楽天モバイルスマホ「Rakuten Mini」の交換対応期限が12月末まで延長!

楽天モバイルは12日、同社が移動体通信事業者(MNO)として自社回線(以下、楽天回線)を構築して提供している携帯電話サービス「楽天モバイル」( https://network.mobile.rakuten.co.jp/ )に対応したオリジナルスマートフォン(スマホ)「Rakuten Mini(型番:C330)」において対応周波数帯を変更したことに伴って一部製品にて日本で利用するために必要な認証(いわゆる「技適マーク」)が正しく表示できていなかった問題における交換対応の期限を延長したとお知らせしています。

同社では交換対応期限は当初、2020年9月末としていましたが、2020年12月31日(木)20時に延長されています。交換対応は最初に販売されていた製造番号(IMEI)が「351676110356708」以前の製品および最後に販売しているIMEIが「351676110682491」以降の製品が対象です。

これらの製品を購入した人は別のRakuten Miniへの交換を希望する場合、交換対応期限までに楽天モバイルのコミュニケーションセンターまで申し出ることで交換してもらえるとのこと。正しい認証番号は351676110356708以前なら「201-190492」、351676110682491以降なら「201-200399」で、認証番号はRakuten Miniの「設定」→「端末情報」→「規制ラベル」から確認可能です。

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Rakuten Miniの対応周波数帯については当初、4G(FDD-LTE方式)のBand 1(2GHz帯)に対応していることが案内されていましたが、購入した利用者からBand 1に対応していないことが報告され、その後、楽天モバイルにて内容を確認して以下のような3つの仕様が存在することが明らかにされました。

製造番号対応周波数帯
351676110680488以降FDD-LTE: Band 4、5
TD-LTE: Band 38
W-CDMA: Band IV、V
351676110356716〜35167611068048FDD-LTE: Band 1、5
TD-LTE: Band 38
W-CDMA: Band I、V
351676110356708以前FDD-LTE:Band 1
W-CDMA: Band I
共通FDD-LTE: Band 3、18、19、26、28
TD-LTE: Band 41
W-CDMA: Band VI、XIX

これに伴って対応周波数帯と、それに合致した技適マークの表示が誤っていた問題が発生し、楽天モバイルでは技適マークの表示についてはソフトウェア更新で対応したものの、対応周波数帯を誤って案内していたため、交換対応を行っています。またこの問題に対しては総務省にて電波法令の遵守および利用者利益の保護の徹底に関して文書によって指導が行われています。

交換対応の理由は351676110356708以前の製品については海外におけるサービスの改善を目的として設計に対応周波数帯を追加して認証取得した際に周波数帯が追加されていない製品にも新しく取得した認証の番号を表示しており、正しい表記ができていませんでした。なお、351676110356708以前および351676110356716〜35167611068048の製品はすでに販売終了しています。

一方、351676110682491以降の製品は海外におけるサービスの改善を目的として海外における周波数帯のカバー率等を勘案して設計に対応周波数帯を追加した際に対応可能な周波数帯の数には限りがあることから一部の周波数などの削除を行いましたが、周波数帯の削除に関して認証の取得および正しい認証番号の表記ができていませんでした。



記事執筆:memn0ck


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