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Nexus 5およびNexus 6にAndroid 5.1.0 Lollipop(LMY47I)のファクトリーイメージを配布開始! |
Google(グーグル)は25日(現地時間)、スマートフォン(スマホ)やタブレット向けプラットフォーム「Android」の最新バージョン「Android 5.0(開発コード名:Lollipop)」(以下、Android 5.0 Lollipop)の最新バージョン「5.1.0」を「Nexus」シリーズのうちの「Nexus 5」(hammerhead)および「Nexus 6」(shamu)向けファクトリーイメージのビルド番号「LMY47I」を配布開始しています。
同社ではこれまでにもNexus 5とNexus 6などにAndroid 5.1.0 Lollipopのビルド番号「LMY47D」、さらにNexus 6にはビルド番号「LMY47E」を提供してきましたが、今回さらにLMY47Iを配信しています。変更点は明らかにされていませんが、Nexus 5とNexus 6ということで携帯電話ネットワーク周りの不具合の修正ではないかと思われます。
なお、日本国内で両機種を販売しているY!mobileではそれぞれネットワーク経由によるソフトウェア更新(OTA)でAndroid 5.1.0 Lollipopを提供開始しており、配信しているビルド番号は不明ながら順次新しいバージョンが提供されていくものと見られます。
Model | Version | MD5 Checksum | HA-1 Checksum |
Nexus 5 "hammerhead" | 5.1.0 (LMY47I) | d78c50bc06fe37a19536cbca0a17394a | df127988e25758e683d53df9767cc799ee113935 |
Nexus 6 "shamu" | 5.1.0 (LMY47I) | d6e750e58938de3b8516a4718c491d9c | d6e750e58938de3b8516a4718c491d9c |
ファクトリーイメージの導入方法はWindowsまたはMacOS Xを搭載したパソコンにAndroidの開発環境を構築し、ADBコマンドが利用できる状態で行えます。
導入方法はAndroidの公式Webページに記載されている通りの手順を行いますが、おおまかには以下の通りとなります。なお、初期化されていますため、事前にバックアップは取っておき、導入後は1から環境を構築し直す必要がありますのでご注意ください。
1. 端末で「開発者向けオプション」を有効にしておく(「設定」→「端末情報」で「ビルド番号」を連打)
2. 「開発者向けオプション」から「USBデバッグ」を有効にする
3. パソコンで端末用のシステムイメージをダウンロードして展開(解凍)しておく
4. 端末とパソコンをUSBケーブルで接続する(RSAキーを認証する)
5. ターミナル(MacOS X)またはコマンドプロンプト(Windows)で「adb reboot bootloader」を実行する(または端末で音量下キーと電源上キー、電源キーの3つを同時に押して起動する)
6. 端末がfastboot modeで起動したらパソコンのターミナルまたはコマンドプロンプトで展開したディレクトリー(フォルダー)に移動して、flash-all(MacOS Xなら「flash-all.sh」、Windowsなら「flash-all.bat」)を実行する
初期化されてしまいますし、再構築は大変なので、面倒な人はOTAを待ちましょう。
記事執筆:memn0ck
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・Factory Images for Nexus Devices - Nexus Files for Developers — Google Developers