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ソフトバンク向けと見られる5Gスマホ「A003ZT」が技適取得!写真は前機種「ZTE Axon 10 Pro 5G」 |
総務省が「技術基準適合証明等を受けた機器の検索」のデータベースを更新し、新たにZTEが「A003ZT」の工事設計認証(いわゆる「技適」)を2020年12月28日および11月5日付け(認証番号:020-200178)と10月30日付け(認証番号:020-200177)でタコヤキによって取得しています。
A003ZTは未発表の製品で型番ルールからするとソフトバンク(携帯電話サービス「SoftBank」や「Y!mobile」など)向けと見られ、さらにZTEが公開している「Open Source Notice」ではすでにA003ZTが登録されており、Android 11を搭載したスマートフォン(スマホ)であることが示されています。
なお、すでにモバイルルーター「Pocket WiFi 5G A004ZT」が発表されていたため、恐らく欠番にはならないであろうことからA003ZTも存在していると見られていましたが、今回、総務省による認証情報の公開によって存在が確定しました。
A003ZTは未発表の製品なので詳細は不明ですが、ソフトバンク向けとしては昨年3月に発売された「ZTE Axon 10 Pro 5G(型番:902ZT)」に続く5G対応スマホとなりそうです。OSにはAndroid 11を搭載することがZTEによって示されています。
総務省が公開している認証情報では携帯電話ネットワークの5G NR方式で700MHz帯(n28)および1.8GHz帯(n3)、3.7GHz帯(n77)、4GでFDD-LTE方式の700MHz帯(Band 28)および900MHz帯(Band 8)、1.8GHz帯(Band 3)、2.1GHz帯(Band 1)、TDD-LTE方式の2.5GHz帯(Band 41)および3.4GHz帯(Band 42)、3G W-CDMA方式の900MHz帯(Band VIII)および2.1GHz帯(Band I)で取得しています。
また無線LAN(Wi-Fi)の2.4帯および5GHz帯、Bluetoothでも取得しています。ZTEではオープンソース部分のソースコードも公開されているため、それを見ればさらに詳細な情報も判明するかもしれません。
なお、ソフトバンクではSoftBankに続いて2月18日からY!mobileでも5Gを提供しており、さらに新ブランド「LINEMO」でも5Gが提供されるため、いずれかまたは複数のブランドにてA003ZTが発売される可能性があります。
記事執筆:memn0ck
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