au向け新フラッグシップスマホ「Xperia 5 II SOG02」を写真で紹介!

既報通り、KDDIおよび沖縄セルラー電話が携帯電話サービス「au」向け「2020年秋冬モデル」として5G対応フラッグシップスマートフォン(スマホ)「Xperia 5 II SOG02」(ソニーモバイルコミュニケーションズ製)を2020年10月17日(土)に発売する。

すでにauショップや量販店などのau取扱店や公式Webストア「au Online Shop」などにて事前予約受付が実施されており、価格(金額はすべて税込)は109,425円。また「かえトクプログラム」を利用すると残価45,600円が免除され、実質負担額は2,775円/月×23回(総額63,825円)となる。

さらにXperia 5 II SOG02を2020年11月30日(月)までに購入してキャンペーンWebページ( https://www.sonymobile.co.jp/campaign/au_aupay_2020autumn/ )から応募した人全員にもれなく「au PAY」残高に3,000円(不課税)相当をキャッシュバック(チャージ)するのに加え、ゲーム「Call of Duty : Mobile」で利用可能なゲーム内通貨を10,000円(不課税)相当をプレゼントするキャンペーンをソニーマーケティングが実施する。

Xperia 5 IIは日本ではau以外にもSoftBankからも「Xperia 5 II」が同じく10月17日に発売され、恐らく今後、NTTドコモからも取り扱いが発表されるのではないかと思われる。そこで今回は9月25日にコンセプトショップ「GINZA 456 created by KDDI」にて行われた内覧会および新製品タッチ&トライイベントでXperia 5 II SOG02を試してきたので外観を中心に写真を交えて紹介していく。

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Xperia 5 II SOG01の前面。6.1インチシネマワイドディスプレイでスリムサイズで持ちやすい

Xperia 5 IIはSonyブランドの「Xperia」シリーズにおける新しいフラッグシップモデルで、今夏に発売された「Xperia 1 II」で実現した本格的なカメラ性能を昨年発売された「Xperia 5」と同じ超縦長な6.1インチFHD+(1080×2520ドット)有機EL「シネマワイドディスプレイ」を搭載して本体幅約68mmのハンドフィットサイズに凝縮し、さらに世界で初めて4K HDR 120fpsのスローモーション撮影を実現したハイエンドモデルとなる。

またディスプレイはXperia 5と比べて新たに120Hz駆動のリフレッシュレートや240Hzの残像低減技術に対応し、動きの速いゲームコンテンツもくっきり滑らかに映し出し、従来比最大4倍となる240Hzのタッチスキャンレートや従来比約35%向上したタッチレスポンス速度によって俊敏な操作が必要なゲームも指の動きを素早く正確に読み取り、快適にプレイできるようになっているという。

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画面にノッチやパンチホールといった切り欠きはない。5G通信を示すアンテナバーも見える

ディスプレイの上には1/4型の約800万画素フロントカメラ(F2.0、画角84°)を搭載し、本体の前面と背面は強化ガラス「Gorilla Glass 6」、側面やフレームはメタル素材を採用し、防水(IPX5・IPX8)や防塵(IP6X)に対応するほか、au版やSoftBank版はおサイフケータイ(FeliCa)にも対応している。なお、背面パネルもガラス素材だが、Xperia 1 IIとは異なってワイヤレス充電には対応していない。

FeliCaマーク(アンテナ)は背面のリアカメラモジュールの上側の右の本体中央に配置され、au版では背面の中央に「SONY」ロゴ、下部に「XPERIA」ロゴと型番「SOG02」が記載されている。サイズは約158×68×8.0mm(最厚部9.1mm)、質量は約163g、本体カラーはauおよびSoftBankともにブラック、グレー、ブルー、ピンクの4色展開となっている。

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Xperia 5 II SOG02の背面。デザイン的にはXperia 5とほぼ同じだが、リアカメラモジュールがより端に寄って洗練された印象を受ける

