GoogleはAIを活用したサービスを拡大!Googleアシスタントが日本語に対応 |
Googleは17日(現地時間)、アメリカ・カルフォルニアにある「Shoreline Amphitheatre」にて2017年5月17日(水)から5月19日(金)までの3日間に渡って開催される開発者向けイベント「Google I/O 2017」( https://events.google.com/io/ )の基調講演を行い、人工知能(AI)による機械学習を利用したサポートサービス「Google Assistant」が日本語を含む4言語にまもなく対応すると発表しています。
対応言語は日本語のほか、フランス語およびドイツ語、ポルトガル語(ブラジル)。また2017年末までにはさらにイタリア語およびスペイン語、韓国語の3言語にも対応予定だとのこと。
さらにGoogle Assistantが日本語に対応することに伴って、Google Assistantを利用した家電コントローラー「Google Home」が今夏に日本で販売開始されることも合わせて発表されました。価格は現時点では未定。またGoogle Homeがハンズフリー通話に対応したり、新たに「Spotify」などにも対応するとのこと。
その他、Google AssistantのiOS向けアプリもアメリカでリリースされ、iPhoneなどでGoogle Assistantによるサポートサービスが利用できるようになるほか、Google Assistant APIが提供されてソニーやパナソニック、LG、ONKYO、B&O、Ankerなどのスマートテレビやスマートスピーカーなどでも利用できるようになるということです。
Google Assistantは昨年のGoogle I/O 2016で発表されたGoogle独自のAIによる機械学習を利用したサポートサービスです。すでにGoogle Assistantを利用したメッセンジャーアプリ「Allo」ではテキストベースでは日本語に対応していましたが、今回、改めて音声認識と音声サポートも含めた完全対応となると見られます。
Google Assistantを利用した家電コントローラー兼ホームスピーカーであるGoogle Homeも昨年のGoogle I/O 2016で発表され、アメリカなどでは2016年11月に発売された製品です。アメリカでの価格は129ドル(約14,000円)。
Google Homeは設置・設定も簡単となっており、電源ケーブルを刺して電源アダプターをコンセントにつなぎ、スマートフォン(スマホ)などでGoogle Homeアプリをダウンロードして説明通りに操作するだけ。
サイズは約96.4×142.8mm、質量は本体が約477g、電源アダプターが約130g。カラーバリエーションは本体がホワイト、ベースがスレートやファブリックなど多数。無線LAN(Wi-Fi)は2.4および5.xGHzによるIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠。
スピーカーは2インチドライバーおよび2インチデュアルパッシブラジエーター搭載のハイエクスカーション対応。オーディオ形式は、HE-AAC、LC-AAC+、MP3、Vorbis、WAV(LPCM)、FLACで、ハイレゾ音源のストリーミングにも対応。対応OSはAndroid 4.1(開発コード名:JellyBean)以降およびiOS 8.0以降。
その他、Nest ThermostatやPhilips Hue、Samsung SmartThings、iFTTTなどのスマート ホームテクノロジーとシームレスに連携し、「オーケー、グーグル、台所のライトを暗くして」と言うだけで操作でき、大切な作業を中断する必要がないとしています。
なお、同じくGoogle Assistantに対応した製品としてGoogleスマホ「Pixel」および「Pixel XL」がありますが、現時点ではこれらの日本での販売については明らかにされていません。
Google Homeと違って発売から時間が経つとスペックなどで見劣りなどするため、発売が見送られる可能性は高そうですが、是非、Pixelシリーズの次期機種あたりは日本で発売して欲しいところですね!
記事執筆:memn0ck
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