Appleの新スマホ「iPhone XR」(64GB・ホワイト)のSIMフリー版を購入!

Appleの新しい全画面デザインのスマートフォン(スマホ)「iPhone XR」がNTTドコモやau by KDDI、SoftBankといった携帯電話会社のほか、Apple直営ショップ「Apple Store」(公式Webサイト内オンラインショップや公式アプリ「Apple Store」含む)にて10月26日に発売されました。

価格(すべて税込)はすでにまとめて紹介していますが、Apple Storeなどで販売されているSIMフリー版では64GBモデルが91,584円、128GBモデルが98,064円、256GBモデルが109,944円となっており、補償サービス「Apple Care+ for iPhone」を付けるならプラス18,144円となっています。

iPhone XRは昨年に「iPhone」シリーズの10周年を記念した次世代モデルとして発売された「iPhone X」を踏襲し、従来まであったホームボタンが廃止され、ディスプレイの上下の縁(ベゼル)が狭くなった全画面デザインを採用したモデルです。

一方で、iPhone Xやその後継機種として今年9月に発売された「iPhone XS」やその大型モデル「iPhone XS Max」が有機ELディスプレイやデュアルリアカメラなどを搭載しているのに対し、iPhone XRは液晶ディスプレイやシングルリアカメラとなっており、iPhone X・XS・XS Maxと比べると若干価格が抑えられています。

また背面パネルがガラス素材なのは同じですが、これまでのiPhoneにはないようなイエローやブルー、コーラルといった色鮮やかな本体カラーがあり、ホワイトおよびブラック、(PRODUCT)REDを含めた6色展開なのが特長となっています。

そこで今回は、そんなiPhone XRのSIMフリー版(64GBモデル・ホワイト)をAppleのオンラインショップにて購入したのでまずは開封してパッケージや外観などを写真で紹介していきたいと思います。

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筆者は「iPhone 5s」や「iPhone 6 Plus」、「iPhone 6s」、「iPhone SE」、「iPhone 7 Plus」、「iPhone 8」、「iPhone X」、「iPhone XS Max」とここ最近のiPhoneを日本国内でも正規ルートで購入できるようになったAppleのオンラインショップにてSIMフリー版で購入しています。

今回のiPhone XRも同様に予約開始直後に予約して購入しました。予約はiPhone XS MaxでiOS向け専用アプリ「Apple Store」から受付開始された10月26日16時1分過ぎから少し経った16時5分に完了。今回の予約開始時にも他の公式Webストア「ドコモオンラインショップ」および「au Online Shop」、「ソフトバンクオンラインショップ」の状況を調べつつでしたが、各社ともにあまり混雑しておらず、いつも以上にすんなり予約できました。

その後、予約日の16時17分に注文完了メールが届き、お届け予定日も発売日の10月26日に。特に問題もなく、前日の10月25日16時29分に出荷のお知らせメールが届き、翌日の発売日10月26日15時41分に受け取りできました。

出荷はいつもより早かったものの、配達が少し遅かったために受け取りが遅くなりましたが、こればかりは配送なら仕方がないところで、これが嫌ならApple Storeまで取りに行くのが良いでしょう。なお、配送業者もいつもと同様にヤマト運輸でした。

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iPhone XRの外箱を開封すると中にパッケージ(箱)があり、パッケージ上部に描かれているのは本体が前面です。パッケージは画面サイズに応じてiPhone XSより大きく、iPhone XS Maxより小さいといったところ。iPhone XSやiPhone XS Maxと同様にeSIMの「Apple SIM」に対応しているので、IMEIに加えてIMEI2が記載されています。なお、日本で販売されているiPhone XRのモデル番号は「A2106」。

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パッケージを開けるとまずはiPhone XRの本体ではなく、紙類やSIMピンなどが入った「Designed by Apple in California」と描かれた小箱が上に乗っています


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それをどけるといよいよiPhone XRの本体が現れます


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その下に付属品が収納されており、同梱品は紙類やSIMピンなどのセットおよびそれに含まれているいつものりんごのシール、イヤホンとACアダプター、Lightning-USBケーブル


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iPhone XR本体が覆われている透明なシートを外しているところ

本体は外装を覆う透明なシートで表と裏をそれぞれ覆われています。すでに画面保護フィルムなどを事前に用意しているならそのまますぐに貼ってしまいましょう。

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付属のSIMピンで本体右側面にあるSIMスロットを開いてSIMカードを装着し、いよいよiPhone XRの電源が入って初期設定を実施します

ひとまずSIMカードとしてNTTドコモのSIMカード(カケホーダイ+パケットパック/spモード)を装着し、無線LAN(Wi-Fi)で初期設定を進めていきました。

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初期設定が終了してiPhone XRが使えるように!

iPhone XRはiPhone X・XS・XS Maxと同じ縦横比の縦長で画面上部中央に切り欠き(いわゆる「ノッチ」)のあるディスプレイを採用していますが、iPhone X・XSの5.8インチ、iPhone XS Maxの6.5インチの中間となる6.1インチとなっており、前述通りにパネルは有機ELではなく液晶を採用しています。

