ソフトバンク向けと見られるZTE製スマホ「A001ZT」が各種認証を通過!画像はBlade A7 2020 |
総務省が「技術基準適合証明等を受けた機器の検索」のデータベースを更新し、新たにZTEが「A001ZT」(認証番号:022-200028)の工事設計認証(いわゆる「技適」)を2020年4月30日付けでビューローベリタスジャパンによって取得しています。
A001ZTは未発表の製品で、すでに他のWi-Fi AllianceやBluetooth SIGといった認証も通過しており、Bluetooth SIGではZTE製スマートフォン(スマホ)「Blade A7 2020」や「Blade A7s」と同じ認証となっており、これらと同等か近い製品になると見られます。
なお、今年4月以降のソフトバンクの製品に付けられている型番規則に沿っており、携帯電話サービス「SoftBank」または「Y!mobile」向けに投入されると予想され、現在販売されている「Libero S10」またはシンプルスタイル「Libero 2」の後継あたりになりそうです。
A001ZTは認証情報からAndroid 10を搭載した4G(LTE方式/AXGP方式)および3G(W-CDMA方式)、2G(GSM方式)に対応したエントリースマホで、無線LAN(Wi-Fi)はIEEE802.11b/g/n準拠の2.4GHz帯のみに対応しています。またBluetooth 4.2とのこと。
工事設計認証における携帯電話ネットワークの対応周波数帯は4GのFDD-LTE方式におけるBand 1および3、8、28、TD-LTE方式(AXGP方式互換)におけるBand 41、4GのW-CDMA方式におけるBand 1および8で通過しています。
またWi-Fi Allianceによると、ハードウェア情報のWi-Fiモジュールが「MT6631」となっているため、MediaTek製チップセット(SoC)を搭載していると見られます。実際に海外で発表されているBlade A7 2020やBlade A7sはMediaTek製SoC「Helio P22」を搭載しています。
なお、Blade A7 2020とBlade A7sでは画面上部中央にU字型ノッチを採用した約6.1インチHD+(720×1560ドット)液晶や4000mAhバッテリー、約1600万画素CMOS+約800万画素CMOS+約200万画素CMOSのトリプルリアカメラなどを搭載しています。
Blade A7 2020はブルーとブラックの2色展開。画像はブルー
記事執筆:memn0ck
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