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サムスン電子が新スマホ「Galaxy Note10」と「Galaxy Note10+」を発表! |
Samsung Electronics(以下、サムスン電子)は7日(現地時間)、アメリカ・ニューヨークにてグローバル製品発表会「Samsung Galaxy Unpacked 2019」を開催し、新しいスマートフォン(スマホ)「Galaxy Note10」および「Galaxy Note10+」を発表しています。
Galaxy Note10・Note10+はペン入力「Sペン」に対応した「Galaxy Note」シリーズにおいて昨年発売された前機種「Galaxy Note9」の後継機種となる最新モデルで、各種スペックが強化されているほか、新たに画面サイズが6.3インチのGalaxy Note10と6.8インチのGalaxy Note10+の2モデルとなりました。またそれぞれに5Gに対応したGalaxy Note10 5GとGalaxy Note10+ 5Gが存在します。
Sペンやカメラ機能、パソコンとの連携などが特に強化されており、リアカメラはGalaxy Note10がトリプル、Galaxy Note10+がクアッドとなっており、内蔵メモリー(RAM)と内蔵ストレージはGalaxy Note10のLTEモデルが8GB RAMおよび256GBストレージ、5Gモデルが12GB RAMおよび256GBストレージ、Galaxy Note10+は各モデルともに12GB RAMおよび256GBストレージと12GB RAMおよび512GBストレージが用意されています。
発売日は発表が行われたアメリカや韓国などの1次販売国・地域では2019年8月23日(金)で、グローバル市場で順次発売される予定。価格は発表会が開催されたアメリカではGalaxy Note10のLTEモデルが949.99ドル(約101,000円)、5Gモデルが1199.99ドル(約128,000円)、Galaxy Note10+のLTEモデルの256GBが1099.99ドル(約117,000円)、512GBが1199.99ドル(約128,000円)、5Gモデルの256GBが1299.99ドル(約138,000円)、512GBが1399.99ドル(約149,000円)で製品によってUnlockedやVerizon、T-Mobile、AT&T Wireless、Sprint、US Cellularで予約受付を実施しています。
現時点で日本での発売については明らかにされていませんが、昨年はGalaxy Note9を発売しましたし、すでに日本語ページ( https://www.galaxymobile.jp/galaxy-note10/ )もあることからどこかしらから発売される可能性は高いのではないかと期待され、過去の例から鑑みるとNTTドコモとauからというのが有力かと思われます。
Galaxy Note10およびGalaxy Note10+はペン入力に対応した同社の最上級なプレミアムスマホのGalaxy Noteシリーズにおける第9世代目の最新機種で、これまでのGalaxy Noteシリーズの製品コンセプトを継承しつつ、各種仕様を強化したモデルとなっており、シリーズとしてははじめて2つのサイズになりました。なお、Galaxy Note6の「6」を飛ばしたために製品名は「10」となっています。
日本でも今夏に発売された「Galaxy S10」シリーズと同様に画面はフロントカメラ部分の穴(パンチホール)が開けられたアスペクト比9:19の縦長な「Dynamic AMOLED Infinity-O Display」を採用し、左右が湾曲したエッジスクリーンによってほとんど画面だけのように見える全画面デザインとなっており、Galaxy Note10が約6.3インチFHD+(1440×2280ドット)有機EL(約401ppi)、Galalaxy Note10+が約6.8インチQuad HD+(1440×3040ドット)有機EL(約498ppi)ディスプレイに。HDR10+や色域98%、ダイナミックトーンマッピングなどに対応。
また防水・防塵(IP68準拠)やmicroSDXCカードスロット(最大1TB)、画面内指紋センサー(超音波式)や顔認証による生体認証、USB Type-C端子、Bluetoothに対応したリモコンにもなるSペンなどに対応し、新たにSペンの機能が強化されてジェスチャー操作に対応したほか、パソコンのように使える「Samsung DeX for PC」が強化されたり、Windowsとの連携が強化されたりしています。なお、サムスン電子ではMicrosoftとのパートナーシップを強化するとし、発表会にはCEOのSatya Nadellaがゲストで登場しました。
外観は背面パネルはGalaxy S10を継承した質感や色合いとなっており、Galaxy Noteシリーズとしてよりスクエアな印象のほぼベゼルレスなデザインとなっており、Galaxy S10シリーズではフロントカメラのパンチが右側でしたが、より小さく中央に配置したことによってさらにバランスの取れたシンメトリーデザインとなり、Galaxyシリーズ史上最も没入感のある製品に仕上がっているとのこと。
