UQ WiMAX 2+のCAによる下り最大220Mbpsが10月末に全国エリアに!

UQコミュニケーションズ(以下、UQ)は28日、今年2月12日に開始した高速通信サービス「WiMAX 2+」の周波数帯を2倍に拡張して「キャリアアグリゲーション(CA)」技術による下り最大220Mbpsの対応エリアを順次整備しており、9月末までに全国エリア化すると案内していましたが、一部エリアの工事遅延によって10月末(予定)に延期したとお知らせしています。

同社では2015年9月上旬より周波数帯の拡張を行っていなかった首都圏および京阪神、名古屋、政令指定都市などにおいて整備を行い、一気におよそ1ヶ月で全国エリア化を完了するとしていましたが、一部エリアでの工事が遅延しているということです。

なお、すでに実施されているようにWiMAX 2+の周波数帯を2倍に拡張したエリアでは既存通信サービス「WiMAX」の下り最大速度が40Mbpsから13.3Mbpsになるのでご注意ください。

02

UQでは今年1月にWiMAX 2+の下り最大220Mbpsサービス「ヤ倍速」を発表し、4×4 MIMOによる方式とCAによる方式の2つの方法で現在は下り最大220Mbpsサービスを提供しています。

これらのヤ倍速サービスは4×4 MIMOがサービス開始となる対応するモバイルWi-Fiルーター「Speed Wi-Fi NEXT WX01」の発売された今年3月5日から全国エリアで提供されているのに対し、CAによるサービスは基地局整備が行われて周波数拡張が行われた地域のみで提供されています。

このCA対応エリアが当初10月末には全国エリアになる予定。対応エリアは公式Webページ( http://www.uqwimax.jp/signup/area/pdf/220Mbps_CA.pdf )にて確認してください。なお、WiMAX 2+のCAによる下り最大220Mbpsは対応するモバイルWi-Fiルーター「Speed Wi-Fi NEXT W01」のほか、au向けスマートフォン(スマホ)では発売されたばかりの「iPhone 6s」や「iPhone 6s Plus」、「Xperia Z5 SOV32」、「Xperia Z4 SOV31」、「Galaxy S6 edge SCV31」などでも利用できます。

なお、上述通り、周波数拡張が行われたエリアでは既存のWiMAXは下り最大13.3Mbpsに減速します。WiMAX 2+を下り最大220Mpbsに増速化したエリアのWiMAX 2+およびWiMAXの上下最大速度は以下の通り。

サービスWiMAX 2+WiMAX
CA対応エリア
(来春以降)
帯域幅40MHz(20MHz+20MHz)
下り最大220Mbps
上り最大10Mbps
帯域幅10MHz
下り最大13.3Mbps
上り最大10.2Mbps
現行エリア帯域幅20MHz
下り最大110Mbps
上り最大10Mbps
帯域幅30MHz
下り最大40Mbps
上り最大15.4Mbps

これに伴い、昨年11月1日からはWiMAXからWiMAX 2+に無料で乗り換えられる「WiMAX 2+ 史上最大のタダ替え大作戦」に続いて「WiMAX→WiMAX 2+タダで機種変更」( http://www.uqwimax.jp/lp/tadagae/ )を実施しています。



記事執筆:memn0ck


■関連リンク
エスマックス(S-MAX)
エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
S-MAX - Facebookページ
WiMAX 2+周波数帯の拡張完了予定時期の変更について | UQ WiMAX|超高速モバイルインターネットWiMAX2+