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楽天モバイルが販売する「Galaxy S10 SM-G973C」で技適番号が誤表示に!ソフトウェア更新で改善予定 |
楽天モバイルは26日、同社が移動体通信事業者(MNO)として自社回線(以下、楽天回線)を構築して提供している携帯電話サービス「RakutenUN-LIMIT VI」(
同社ではメーカーと協力してこの事象の周知を進めるとともに該当する製品に対してソフトウェア更新を2021年9月2日(木)10時より順次提供予定で、更新することで正しい認証番号の表示が行えるようになります。なお、認証番号の表示変更は無線LAN(Wi-Fi)の機能を追加したことに伴うものだとしています。
その他、今回の事象は法令における認証番号の表示に関する問題であり、製品自体は法令の技術基準に適合した認証も取得しており、機能・性能・安全性などに問題はないものの、製品を適切な状態で利用するためには予定しているソフトウェア更新の適用をお願いするとしています。
Galaxy S10 SM-G973Cは一昨年のフラッグシップスマホ「Galaxy S10」の楽天モバイル版で、楽天モバイルでは2019年12月より販売しており、発売時にはAndroid 9(開発コード名:Pie)がプリインストールされていましたが、その後、2020年6月よりAndroid 10へのOSバージョンアップが提供されています。
日本市場向けのGalaxy S10ではAndroid 10へのOSバージョンアップとともにWi-Fiの新規格であるWi-Fi 6(IEEE802.11ax)に対応しており、問題の事象はその際に新しい認証番号に表示を変更する必要があったものの、Galaxy S10 SM-G973Cでは古い認証番号がそのまま表示されているとのこと。
対象製品はGalaxy S10 SM-G973Cのすべての個体におけるビルド番号「QP1A.190711.020.G973CONS1BTJ1」もしくは「QP1A.190711.020.G973CONU1BTF4」、「QP1A.190711.020.G973CONU1BTH3」を適用している場合となっています。そのため、Android 9 Pieのままのビルド番号「PPR1.18610.011.G973CONU1ASJE」の場合には認証番号の表示に誤りはありません。
また9月2日に配信開始される正しい認証番号が表示されるソフトウェア更新を適用した場合のビルド番号は「RP1A.200720.012.G973CONU1CUB1」で、正しい認証番号は電波法に基づく工事設計認証(R)が「005-102278」、電気通信事業法に基づく技術基準適合認定(T)が「ADF19-0152005」となっています。更新は認証番号に問題があるものの、同社ではWi-Fiの使用を推奨しており、携帯電話ネットワークを利用した場合には通信料がかかる場合があるとしてます。
なお、各ビルド番号からの正しい認証番号が表示できるビルド番号までのソフトウェア回数はPR1.18610.011.G973CONU1ASJEからが3回、QP1A.190711.020.G973CONU1BTF4およびQP1A.190711.020.G973CONU1BTH3からが2回、QP1A.190711.020.G973CONS1BTJ1からが1回となります。
ソフトウェア更新のやり方は『Galaxy S10の認証番号適正化のためのソフトウェアアップデート方法 | Galaxy S10 | スマートフォン | 楽天モバイル』をご参照ください。その他、対象のGalaxy S10 SM-G973Cを持っていて本件に関して不明点がある場合には「Galaxyカスタマーサポートセンター」または「楽天モバイルコミュニケーションセンター」まで問い合せるよう案内しています。
Galaxyカスタマーサポートセンター
電話番号:0120-363-905
営業時間:9:00~20:00(年中無休)
楽天モバイルコミュニケーションセンター
電話番号:050-5434-4653
営業時間:9:00~20:00(年中無休)
記事執筆:memn0ck
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