Sonyからより小型なフラッグシップスマホ「Xperia 5」が登場!

Sonyは5日(現地時間)、ドイツ・ベルリンにて2019年9月6日(金)〜9月11日(水)まで開催される世界最大級の家電見本市「IFA 2019」に合わせてプレスカンファレンス「Sony Press Conference and exclusive booth unveiling」を開催し、Sonyブランドの新しいフラッグシップスマートフォン(スマホ)「Xperia 5」(Sony Mobile Communications製)などを発表しています。

Xperia 5は今夏モデル「Xperia 1」の姉妹・兄弟モデルとなったところで、映画のスクリーンのアスペクト比21:9と同じ超縦長なシネマワイドディスプレイを採用し、新たに画面サイズがXperia 1の約6.5インチから約6.1インチに小型化されたほか、本体の大きさもXperia 1の72mmから68mmと小さくなっています。なお、解像度は4K(1644×3840ドット)からFHD+(1080×2520ドット)にスペックダウンされました。

価格は発表会を行ったドイツを含む欧州では799ユーロ(約94,000円)で10月上旬に発売予定。また具体的な販路は明らかにされていませんが、日本を含めた各国・地域で今秋以降に順次発売されることが案内されており、日本では恐らく従来通りにXperiaシリーズはNTTドコモやau、SoftBankから販売される可能性は高いと思われ、その場合は「2019-2020冬春モデル」として10月以降に発売されるのではないかと予想されます。


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発表会に登壇したソニー エレクトロニクス・プロダクツ&ソリューション事業担当 兼 ストレージメディア事業担当 専務として同社のエレクトロニクス・プロダクツ&ソリューション事業を率いる石塚 茂樹がXperia 5を掲げて紹介。同氏はソニーイメージングプロダクツ&ソリューションズ 代表取締役社長やデジタルイメージング本部長も兼ねる


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Xperia 5は「Xperia」シリーズの新しいフラッグシップスマホで、今夏に発売されたXperia 1と同様にHDR OLED(有機EL)パネルによる超縦長なシネマワイドディスプレイを採用し、画面サイズを小型化したことで本体サイズも小さくなり、より手に収まりやすく片手での操作もしやすいハイエンドモデルとなっています。

大きさは約158×68×8.2mm、質量は約164g、本体カラーはBlackおよびGrey、Blue、Redの4色展開。外観はXperia 1と同じテイストで、金属フレームと強化ガラス「Gorilla Glass 6」を採用し、従来通り、防水・防塵(IP68・IP65)もサポートしています。本体の右側に音量上下キーおよび指紋センサー、電源キー、カメラ/シャッターキー、左側にmicroSDXCカード/nanoSIMカード(4FF)のスロット、下側にUSB Type-C端子(USB 3.1)が配置。

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主な仕様はチップセット(SoC)はQualcomm製「Snapdragon 855」、内蔵メモリ−(RAM)は6GB、内蔵ストレージは128GB、バッテリー容量は3140mAh、無線LAN(Wi-Fi)はIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠(2.4および5.xGHz)、BluetoohはVersion 5.0、位置情報取得(A-GPS・GLONASS)など。またNFCもサポート。

【Xperia 5とXperia 1の主な仕様の違い(ともにグローバル版)】
機種Xperia 5Xperia 1
画面6.1型FHD+
HDR OLED
6.5型4K
HDR OLED
大きさ158×68×8.2mm167×72×8.2mm
重さ164g178g
本体色Black
Grey
Blue
Red
Black
White
Purple
Grey
OSAndroid 9 PieAndroid 9 Pie
SoCS855S855
RAM6GB6GB
内蔵ストレージ128GB128GB
外部ストレージmicroSDXCmicroSDXC
電池容量3140mAh3330mAh

またカメラもXperia 1とほぼ同じで、背面には約1220万画素CMOS(標準レンズ)+約1220万画素CMOS(望遠レンズ)+約1220万画素CMOS(超広角レンズ)のトリプルレンズカメラとなり、光学2倍相当のズームや最大5倍のデジタルズームに対応するほか、デュアルフォトダイオード搭載のイメージセンサーや画像処理エンジン「BIONZ X for mobile」によって画像圧縮前にノイズ低減処理することによって暗所撮影における画質が向上。によって暗い場所でも動く被写体がブレずに撮影できるとしています。

センサーとレンズは標準レンズのメインカメラが1画素1.4μm(センサーサイズ1/2.6インチ)の積層型イメージセンサー「Exmor RS for mobile」+(F1.6レンズ(35mm換算26mm・画角78°)、望遠レンズのカメラが1画素1.0μm(センサーサイズ1/3.4インチ)の積層型イメージセンサー+F2.4レンズ(35mm換算52mm・画角45°)、超広角レンズのカメラが1画素1.0μm(センサーサイズ1/3.4インチ)の積層型イメージセンサー+F2.4レンズ(35mm換算16mm・画角135°)。

標準レンズと望遠レンズのカメラは光学手ブレ補正(OIS)と電子手ぶれ補正(EIS)に対応。カメラはさらにRGBC-IRセンサーも搭載しており、高速オートフォーカース(AF)に対応するほか、瞳AFに対応。またCineAltaによる撮影専用アプリ「Cinema Pro」も搭載され、新たに画面の縦横比に合わせた21:9のシネマフォーマットの動画撮影にも対応し、静止画ではRAW撮影にも対応しています。なお、Xperia 1と比べるとメインカメラのイメージセンサーがメモリー積層型ではなくなり、スローモーション撮影も960fpsではなく120fpsまでとなっています。

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前面は約800万画素フロントカメラ(1/4インチ、1画素1.12μm、F2.0、画角84°)とのこと。センサー類は加速度・環境光・気圧・ジャイロ・地磁気(電子コンパス)・ゲーム回転ベクター・地磁気回転ベクター・ホール・近接・磁気・歩数検出・歩数カウンター・モーションを内蔵。Dolby Atmos、ステレオスピーカー、ハイレゾ音源、DSEE HX、PS4 Remote Play、Dynamic Vibration System、Game Enhancerなども引き続き対応。

OSはAndroid 9.0(開発コード名:Pie)を搭載。携帯電話ネットワークはLTE DL Category 19およびUL Category 13をサポートし、下り最大1.6Gbpsおよび上り最大150Mbpsに対応。SIMカードスロットはnanoSIMカード(4FF)サイズが1つのシングルSIMと2つのデュアルSIMのモデルを用意。なお、グローバル版の対応周波数帯は以下の通り。

J8210, J8270, J9210 GSM GPRS/EDGE (2G) Bands 850/900/1800/1900 / UMTS HSPA+ (3G) Bands 1, 2, 4, 5, 6, 8, 19 / LTE (4G) 1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 12, 13, 17, 19, 20, 25, 26, 28, 29, 32, 34, 38, 39, 40, 41, 46, 66
J8210: LTE(4G) Cat19/Cat13, J8270: LTE(4G) Cat19/Cat13, J9210: LTE(4G) Cat19/Cat13 with single SIM, Cat18/Cat13 with dual SIM


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※2019/09/06 01:55:02
記事初出でメモリー積層型としていましたが、正しくは積層型だったため、記述を修正しているほか、合わせて内容を一部追加しています。

記事執筆:memn0ck


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