新スマホ「iPhone 12 mini」や「iPhone 12」、「iPhone 12 Pro」、「iPhone 12 Pro Max」が登場!

Appleは13日(現地時間)、オンラインにて発表会「Apple Events - October 2020」を開催し、新たに5Gに対応したスマートフォン(スマホ)「iPhone 12 mini」および「iPhone 12」、「iPhone 12 Pro」、「iPhone 12 Pro Max」、スマートスピーカー「HomePod mini」を発表しています。

日本を含む1次販売国・地域における発売日はiPhone 12およびiPhone 12 Proが2020年10月23日(金)、iPhone 12 miniおよびiPhone 12 Pro Maxが2020年11月13日(金)で、発売に先立って同社の公式Webストア(公式Webサイト「Apple.com」および公式アプリ「Apple Store」)などにてiPhone 12およびiPhone 12 Proは10月16日(金)21時より、iPhone 12 miniおよびiPhone 12 Pro Maxは11月6日(金)22時より予約販売が開始されます。

公式Webストアでの価格はiPhone 12 miniの64GBが税別74,800円(税込82,280円)、128GBが税別79,800円(税込87,780円)、256GBが税別90,800円(税込99,880円)、iPhone 12の64GBが税別85,800円(税込94,380円)、128GBが税別90,800円(税込99,880円)、256GBが税別101,800円(税込111,980円)。

またiPhone 12 Proの128GBが税別106,800円(税込117,480円)、256GBが税別117,800円(税込129,580円)、512GBが税別139,800円(税込153,780円)、iPhone 12 Pro Maxの128GBが税別117,800円(税込129,580円)、256GBが税別128,800円(税込141,680円)、512GBが税別150,800円(税込165,880円)となっています。

また有償保証サービス「AppleCare+ for iPhone」はiPhone 12 miniおよびiPhone 12における通常プランが税別16,800円(税込18,480円)、盗難・紛失プランが税別18,800円(税込20,680円)、iPhone 12 ProおよびiPhone 12 Pro Maxにおける通常プランが税別22,800円(税込25,080円)、盗難・紛失プランが税別24,800円(税込27,280円)とのこと。

またこれまで通りにAppleの公式Webストアで販売される製品はSIMフリー版となり、それ以外にNTTドコモおよびau(KDDI・沖縄セルラー電話)、SoftBank(ソフトバンク)からも販売される予定で別途、各社から取り扱いや発売日、価格などについて案内される見込み。なお、楽天モバイルからは現時点では販売される予定はありません。

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iPhone 12 ProおよびiPhone 12 Pro Max

iPhone 12シリーズはAppleの新しいスマホで、昨年発売された「iPhone 11」シリーズの後継機種です。iPhone 11シリーズではベースモデルで6.1インチサイズのiPhone 11を中心に、5.8インチサイズのiPhone 11 Pro、6.5インチサイズのiPhone Pro Maxの3モデルでしたが、iPhone 12シリーズは4モデルとなりました。

ベースモデルのiPhone 12およびその上位モデルのiPhone 12 Proがともに6.1インチサイズ、小型モデルのiPhone 12 miniが5.4インチサイズ、上位の大型モデルのiPhone 12 Pro Maxが6.7インチサイズとなり、すべてのモデルが5Gに対応しています。なお、5Gは米国向けのみミリ波(mmWave)に対応し、それ以外の国・地域ではSub6のみとなっているとのこと。

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iPhone 12 miniは既存のiPhone SE(第2世代)などの4.7インチサイズのiPhoneよりも小型化


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iPhone 12はiPhone 11と同じ6.1インチサイズだが、iPhone 12 Proは5.8インチサイズだったiPhone 11 Proから大画面化した


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iPhone 12 Pro Maxも6.5インチだったiPhone 11 Pro Maxから6.7インチと大画面化


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iPhone 12シリーズは全モデルが5Gに対応。側面フレームに効率的に配置したアンテナデザインを採用し、1台で最も多くの周波数帯をカバーしており、スマートデータモードによって動的に5GとLTEを切り替えるようになっているとのこと

日本でもNTTドコモおよびau、SoftBankがiPhone 12シリーズの5Gをサポートすると案内されました。基本機能はiPhone 12 miniとiPhone 12の通常モデル、iPhone 12 ProとiPhone 12 Pro Maxの上位モデルがほぼ同等となっており、主な違いは通常モデルはリアカメラが広角と超広角のデュアル構成、上位モデルは広角と超広角、望遠のトリプル構成に加えてLiDARセンサーを搭載しています。