本体カラーは光から発想された色が用意され、Galaxy Note10はAura GlowおよびAura White、Aura Black、Aura Pink、Aura Redの5色展開、Galaxy Note10+はAura GlowおよびAura White、Aura Black、Aura Blueの4色展開となっており、それぞれ磨き上げられたガラス素材は光を捉えて未来的で高級感のあるオーラを放つ仕上がりになっています。ディスプレイを覆うガラスや背面パネルのガラスは耐久性の高い「Corning Gorilla Glass 6」を採用。
これまでのGalaxyシリーズでは基本的に本体側面の右側に電源キー、左側に音量上下キーやBixbyキーが配置されていましたが、Galaxy Note10およびGalaxy Note10+では右側にはキーがなくなり、左側に音量上下キーおよびサイドキーが配置され、電源キーが廃止され、音量下キーとサイドキーの同時押しで電源オフメニューが表示されるようになっているとのこと。ただし、販売国・地域で設定が異なる場合があるという。また3.5mmイヤホンマイク端子が廃止されました。
製品 | Galaxy Note10+ | Galaxy Note10 | Galaxy Note9 | Galaxy Note8 |
画面 | 6.8型QHD+ | 6.3型FHD+ | 6.4型QHD+ | 6.3型QHD+ |
大きさ | 162.3×77.2×7.9mm | 151.0×71.8×7.9mm | 161.9×76.4×8.8mm | 162.5×74.8×8.6mm |
重さ | 196g | 168g | 201g | 195g |
電池容量 | 4300mAh | 3500mAh | 4000mAh | 3500mAh |
バッテリーはGalaxy Note10が3500mAh、Galaxy Note10+が4300mAhで、有線では急速充電(QC2.0およびPD3.0、AFC準拠)に対応してGalaxy Note10では最大25W、Galaxy Note10+では最大45Wで30分の充電で1日持つくらいはチャージできるほか、ワイヤレス(WPC/QiおよびPMA準拠)でもFast Wireless Charging 2.0に対応し、Galaxy S10シリーズでも対応している他のワイヤレス充電対応製品を充電できる「ワイヤレスパワーシェア」にも対応しています。
カメラはクリエイターも満足するプロ仕様をめざしており、Galaxy Note10はリアカメラが約1200万画素デュアルピクセルCMOS(1画素1.4μm)/広角レンズ(F1.5⇔F2.4、画角77°)および約1200万画素CMOS(1画素1.0μm)/望遠レンズ(F2.1、画角45°)、約1600万画素CMOS(1画素1.0μm)/超広角レンズ(F2.2、画角123°)のトリプルレンズカメラとなっています。なお、広角レンズと望遠レンズのカメラは光学手ブレ補正(OIS)に対応。
Galaxy Note10+はリアカメラにGalaxy Note10と同じ3つのレンズ・カメラに加えて深度用カメラ(VGA)を追加したクアッドレンズカメラとなっています。フロントカメラは両機種ともに同じで、約1000万画素デュアルピクセルCMOS(1画素1.22μm)/広角レンズ(F2.2、画角80°)のシングルレンズカメラです。0.5〜2倍の光学ズーム相当やナイトモードなどに加え、さらにソフトウェアも改良されて写真や動画の撮影を次のレベルに引き上げるということです。
チップセット(SoC)は7nmプロセスで製造された64bit対応CPUを内蔵しており、サムスン電子製「Samsung Exynos 9 Series 9825」(2.7GHz×2+2.4GHz×2+1.9GHz×4のオクタコアCPU)もしくはQualcomm製「Snapdragon 855」(2.8GHz×2+2.4GHz×2+1.7GHz×4のオクタコアCPU)を内蔵し、新たにスリムに設計されたベイパーチャンバー冷却システムを搭載し、より進化したAI(人工知能)や強化されたNPUによって本体の過熱を抑え、動作の遅延を減らしてスムースなゲーム体験を提供します。
その他の仕様では、最大上下1.2Gbpsに対応した2.4および5.xGHzデュアルバンドやVHT80、MU-MIMO、1024QAMに対応したIEEE802.11a/b/g/n/ac/ax準拠の無線LAN(Wi-Fi)やBluetooth 5.0、NFC Type A/B、MST(磁気式決済)、位置情報取得(A-GPS・GLONASS・BeiDou・Galileo)、ANT+、加速度センサー、気圧センサー、ジャイロセンサー、地磁気センサー(電子コンパス)、近接センサー、磁気センサー、環境光(RGB)センサーなど。
ネットワークでは国や地域、携帯電話会社によって異なるものの、LTE DL Category 20によって7波のキャリアアグリゲーション(CA)や4x4 MIMO、LAAに対応し、下り最大2.0Gbpsおよび上り最大150Mbpsで利用可能。デュアルSIM対応モデルも用意され、4G・4GのDSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)にも対応。SIMカードはnanoSIMカード(4FF)サイズに。5GモデルはmmWaveによるNSA(Sub6)をサポート。OSはAndroid 9.0(開発コード名:Pie)を採用。
記事執筆:memn0ck
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