14,800円のスマホ「UPQ Phone A01X」

既報通り、UPQ(アップ・キュー)は21日、都内にて「新製品発表会」を開催し、SIMフリーのAndroidスマートフォン(スマホ)「UPQ Phone A01X」(以下、A01X)を同日より14,800円(税抜)で発売すると発表した。

A01Xは同社初のスマホ「UPQ Phone A01」(以下、A01)ベースに4G LTE対応のデュアルSIMスロット対応などに加え、新たにタッチパネルが5点マルチタッチに対応し、内蔵ストレージを16GBに強化した後継機となる。

A01の発売時には日本で利用するために必要な認証(いわゆる「技適」)が一部取得できていないとして問題となったが、発表会ではそれらを踏まえてA01Xの説明や今後の方向性などが示された。そこで、今回はそんな発表会の内容とA01Xの実機を写真で紹介していく。

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A01Xの製品説明を行ったUPQ 代表取締役社長の中澤優子氏は「A01は売り切れがあったので増産するのではなく、マイナーバージョンアップをしようという判断の下に出来上がったのがA01Xです。」と述べ、「フィードバックを早く形にできるのがウチの強み」と決断の早さをアピールした。また、当然ながらマイナーバージョンアップに合わせて、技適も取り直してあると、発表会に技適を取得した証拠として書類を持ち込んで説明した。

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また、新色追加の背景について「A01発売時に、白い画面の格安SIMロックフリー市場にあまりないというところもあってか、ホワイトが売れたこと」や「(さらにホワイトかつ)バックカバーがブルー・バイ・グリーンの方が良いという意見を多数いただいた」とし、A01のカラーバリエーション「ホワイト」および「ブラック」、「ブルー・バイ・グリーン」に加え、A01Xではさらに「ホワイト BG」を追加したことを紹介した。

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続けて中澤氏は、UPQ製品は好評を得ており、A01も品切れとなり、今回、A01Xを投入したことで現在の状況を「1.5シーズン目」と語った。

そして、最後に「今年度中、2月中旬を目標に新しい製品群(2シーズン目)を開発しており、これまでの想定を超えたカテゴリーも出てくるので期待して欲しい」と今後の展望を明らかにした。

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ベースとなる前面のカラーは「ホワイト」と「ブラック」の2色、リアカバーのカラーは「ブルー・バイ・グリーン」、「ブラック」、「ホワイト」の三色。A01Xはブルー・バイ・グリーンのリアカバーに前面ホワイトの「ホワイトBG」が新色として追加されている。

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A01Xのブルー・バイ・グリーンの本体とパッケージ。パッケージは本体色に合わせた色となっている。画面は約4.5インチFWVGA(480×854ドット)と変わらずにコンパクトだ。サイズは約133×66×8.6mm、質量は約118g。新たにディスプレイのタッチパネルが5点マルチタッチに向上している。

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マイナーバージョンアップで、ナビゲーションキーの「戻る」キーが左側に変更になった。これについても中澤氏は「片手で使う場合に戻るキーが左にあるほうが押し間違いが少ない」として変更したことを説明していた。

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カメラは背面が500万画素、前面が200万画素で、A01と変更はない。スペックとしてはCortex-A53ベースの1.3GHzクアッドコアCPU(MediaTeK製「MT6735」)や1GB内蔵メモリー(RAM)、2.4GHz帯のみのIEEE802.11b/g/n準拠の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 4.0、GPS、1800mAhリチウムイオンバッテリー(取外可)などで、A01からは内蔵ストレージが8GBから16GBに増量された。

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右側面(写真=上)には電源キー、左側面(写真=下)にはボリュームキーがある。

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上面(写真=上)には3.5mmイヤホンマイク端子およびmicroUSB端子、下面(写真=下)にはマイクがある。

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リアカバーを外したところ。microSDカードスロット、デュアルmicroSIMカードスロット(LTEに対応するスロットと2Gのみのスロット)がある。

対応周波数帯は4G(FDD-LTE方式)で800MHz(Band 19)および900MHz(Band 28)、1800MHz(Band 3)、2100MHz(Band 1)、3G(W-CDMA方式)で800MHz(Band 19)および2100MHz(Band 1)、2G(GSM方式)で800および900、1800、1900MHzとなっている。

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その他、同時に発表された低価格で気軽にアクションスポーツ撮影が可能な「Q-camera ACX1」用のアクセサリーの展示も行われた。

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3つの吸盤により、サーフボードやスノーボードなどに取り付け可能な「アルミサクションカップ」と、本体付属の防水ハウジングのスペア版の展示。その他、水に浮かせて使える「フローティンググリップ」もラインナップされている。



記事執筆:mi2_303


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