また外装や本体カラーも異なっており、通常モデルはCeramic Shieldが施されたガラス素材の前面とガラスの背面パネル、アルミニウムのフレームでブラック、ホワイト、(PRODUCT)RED、グリーン、ブルーの5色展開、上位モデルはCeramic Shieldが施されたガラス素材前面とテクスチャードマットガラスの背面パネル、ステンレススチールのフレームでシルバー、グラファイト、ゴールド、パシフィックブルーの4色展開となっています。これにより、Ceramic Shield Glassのために従来比で4倍の落下堅牢性を実現しているとのこと。

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iPhone 12 mini(左)とiPhone 12(右)のカラーバリエーション


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iPhone 12 Pro(左)およびiPhone 12 Pro Max(右)のカラーバリエーション


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iPhone 12 miniおよびiPhone 12のデザイン


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iPhone 12 ProおよびiPhone 12 Pro Maxのデザイン

デザインは前面はiPhone Xから続くオールスクリーンデザインで、引き続いて画面上部中央には幅の広いノッチ(切り欠き)を配置している一方、側面はiPhone 6シリーズから続く角を落とした丸みのあるフレームからiPhone 4から初代iPhone SEまで採用していたような角のあるスクエアなフレームとなり、よりフラットな印象を受けます。

画面は各モデルともにSuper Retina XDRディスプレイで、HDR10+やDolby Vision、True Tone、広色域(P3)、触覚タッチ、コントラスト比200万:1、耐指紋性撥油コーティングに対応し、明るさは通常モデルが最大輝度625nit(標準)および最大輝度1200nit(HDR)、上位モデルが最大輝度800ニト(標準)および最大輝度1200ニト(HDR)となっています。ノッチ部分には約1200万画素CMOS/広角レンズ(F2.2)のTrueDepthカメラを搭載し、顔認証「Face ID」に対応。

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iPhone 12 miniおよびiPhone 12のインフォグラフィックス


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iPhone 12 ProおよびiPhone 12 Pro Maxのインフォグラフィックス


製品iPhone 12 miniiPhone 12iPhone 12 ProiPhone 12 Pro Max
画面5.4型有機EL
1080×2340ドット
476ppi
6.1型有機EL
1170×2532ドット
460ppi
6.1型有機EL
1170×2532ドット
460ppi
6.7型有機EL
1284×2778ドット
458ppi
大きさ131.5×64.2×7.4mm146.7×71.5×7.4mm146.7×71.5×7.4mm160.8×78.1×7.4mm
重さ133g162g187g226g
SoCApple A14 Bionic
ストレージ64GB
128GB
256GB
128GB
256GB
512GB
外装Ceramic Shield
ガラス
アルミニウム
Ceramic Shield
テクスチャードマットガラス
ステンレススチール
本体色ブラック
ホワイト
(PRODUCT)RED
グリーン
ブルー
シルバー
グラファイト
ゴールド
パシフィックブルー
防水・防塵IP68IP68IP68IP68
FeliCa
MagSafe(最大15W)
ワイヤレス充電(最大7.5W)
ビデオ再生最大15時間最大17時間最大17時間最大20時間
ビデオ再生(ストリーミング)最大10時間最大11時間最大11時間最大12時間
オーディオ再生最大50時間最大65時間最大65時間最大80時間

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Apple A14 Bionicのゲーム性能はコンソール(汎用ゲーム機)並みとなり、ゲームアプリ「League of Legends Wild Rift」では最もカオスなチームプレイでも秀逸なグラフィックスを描画可能

チップセット(SoC)は新開発の「Apple A14 Bionic」を搭載し、5nmプロセスで製造され、118億のトランジスターを内蔵し、他のスマホよりも50%高速な6コアCPUと4コアGPU、80%高速化した16コアNE(Neural Engine)、70%高速化した第2世代のMLアクセラレーターを搭載しています。

リアカメラは上述通り、通常モデルはデュアル構成、上位モデルはトリプル構成+LiDARセンサーとなっており、仕様は以下の通り。これにより、各モデルともに光学0.5倍ズーム相当のウルトラワイド撮影や進化したボケ効果と深度コントロールが使えるポートレートモード、6つのエフェクトを備えたポートレートライティング、サファイアクリスタル製レンズカバー、Deep Fusionなどに対応し、iPhone 12 Proは光学2倍ズーム相当、iPhone 12 Pro Maxは光学2.5倍ズーム相当に対応します。

