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The 電話がコンセプトのストレート型ケータイ「Simply 602SI」を購入! |
既報通り、ソフトバンクが12月15日より携帯電話サービス「SoftBank」のプリペイドサービス「シンプルスタイル」向けに「The 電話」をコンセプトに開発したシンプルで使いやすいセイコーソリューションズ製ストレート型ケータイ「Simply(シンプリー)」(型番:602SI)を販売しています。
Simplyはこれまで携帯電話サービス「Y!mobile(ワイモバイル)」向けに販売されてきましたが、シンプルスタイルで無料チャージ4,000円分付で6,458円(税込)と安い上に、購入直後にSIMロック解除もできるということで試しに公式Webストア「
さっそく到着しましたので、今回はまず開封して外観や開通手続きなどについて紹介したいと思います。次回にSIMロック解除手続きを紹介しようと思っています。
今回はソフトバンクオンラインショップで新規契約でホワイトを購入しました。手持ちのワイモバイルの回線から番号移行も考えましたが、特にお得感はない上、ソフトバンク回線はちょうどなかったので。
なお、プリペイドサービスのシンプルスタイルでは、他社から乗り換え(MNP)やPHSからの番号移行も可能となっており、PHSならメールアドレスも移行できるようになっているということです。
購入した他の人も何人か記載していましたが、外箱はいわゆる“アマゾン仕様”で、中身の割にかなり大きいもの。開けてみると、SimplyのパッケージとSIMカード(USIMカード)が入っています。さすがにSimplyのパッケージは小さめでした。
Simplyのパッケージを開けるとまずはじめにSimply本体……ではなく、利用手引きがあり、その下にSimplyの本体が収納されていました。電池パックが外れるタイプのため、電池パックや背面カバーは別になっています。
同梱物は特になく、充電用のUSBケーブルやACアダプターなどもないのでケーブルがない人はご注意ください。充電はmicroUSB端子で行うため、既存のAndroidスマートフォン(スマホ)やPHSなどを利用している場合には恐らくそれを流用できるかと思いますが……。
それぞれを袋から出して、SIMカードやmicroSDカードを装着し、電池パックをはめ込み、背面カバーをして電源(終話)キーを長押しして電源を入れます。
SIMカードサイズはnanoSIMカード(4FF)で、microSDカードはHC規格に対応した最大32GBまでとなっています。なお、本体も電池パックも中国製で、電池パックは1770mAh(3.8V・6.7Wh)の「SIBAF1」。
Simplyは前面に約2.4インチQVGA(240×320ドット)TFT液晶(最大65536色)を搭載。購入したホワイトのほか、レッドおよびダークブルーの合計3色が販売されています。サイズは約132×50×13.8mm、質量は約115g。
主な仕様は1.1GHzクアッドコアCPU、1GB内蔵メモリー(RAM)、8GB内蔵ストレージで、OSはAndroidベースでオープンソースのAOSPを用いていますが、アプリの追加には対応しておらず、Google Playにも非対応。
OSバージョンは端末情報を見ると「Android 6.0.1(開発コード名:Marshmallow)」となっていました。また防水・防塵やおサイフケータイ、生体認証、ワンセグなどにも非対応。充電時間は約180分で、Quick Charge 2.0は非対応となりますが充電は可能。
3.5mmイヤホンマイク端子は搭載されていませんが、変換アダプターを利用してmicroUSB端子にて利用可能とのこと。連続待受時間および連続通話時間は4G(FDD-LTE方式)で約500時間および約600分、3G(W-CDMA方式)で約800時間および約800分。
最大通信速度は下り112.5Mbpsおよび上り37.5Mbpsで、ソフトバンク網では4G(FDD-LTE方式)のBand 1および8、3G(W-CDMA方式)のBand 1および8となっています。
質感は正直良くなく、かなりプラスチッキーでやる気がない印象を受けます。PHSの乗り換えとして開発されていたとしても、最後期のPHSは樹脂製で安価であってもそれなりにしっかりした作りや質感だったように思いますので、それらと比べるとちょっと残念な感じがします。
サイズもストレート型ケータイとしては大きめなような感じもして、試しに筆者が現在使っている「HONEY BEE 5(型番:WX07K)」と並べてみるとひと回り大きく、やや分厚さもありました。とはいえ、スマホなどと比べれば小さいですし、通話用に持っておくとかなら良いのかもしれません。
このままでは使えないので開通手続きを済ませます。ソフトバンクオンラインショップで購入した場合の開通手続きは「出荷完了のご連絡」のメールに記載されている「WEBでの利用開始手続きの場合」( https://online-shop.mb.softbank.jp/olsf/modelSwitch/execute?procType=7 )または「電話での利用開始手続きの場合」( 0800-100-2555 無料)で行います。
どちらも受付時間は9:00〜20:30となっており、WEBでの場合は「ソフトバンクオンラインショップでの申込受付番号」および「生年月日」、「申込したメールアドレス」、電話での場合は「携帯電話番号」および「4桁の暗証番号」が必要となっています。
申込受付番号は同じ「出荷完了のご連絡」のメールに記載されていますし、受付時間は同じなのでひとまず以下の手順にてWEBでの場合でやってみました。なお、敢えてスマホ(iPhone)でやっていますが、パソコン(PC)などでもOKです。
開通手続きは申し込んでから完了まで通常は30分ほど、処理の混雑状況によって2~3時間ほどかかる場合もあるとのこと。今回は数分レベルでした。
次回のSIMロック解除手続きの申し込みをするためのほか、料金確認やチャージなどもできるようにWebサポート「My SoftBank」( https://www.softbank.jp/mysoftbank/ )を利用できるようにしておきます。
SMSを受信するときのみ、該当SIMカードを装着したSimply(またはソフトバンクのSIMカードを利用できる製品)で行う必要がありますが、それ以外はスマホやPCでOKです。もちろん、開通手続き後ならSimplyからでも行えます。これで料金確認などができるようになりました。料金確認でチャージ残金が750円ほどになっていましたが、これは4,000円のうち新規事務手数料3,240円が引かれているからとのこと(さらにWebでMy SoftBankにアクセスしたため)。
通話やWebもできたのでひとまず今回はここで終わりにしておきます。なお、通話についてはSimply自体は高音質通話サービス「VoLTE」に対応しているものの、シンプルスタイルがVoLTEに対応していないとのことで、シンプルスタイルのSIMカードを装着して利用する場合にはVoLTEにはならないのでご注意ください。この辺りの仕様はちょっと残念ですね……次回はSIMロック解除を実施しようと思っていますのでお楽しみに!
記事執筆:memn0ck
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