リアカメラはXperia 1 IIとほぼ同等ながら深度測定用のToFカメラが省かれ、メインの広角カメラと超広角カメラ、望遠カメラのトリプルカメラで、光学3倍相当や画角124°のワイド撮影に対応する。また広角カメラのレンズはXperia 1 IIに続いてドイツの光学機器メーカー「ZEISS(ツァイス)」製を採用し、T*コーティングによって反射を低減してクリアな撮影を実現している。

・1/1.7型の約1200万画素CMOS「Exmor RS for mobile」/広角レンズ(画角82°・焦点距離24mm相当・F1.7)、デュアルPDAF
・1/2.55型の約1200万画素CMOS「Exmor RS for mobile」/超広角レンズ(画角124°・焦点距離16mm相当・F2.2)、PDAF
・ 1/3.4型の約1200万画素CMOS/望遠レンズ(画角34°・焦点距離70mm相当・F2.4)、PDAF

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Xperia 5 II SOG02のリアカメラ部分。出っ張りはそれほどでもない。望遠はXperia 5の光学2倍相当から光学3倍相当に強化されたが、超広角の画角はXperia 5では135°から124°に狭くなっている

さらにXperia 1 IIと同様にレンズ交換式デジタル一眼カメラ「α」シリーズで培った技術によってAF/AE追従最高20コマ/秒の高速連写や60回/秒のAF/AE演算を行うコンティニュアスAFに対応したほか、人物だけでなく素早く動く動物にも対応して躍動感のある写真が撮影できる「リアルタイム瞳AF」にも対応する。

また広角カメラのセンサーもXperia 5では1/1.7型だったが、Xperia 5 IIではXperia 1 IIと同じ1/2.6型に大型化しており、Xperia 5と比べて約1.5倍の高感度撮影でき、AFエリアカバー率も約70%を実現している。加えて、BIONZ X for mobileによるノイズ低減処理にも対応する。

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本格的な撮影体験を可能にする「Photography Pro」ではマニュアル露出やシャッタースピード優先といった撮影モードダイヤル、シャッタースピード、ISO感度、ホワイトバランスなどを自在に変更し、意図した通りの写真表現を楽しめ、画質劣化を最小限に抑えて自由な加工を楽しめるRAWフォーマットでの記録にも対応している。

映画のような質感や色表現でクリエイティブな撮影体験を楽しめる「Cinematography Pro」も搭載。その他にも本体右側面にはカメラ/シャッターキーを搭載しており、素早くカメラの起動や撮影がしやすくなっており、使いやすさもXperia 5から継承している。

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主な仕様ははQualcomm製チップセット(SoC)「Snapdragon 865 5G mobile platform」および8GB内蔵メモリ−(RAM)、128GB内蔵ストレージ、4000mAhバッテリー、IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax準拠(2.4および5.xGHz)の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooh 5.1、NFC Type A/B、位置情報取得(GPSなど)、Android 10など。

また音響面では横持ちしたときに左右均等に配置されたフロントデュアルスピーカーでバランスの良い迫力のステレオサウンドを実現したほか、Xperia 5では非搭載だった3.5mmイヤホンマイク端子が復活して有線イヤホンなら左右の音の混ざりを従来比約10分の1まで低減しているという。DSEE Ultimateや360 Reality Audio、Dolby Atmosにも対応する。

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本体上部側面には3.5mmイヤホンマイク端子やマイクが見える。右側面には音量上下キーおよび指紋センサー、指紋センサーを内蔵した電源キー、カメラ/シャッターキーが配置。Xperia 5では電源キーと指紋センサーが別々に搭載されていたが、Xperia 5 IIではXperia 1 IIやXperia 10 IIと同様に一体型となった


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本体上側面にはUSB Type-C端子(USB 3.1)が見える。左側面にはmicroSDXCカード/nanoSIMカード(4FF)のスロットが配置

