1インチセンサー搭載スマートカメラ「LUMIX CM1」が来年に日本でも発売へ!

Panasonic(パナソニック)が今年9月に発表したプラットフォームにAndroid 4.4(開発コード名:KitKat)を採用し、高速通信規格LTEに対応したコンパクトデジタルカメラ(コンデジ)「LUMIX CM1(型番:DMC-CM1)」をフランスやドイツなどの欧州にて発売しています。

価格は899ユーロ(約12,5000円)で、日本経済新聞によると来年以降に日本や北米、東南アジアに販売先を広げるとしています。

また、実際に欧州で発売された製品版にも日本国内でローミング以外で法的に利用して良いことを示す技術適合証明などの認証(いわゆる「技適マーク」)の表示が可能となっていることが明らかとなっています。

パナソニックはデジタルカメラとスマートフォン(スマホ)を融合した戦略商品を開発し、世界で販売する。フルハイビジョンの4倍の解像度の「4K」に対応した高画質撮影ができるデジカメに、通話やインターネット接続などスマホの機能を搭載した。年内に欧州で発売し、来年以降は日本や米国へ販売先を広げる。スマホの普及に押されデジカメ事業は赤字に苦しんでいるが、戦略商品で黒字化を狙う。


LUMIX CM1は高速移動体通信によってどこでも素早く撮影した写真や動画を共有できるデジタルカメラです。

カメラとしてはコンデジとしては大きな有効2010万画素の1インチMOSを採用し、レンズはF2.8〜11の広角28mmの「LEICA DC Elmarit」レンズを搭載。また、画像処理エンジンとして「Venus Engine」を採用しています。ISO感度は100~25600に対応。

その他のスペックとしてはチップセットはQualcomm製Snapdragon 801「MSM8974AB」を搭載し、最大2.3GHzクアッドコアCPUのほか、マルチタッチ対応の4.7インチフルHD(1080×1920ドット)液晶や2GB内蔵メモリー(RAM)、16GB内蔵ストレージ、最大128GBまでのmicroSDXCカードスロット、SIMカードスロット、無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 4.0、NFC、GPS、2600mAhバッテリーなど。

また、スマートフォンのようにフロントに有効110万画素CMOSカメラも搭載しており、画面を見ながら「自分撮り(セルフィー)」が行えるようになっています。

通信は4G(FDD-LTE)のほか、3G(W-CDMA)や2G(GSM)に対応し、LTEはUE Category 4による下り最大150Mbpsおよび上り最大50Mbpsで利用可能。

サイズは約135.4×68.0×21.1mm(最薄部15.2mm)、質量は約204g。カラーバリエーションはBlack(ブラック)のみとなっています。

発表された時にも展示されていた開発機に技適マークの表示や日本語環境があったことから日本での発売にも期待が持たれていましたが、製品版でも同様に技適マークの表示や日本語環境が含まれているとのこと。また、b-mobileなどの仮想移動体通信事業者(MVNO)のアクセスポイント(APN)設定もプリインストールされているということです。

記事執筆:memn0ck


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パナソニック、デジカメとスマホ融合 まず欧州で販売  :日本経済新聞
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