとなっており、音量調節キーなどは端末前面にタッチパネルで配置された。物理キーを極力廃した理由について、説明員は「カバーケースを付けることを前提としているため、物理キーが側面に多数あると開口部が増え、ケースデザインも悪くなるので物理キーを極力減らした」と説明していました。
実際、SHL23用の純正アクセサリーもカバーケースを付けて使用することを前提としており、純正カバーケースが用意されるほか、卓上充電スタンドなども純正カバーケースを付けたまま使用することができるようになっています。
カバーケースを付けたまま充電スタンドが使えるのは非常に便利。
この他、面白い機能として本体左右にセンサーが組み込まれており、手に持つだけで電源が入る「グリップマジック」と呼ばれる機構を搭載。電源キーを押すことなく起動できるほか、カバンなどから取り出した瞬間に電源が入っているという利便性を追求しています。
また実用性という点では液晶面のガラスパネルにコーニング社のゴリラガラス3を採用しており、非常に割れにくく傷にも強くなっています。説明員によればスマートフォン修理の大半が液晶面のガラスの破損だということで、この問題に対する解答としての採用のようです。
性能面では、チップセットにQualcomm製の2.2GHz駆動クアッドコアCPUを内蔵する「MSM8974」を搭載、内部ストレージが32GB、内蔵メモリー(RAM)が2GB、最大64GBまでのmicroSDXCを外部ストレージとして利用できるなど、妥協のないハイエンド仕様になっています。
また、カメラについてもF1.9の明るいレンズを採用した約1630万画素のCMOSセンサーを採用するなど、従来機から順当な向上が見られます。
端末デザインや機能面では特出した独自性をあまり感じないため、個性的な他社の端末などに埋もれがちなSHL23ですが、ロングライフバッテリーという強みは1つのアピールポイントになりそうです。各社の端末性能が横並びとなっている今だからこそ、こういった基本的な部分での強化が見直されるべきなのかもしれません。
最後に、開発機を操作しているところをムービーで紹介しておきます。
▶ S-MAX:SHARP製「AQUOS PHONE SERIE SHL23」ファーストインプレッション - YouTube
◯主な仕様
基本スペック | |||
---|---|---|---|
商品名 | AQUOS PHONE SERIE SHL23 | ||
OS | Android 4.2 | ||
メーカー | シャープ株式会社 | ||
ディスプレイ | 約4.8インチ IGZO/FHD | ||
重量 | 約146g (暫定値) | ||
カメラ | メインカメラ: 約1630万画素/CMOS | ||
サブカメラ: 約210万画素/CMOS | |||
電池容量 | 3000mAh | ||
サイズ | 約70 (W) ×140 (H) ×9.2 (D) mm (暫定値) | ||
メモリ | 約16GB (ROM) /約2GB (RAM) | ||
連続通話/待受時間 | 検討中 | ||
カラー | ブラック、ホワイト、ブルー | ||
外部メモリ | microSDXC (最大64GB) |
対応サービス・機能 |
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記事執筆:あるかでぃあ
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