ゲームにおいてもゲームモードが拡張され、モードを切り替えることで新たにディスプレイのタッチパフォーマンスが向上したほか、誤操作を防止してゲームに集中するために通知やナビゲーションバーなどの機能を無効化するコンペティションセットが追加されている。PS4リモートプレイにも対応。

センサー類は加速度・環境光・気圧・ジャイロ・地磁気(電子コンパス)・ゲーム回転ベクター・地磁気回転ベクター・ホール・近接・磁気・歩数検出・歩数カウンター・モーションを内蔵。急速充電「USB PD」に対応。なお、Xperia 5で対応していた地上デジタルテレビ(ワンセグ・フルセグ)には対応していない。

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携帯電話ネットワークは5G(NR方式)におけるSAおよびNSAをサポートし、Sub6(6GHz未満の低周波数帯)のみに対応し、SIMカードスロットはnanoSIMカード(4FF)サイズが1つのシングルSIMで、auでは下り最大3.4Gbpsおよび上り最大183Mbpsで利用可能となっている。

Xperia 5 IIはXperia 5と比べて5G対応やカメラ機能の強化、RAMや内蔵ストレージの増量などと基本機能は確実にアップしており、特にバッテリー容量が3000mAhから4000mAhに増量したことで電池持ちも良くなっているのは嬉しいところだろう。

実際に長期間に渡って使っていないのでどの程度の違いがあるか不明だが、少なくともauの電池もち時間では4Gなら105時間から120時間に伸びており、15%ほど持つといったところだろうか。Xperia 1 IIが少し手に余るという人は是非、Xperia 5 IIを検討してみて欲しい。

機種名Xperia 5 II SOG02
サイズ[高さ×幅×厚さ/㎜]約158×68×8.0mm(最厚部9.1mm)
質量[g](電池含む)約163g
OSAndroid 10
ディスプレイ[サイズ、解像度(横×縦)、方式]約6.1インチ有機EL
Full HD+(1080×2520ドット)
シネマワイドディスプレイ
約1677万色
HDR表示
SoCSnapdragon 865 5G mobile platform
CPUオクタコアCPU
(2.8GHz×1+2.4GHz×3+1.8GHz×4)
内蔵メモリー(RAM)8GB
内蔵ストレージ128GB
外部ストレージ(最大対応容量)microSDXC(1TB)
リアカメラ[有効画素数/F値]トリプルカメラ[約1200万画素CMOS(F2.2、広角レンズ)+約1200万画素CMOS(F1.7、超広角レンズ)+約1200万画素CMOS(F2.4、望遠レンズ)]
フロントカメラ[有効画素数/F値]シングルカメラ[約800万画素CMOS(F2.0、広角レンズ)]
バッテリー容量4000mAh(内蔵電池)
連続待受時間(日本国内使用時)約530時間
連続通話時間(音声通話時/日本国内使用時)約1870分
電池持ち時間[5G/4G(LTE・WiMAX 2+)]約115時間/約120時間
充電時間TypeC 共通 ACアダプタ 01:約180分
TypeC 共通 ACアダプタ 02:約130分
共通 DCアダプタ 03:約520分
接続端子USB Type-C
ワイヤレス充電(Qi)
5G通信速度(受信時/送信時の最大速度)3.4Gbps/183Mbps
Wi-FiIEEE802.11a/b/g/n/ac/ax
BluetoothVersion 5.1
赤外線
テザリング同時接続数[Wi-Fi/Bluetooth/USB]10台/4台/1台
防水・防塵○(IPX5、IPX8)/○(IP6X)
ワンセグ/フルセグー/ー
FMラジオ
おサイフケータイ(FeliCa)/NFC○/○
生体認証○(指紋)
ハイレゾ
SIMカードau Nano IC Card 04
本体カラーブラック、グレー、ブルー、ピンク
メーカーソニーモバイルコミュニケーションズ






記事執筆:S-MAX編集部
写真撮影:秋吉 健


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