背面には指紋センサーを搭載するSIMフリースマホ「HUAWEI P9 lite」を紹介! |
家電量販店「ヨドバシカメラ」のオンラインショッピングサイトおける「SIMフリースマートフォンのベストセラーランキング」の1位が華為技術日本(以下、ファーウェイ・ジャパン)の「HUAWEI P9 lite」(以下、P9 lite)だ(8月19日0時調べ)。
同サイトでは2位と3位にはASUS JAPANの「ZenFone Go(型番:ZB551KL)」、4位にはP9 liteのひとつ前の機種である「HUAWEI P8lite」(以下、P8lite)がランクインしている。
2位以下は、P9 liteよりも1万円ほど安いスマートフォンであるにもかかわらず、P9 liteが選ばれている理由はなんなのだろうか?今回はP9 liteの実機でその実力を探ってみたいと思う。
ファーウェイ・ジャパンは6月9日にライカデュアルレンズを搭載するフラッグシップスマホ「HUAWEI P9」とP9 liteを発表し、両機種ともに6月17日より販売開始している。ライカのブランド名をもつレンズを搭載しているいうことで、多くのメディアが話題性の高いP9をまずは取り上げた。
P9 liteはその影に隠れてしまったかのように思えたが、発売当初より人気や販売台数ではP9 liteが高く、さらに2ヶ月ほど過ぎるとP9の需要が落ち着いてきたのか、現在はP9 liteの方がかなり調子が良いようだ。
P9 liteは約5.2インチフルHD(1080×1920ドット)液晶と狭額縁設計で大画面と持ちやすさを両立。CPUはオクタコアのHiSilicon製「Kirin 650」を搭載し、同クラスのスマホよりもWebブラウズやメール、SNSなど、操作に対するレスポンスが良い。
背面には指紋センサーと約1300万画素のカメラを搭載
右側面には電源キーとボリュームキーがある
下部にはmicroUSB端子がある。内蔵スピーカーはモノラルながらしっかりとした音を出す
価格とパフォーマンスのバランスが取れているところが評価されているように思える。そこでベンチマークテストを行ってみた。
AnTuTu Benchmark(v6.1.4)の結果は「52930」。Qualcomm社製「Snapdragon 616 」を搭載するASUSのミドルクラスのスマホ「ZenFone 2 Laser(型番:ZE601KL)」(以下、ZenFone 2 Laser) の「37768」を上回る結果となった。
ハイエンドモデルが10万近くなってきている昨今ではさすがにハイエンドとは差があるが、一方で少し前のミドルレンジなどと比べると性能が高く、低価格ながらハイエンドとミドルレンジの間のミドルハイレンジと言える。
3D Markの「Ice Storm Unlimited」の結果は「11515」となりこちらもZenFone 2 Laserの「7462」を上回る結果となった。とはいえ、この数値は3Dゲームがバリバリに遊べるほどのパフォーマンスではない。なお、話題の「Pokémon GO」は動作するものの、ジャイロスコープ非搭載のためAR機能が使えない。こちらも要注意だ。
左から「オート」、「プロ写真」、「プロビデオ」のUI
カメラ機能は、同社のハイエンド機「HUAWEI Mate S」のユーザーインターフェース(UI)をさらに発展させたシンプルで使いやすいものだ。オートモードのほかに、露出やホワイトバランス、フォーカスなどを自在にコントロールできる「プロ写真」モードや動画撮影時には「プロビデオ」モードを搭載する。
イメージセンサーはソニー製1300万画素裏面照射積層型CMOS「IMX214」を搭載する。写真には解像感があり落ち着いた発色だが、やや青みが強い印象だ。料理の撮影時には少し色温度を下げて赤みを出すよう工夫すれば改善する。
P9 liteを使った印象は、デザインやスペックにおいて強烈な個性はないものの嫌みな部分もなく平均点以上のバランスを保っている。3万円台で購入できるという点も強みだ。
背面には指紋センサーを搭載しており、画面オフ状態で背面に触れるだけでロック解除できるなど使い勝手も良い。また、片手で操作できるよう画面を縮小表示できるため手の小さい女性でも扱いやすい。
以上のことから購入時の価格を抑えて、格安SIMで長く使いたいというユーザーにピッタリのスマホであり、ランキング1位も納得できる結果と言えるだろう。
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P9 liteは約5.2インチフルHD(1080×1920ドット)液晶と狭額縁設計で大画面と持ちやすさを両立。CPUはオクタコアのHiSilicon製「Kirin 650」を搭載し、同クラスのスマホよりもWebブラウズやメール、SNSなど、操作に対するレスポンスが良い。
背面には指紋センサーと約1300万画素のカメラを搭載
右側面には電源キーとボリュームキーがある
下部にはmicroUSB端子がある。内蔵スピーカーはモノラルながらしっかりとした音を出す
価格とパフォーマンスのバランスが取れているところが評価されているように思える。そこでベンチマークテストを行ってみた。
AnTuTu Benchmark(v6.1.4)の結果は「52930」。Qualcomm社製「Snapdragon 616 」を搭載するASUSのミドルクラスのスマホ「ZenFone 2 Laser(型番:ZE601KL)」(以下、ZenFone 2 Laser) の「37768」を上回る結果となった。
ハイエンドモデルが10万近くなってきている昨今ではさすがにハイエンドとは差があるが、一方で少し前のミドルレンジなどと比べると性能が高く、低価格ながらハイエンドとミドルレンジの間のミドルハイレンジと言える。
3D Markの「Ice Storm Unlimited」の結果は「11515」となりこちらもZenFone 2 Laserの「7462」を上回る結果となった。とはいえ、この数値は3Dゲームがバリバリに遊べるほどのパフォーマンスではない。なお、話題の「Pokémon GO」は動作するものの、ジャイロスコープ非搭載のためAR機能が使えない。こちらも要注意だ。
左から「オート」、「プロ写真」、「プロビデオ」のUI
カメラ機能は、同社のハイエンド機「HUAWEI Mate S」のユーザーインターフェース(UI)をさらに発展させたシンプルで使いやすいものだ。オートモードのほかに、露出やホワイトバランス、フォーカスなどを自在にコントロールできる「プロ写真」モードや動画撮影時には「プロビデオ」モードを搭載する。
イメージセンサーはソニー製1300万画素裏面照射積層型CMOS「IMX214」を搭載する。写真には解像感があり落ち着いた発色だが、やや青みが強い印象だ。料理の撮影時には少し色温度を下げて赤みを出すよう工夫すれば改善する。
P9 liteを使った印象は、デザインやスペックにおいて強烈な個性はないものの嫌みな部分もなく平均点以上のバランスを保っている。3万円台で購入できるという点も強みだ。
背面には指紋センサーを搭載しており、画面オフ状態で背面に触れるだけでロック解除できるなど使い勝手も良い。また、片手で操作できるよう画面を縮小表示できるため手の小さい女性でも扱いやすい。
以上のことから購入時の価格を抑えて、格安SIMで長く使いたいというユーザーにピッタリのスマホであり、ランキング1位も納得できる結果と言えるだろう。
記事執筆:mi2_303
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