また解像度もiPhone X・XS・XS Maxと比べると低く、約6.1インチLiquid Retina HD(828×1792ドット)オールスクリーンLCD Multi‑Touchディスプレイ(約326ppi)で、コントラスト比1400:1、最大輝度625cd/m2(標準時)となっています。

なお、True Toneや耐指紋性撥油コーティングなどもサポートしていますが、感圧機能「3D Touch」は非対応。指紋認証「Touch ID」には対応せず、顔認証「Face ID」やアニ文字、Apple Pay(FeliCa)、ワイヤレス充電(Qi規格)などには対応しています。

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iPhone XRの左右側面


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iPhone XRの上下側面

サイズは約150.9×75.7×8.3mm、質量は約194gと、画面サイズに沿ってiPhone X・XSとiPhone XS Maxのちょうど中間のサイズ感となっています。また背面はガラス素材と同じですが、側面のフレームはiPhone X・XS・XS Maxのステンレスとは異なってアルミニウムになり、質感がマットになっています。なお、防水・防塵性能はiPhone Xと同じIP67準拠。

カメラは背面が広角F1.8レンズ+約1200万画素裏面照射型センサーのリアカメラ「iSight Camera」で、レンズは6枚構成のサファイアクリスタル製レンズカバーを採用。さらにクアッドLED True Toneフラッシュとスローシンクロ、パノラマ(最大6300万画素)、ハイブリッド赤外線フィルター、Focus Pixelsを使ったオートフォーカス、スマートHDR、ポートレートモード、ポートレートライティング(自然光、スタジオ照明、輪郭強調照明)などに対応します。

その他の仕様では、MIMOに対応した2.4および5GHzデュアルバンド対応のIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 5.0、リーダーモード対応NFC、Assisted GPS+GLONASS+Galileo+QZSS(みちびき)、電子コンパス、3軸ジャイロセンサー、加速度センサー、近接センサー、環境光センサー、気圧センサー、iBeaconマイクロロケーションなどを搭載しています。プラットフォームは最新「iOS 12」がプリインストール。

各部品配置もiPhone Xと同じで、右側面に電源キーとnanoSIMカードスロット、左側面に音量上下キーとサイレントスイッチ、下側面に外部スピーカーとLightning端子となっており、3.5mmイヤホンマイク端子は非搭載。なお、過去のiPhoneシリーズおよび同時に発表されたiPhone XRのそれぞれのサイズおよび質量の比較は以下の通り。

機種画面サイズ大きさ質量
iPhone XR6.06インチ150.9×75.7×8.3mm194g
iPhone XS Max6.46インチ157.5×77.4×7.7mm208g
iPhone XS5.85インチ143.6×70.9×7.7mm177g
iPhone X5.85インチ143.6×70.9×7.7mm174g
iPhone 84.7インチ138.4×67.3×7.3mm148g
iPhone 8 Plus5.5インチ158.4×78.1×7.5mm202g


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側面のステンレス(iPhone XS Max)とアルミニウム(iPhone XR)の違い


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リアカメラの出っ張り具合のiPhone XRとiPhone 8の違い


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左からiPhone XSおよびiPhone XR、iPhone XS Maxのサイズ比較


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左からiPhone 8(4.7インチ)およびiPhone XR(6.1インチ)、HUAWEI P20 Pro(6.1インチ)のサイズ比較


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左からiPhone XSおよびiPhone XR、iPhone 8の背面。iPhone XSやiPhone 8のシルバーでは薄いグレーなので、iPhone XRのホワイトの白さがわかります


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白いスマホ比較で、左からarrows Be F-04KおよびiPhone XR、Galaxy S7 edge SC-02H

今回、筆者がiPhone XRを購入したのはなんといっても久しぶりの“白いiPhone”だから。背面が白いのはiPhone 5シリーズ以来で、白い製品好きなので飛びつきました。他のイエローやブルー、コーラルもこれまでのiPhoneらしくなく、それらも魅力だったのですが、やはりホワイトを選択してしまいました。

iPhone XRの魅力はこのカラーバリエーションに加え、iPhone XSに対しての価格面とといったところですが、現状ではまだiPhone 8だけでなく、iPhone 7やiPhone 6sも販売されているため、価格面で当分はメリットになるのかは疑問です。

とはいえ、AppleがiPhone Xのように早々に生産を打ち切らず、他のiPhoneシリーズのように長らく生産するようであれば、来年、再来年といった時期になって価格がさらに下がって下位モデルとして販売台数は増えそうではあります。

また筆者もそうですが、本体カラーが気に入って購入するという人はそれなりにいるでしょうし、性能はiPhone XSやiPhone XS Maxと同じ新たに開発された第6世代64bit対応「Apple A12 Bionic」を搭載しているため、解像度が低いiPhone XRではより高速に動作しそうです。その辺りは今後、ベンチマークをしたり、使ってみたりして検証してみたいところです。







記事執筆:memn0ck


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