○iPhone 12 miniおよびiPhone 12
・約1200万画素CMOS/広角レンズ(F1.6、焦点距離26mm相当、7P、OIS、100%フォーカスピクセル)
・約1200万画素CMOS/超広角レンズ(F2.4、焦点距離13mm相当、5P、画角120°)

○iPhone 12 Pro
・約1200万画素CMOS/広角レンズ(F1.6、焦点距離26mm相当、7P、OIS、100%フォーカスピクセル)
・約1200万画素CMOS/超広角レンズ(F2.4、焦点距離13mm相当、5P、画角120°)
・約1200万画素CMOS/望遠レンズ(F2.0、焦点距離52mm相当、6P、OIS、フォーカスピクセル)

○iPhone 12 Pro Max
・約1200万画素CMOS/広角レンズ(F1.6、焦点距離26mm相当、7P、OIS、100%フォーカスピクセル)
・約1200万画素CMOS/超広角レンズ(F2.4、焦点距離13mm相当、5P、画角120°)
・約1200万画素CMOS/望遠レンズ(F2.0、焦点距離65mm相当、6P、OIS、フォーカスピクセル)

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iPhone 12 Proのリアカメラ


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iPhone 12 Pro Maxのリアカメラ


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iPhone 12 ProとiPhone 12 Pro MaxはLiDARセンサーを搭載し、暗所ではAFの補助に活用するほか、AF速度6倍向上しているという

iPhone 12 miniやiPhone 12、iPhone 12 Proのメインとなる広角カメラは暗所性能27%向上して新たにナイトモードタイムラプスが追加され、iPhone 12 Pro Maxはセンサーサイズが47%拡大した1画素1.7μmとなって暗所性能87%向上し、ナイトモードはより明るく綺麗に撮影でき、さらにiPhone 12 Pro Maxの光学手ブレ補正(OIS)は新開発のセンサーシフト式を採用して5倍の手ブレ補正を実現し、2秒構えていられるとのこと。さらにDolby Visionを4K・60fpsで記録できる初めてのスマホだとし、新機能「Apple ProRAW」を2020年に搭載予定だとしています。

通信面では2x2 MIMOやWi-Fi 6に対応したIEEE802.11a/b/g/n/ac/ax準拠(2.4および5.xGHz)の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 5.0、空間認識のための超広帯域チップ(UWB)、リーダーモード対応NFC、位置情報(GPS、GLONASS、Galileo、QZSS、BeiDou)、iBeaconマイクロロケーション、5Gおよび4x4 MIMOとLAAに対応したギガビットLTE、VoLTEの携帯電話ネットワークなど。5Gの最大通信速度は販売される国・地域によって異なるものの、Sub6で最大3.5Gpbs、ミリ波で最大4.0Gbpsをサポートするとのこと。

センサーは電子コンパスおよび磁力計、Face ID、気圧計、3軸ジャイロ、加速度センサー、近接センサー、環境光センサー、アクセサリー識別NFCを内蔵。SIMカードはnanoSIMカード(4FF)とeSIMを搭載し、デュアルSIMに対応。なお、日本で販売されるiPhone 12 miniは「A2398」、iPhone 12は「A2402」、iPhone 12 Proは「A2406」、iPhone 12 Pro Maxは「A2410」で対応周波数帯は同じで以下の通り。

5G NR(バンドn1、n2、n3、n5、n7、n8、n12、n20、n25、n28、n38、n40、n41、n66、n71、n77、n78、n79)
FDD-LTE(バンド1、2、3、4、5、7、8、12、13、14、17、18、19、20、21、25、26、28、29、30、32、66、71)
TD-LTE(バンド34、38、39、40、41、42、46、48)
UMTS/HSPA+/DC-HSDPA(850、900、1,700/2,100、1,900、2,100MHz)
GSM/EDGE(850、900、1,800、1,900MHz)

各製品ともに最新のiOS 14がプリインストールされ、付属品は環境に配慮してイヤホンや電源アダプターが同梱されなくなり、USB-C - Lightningケーブルとマニュアルなどの各類のみとなっていて、パッケージはかなり高さが低くなっています。その他、2030年までに気候変動影響をゼロにし、今回初めてレアアースや磁石を100%リサイクルを行うということです。

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iPhone 12シリーズの薄型化したパッケージ(箱)
















記事執筆:memn0ck


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