最新フラッグシップスマホ「SHARP AQUOS R3」が登場!

シャープは8日、都内にて『スマートフォン「AQUOS」新製品発表会』を開催し、同社のフラッグシップスマートフォン(スマホ)「AQUOS R」シリーズの最新モデル「AQUOS R3」を発表しています。2019年夏モデルとして2019年5月下旬以降に順次発売される予定ですが、現時点で販売する販路が明らかにされていません。

ただし、従来通りならNTTドコモやau、SoftBankといった各携帯電話会社から販売されると見られます。なお、すでに紹介しているように認証情報などから少なくともNTTドコモ向け「AQUOS R3 SH-04L」やau向け「AQUOS R3 SHV44」、Softbank向け「AQUOS R3」として投入される見込みです。


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AQUOS R3は昨年11月に発表したコンパクトプレミアムスマホ「AQUOS R2 compact」と同様に画面の上部と下部のそれぞれ中央に切り欠き(ノッチ)を搭載したデュアルノッチ採用モデルで、ディスプレイはアスペクト比9:19.5の縦長な約6.2インチQHD+(1440×3120ドット)Pro IGZO液晶となっており、既存のIGZO液晶と同様に120Hz駆動で快適なレスポンスで操作できるほか、新たにより高輝度で10bit表示に対応しています。

10bit表示によって10億色上の色を表現できるため、従来ではトーンジャンプが発生していたような表示でも滑らかなグラデーションによるいいろ表現が可能となり、AQUOS史上最も明るいAQUOS R2と比較しても最大輝度が2倍となる高輝度となり、さらに「HDR10」や映像方式「ドルビービジョン」と立体音響技術「ドルビーアトモス」などに対応し、映像をよりリアルにドラマティックに視聴可能に。


外観は「AQUOS R compact」や「AQUOS R2」から続く「IGZOフリーフォームディスプレイ」によって実現した丸みのあるデザイン「EDGEST fit」を採用し、大画面ながら手に馴染むフォルムとなっています。背面はガラス素材を採用し、本体カラーはプレミアムブラックおよびプラチナホワイトの2色がベースカラーで、他に各販路向けに1色ずつある模様。

機種AQUOS R3AQUOS R2
画面6.2型QHD+
Pro IGZO液晶
6.0型QHD+
IGZO液晶
大きさ156×74×8.9mm156×74×9mm
重さ185g181g
SoCSnapdragon 855Snapdragon 845
RAM6GB4GB
内部ストレージ128GB64GB
外部ストレージmicroSDXCmicroSDXC
背面カメラ1220万画素(静止画用)+2010万画素(動画用)2260万画素(静止画用)+1630万画素(動画用)
前面カメラ1630万画素1630万画素
電池容量3200mAh3130mAh

サイズは約156×74×8.9mm、質量は約185g。防水(IPX5およびIPX8準拠)や防塵(IP6X準拠)に対応し、おサイフケータイ(FeliCa)やNFC Type A/B、ワンセグ、フルセグにも対応。スペックもAQUOS史上最高で、Qualcomm製チップセット(SoC)「Snapdragon 855」(オクタコアCPU「2.8GHz×2+2.4GHz×2+1.7GHz×4」)および6GB内蔵メモリー(RAM)、128GB内蔵ストレージ(UFS)、microSDXCカードスロット(最大512GB)に。

これにより、性能ではSnapdragon 845だったAQUOS R2と比べると、CPUで30%、GPUで20%の性能アップとなっており、同時に独自の放熱設計で使用時の表面温度がAQUOS R2と比べて平均5℃低くなっており、熱くなりにくいので動画視聴やゲームも長時間快適に楽しめるとのこと。電池パックは3200mAhバッテリーで、取外不可。急速充電「Power Delivery」やワイヤレス充電「Qi」(最大11W)に対応。充電などの接続端子はUSB Type-Cを採用。

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背面にはAQUOS R2と同じく静止画用と動画用という構成のデュアルカメラを搭載し、35mm換算で26mm相当の広角レンズ(78°・F1.7)+約1220万画素裏面照射積層型CMOSと動画撮影用の同18mm相当の超広角レンズ(125°・F2.4)+約2010万画素CMOS「ドラマティックワイドカメラ」で、AI(人工知能)の進化で構図の良いシーンや笑顔がそのまま撮影できる「AIライブシャッター」や動画を撮るだけでBGM・エフェクト付きのショートムービー(15秒)になる「AIライブストーリー」に対応。

また静止画用のセンサーはAQUOS R2から大型化し、レンズもF1.9からF1.7に明るくなったことでAQUOS R2と比べて最大2.4倍明るく撮影でき、動画用のセンサーも新たに開発された4つの画素を束ねて4倍の光を取り入れることで暗い場所でも明るくノイズの少ない鮮明な撮影が可能となっているとのこと。また画像エンジンもAIで被写体の動きを予測してブレを抑える「Propix2」を搭載。フロントカメラは広角レンズ(80°・25mm・F2.0)+約1630万画素CMOSで顔認証にも対応。






その他の仕様では2.4および5.xGHzデュアルバンドに対応したIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 5.0 LE(最大2Mbps)、位置情報取得(A-GPS・GLONASS・Galileo・BDS・QZSS)、nanoSIMカード(4FF)で、OSはAndroid 9.0(開発コード名:Pie)を採用し、他のシャープ製スマホと同様に発売後2年間は最大2回のOSバージョンアップを保証しています。AIによるアシスト機能であるエモパー(COCORO EMOPA)もVersion 10.0に対応しています。



記事執筆:memn0ck


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